ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/01/21 (金) しらうめ咲く

朝、走ろうか迷い、結局、自転車で図書館へ行くだけでジョグは休養日とする。

ばくぜんと隔日ジョグのペースは守ろうと思っている。

現状2022年は21日中11日走っているのでよしとしよう。

走っていると言ってもゆるいペースで30分くらいだから、10年前に比べて距離も半減している。

大阪マラソンのリサーチで自分より年上のランナーに聞いたが、その人は月間200キロ走っている。

隔日ペースで休養を入れるなら1時間は走りたいな。

 

図書館で高山なおみさんの本を何冊か借りる。

マイブームになっている六甲暮らしを読みたくて。

帰りに夙川ぞいの梅林を通る。

雪がちらほら舞っている中で白梅が数輪咲いていた。

春は遠くない。

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白梅一輪 一週間もすれば賑やかな枝になるだろう。

昼ごはん、きょうはパンとスープ。

ヒロが寝こんでいて野菜不足だったので菜の花のサラダとトマトジュースを飲む。

グリーンコープで買った白神プレーンというパンがおいしい。

冷凍パンを解凍して食べるというもの。

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白神酵母を使ったパン、焼き色がおいしそう。

ヒロが録画しておいた番組を3本観る。

「日本百名山 くじゅう連山」「日本百低山 六甲・再度山」同じく百低山の「丹沢・鍋割山」

百低山で吉田類のパートナーは武田梨奈と一双麻希だった。

武田梨奈は「ワカコ酒」の子で酒つながり、一双麻希は登山系You-Tubeをやってて登山繋がり。

六甲の茶屋で食べる湯豆腐とワンカップが美味しそう。

鍋割山の山荘で食べる鍋焼きうどんもいい。

 

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夕食はハヤシライス、菜の花サラダの付け合わせ

夜にiMacで番組を2本観る。

You-Tubeの「おやじキャンプ飯」和歌山編の#4と「高山なおみの神戸だより 冬編」

大阪マラソン特番ワンマンクルーロケのアシストが急きょ明日になる。

2022/01/20 (木) 角打ち巡礼 〜大阪・天神橋編〜

大寒、ことしは暦通りに寒い!

朝イチからナレーション録りの代打をこなす。

昼までにオンエアディスクの搬入までを済ませる。

正午からデスクで眼鏡堂氏、S澤氏とWEBメディアの記事に関するオンライン会議。

終了後、次の会議までの合間にIMPビルのヴェローチェでナポリタン&珈琲。

スタート時間に少し遅れてもうひとつの会議にオンライン参加。

その後もデスクでWEBサイトへのアップロード作業など。

いっぱしに仕事してるやん。

カラータイマーが点滅し始めたので強制終了、帰り支度をして消える。

 

きょうは「神戸角打ち巡礼」トレース…ではなく、大阪天神橋編の角打ち巡り。

酒友A部氏と今日は会社お休みの酒豪Nさんと天満駅改札前で合流する。

4時半、もしや空いてるかも?と「寅屋」を覗いて見るが…立ち飲み客で埋まっていた。

初志貫徹、事前にA部氏に送っておいた天神橋界隈の角打ち3軒に行きましょう。

3軒なのでペース配分が大事。

混んでるアーケードを避け寒風の中、天神橋筋を北上する。

 

一軒目 北浦酒店

『北浦酒店』天満-名物「ビフカツ」は必食!居心地の良さ抜群の角打ち- |

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北浦酒店 ビール箱の積まれた雑然が渋いぜ

天六の住宅街にある北浦酒店。

入ると常連感満載のお客さんたちが静かに飲んでいる。

大型液晶画面のテレビは大相撲中継を流している。

立ち飲みのつもりだったがテレビの真ん前の4人掛けテーブルが空いていた。

初めてだがWEBページで予習しているので自分で冷蔵庫からサッポロ赤星を出す。

店の人がすぐに無言で栓抜きとグラスを出してくれる。

この感じいいですね。

料理を注文する。

おでんの盛り合わせ、シーチキンエッグ、そしてお目当てのビフカツ。

ビールで喉を潤したら日本酒に切り替える。

冷蔵庫に奈良の春鹿があったので、3人ともグラスでもらう。

そして、これを食べるためにここに来た『ビフカツ』登場。

デミソースのかかったカツがなんと2枚、たっぷりのキャベツ。

少しレア気味の赤身(少しだけサシ)。

やわらかい、そして旨い。

一言、絶品です。

三人とも大満足であっという間に胃袋に消えました。

目の前で流れている大相撲、注目の御嶽海と阿武咲。

時間前に「どっちが勝つ?負けたらここの支払い全部」とA部氏に持ちかけた。

A部氏はミタケ、僕とNさんはオウノショウ。

待ったなし。

立ち合い、数秒でミタケが前のめりに倒れた。

はたき込みでオウノショウの勝ち。

A部さん、ご馳走様です!

3人で4900円でした。(一人1600円見当)

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シーチキンエッグ、キャンプ飯で食べたいおつまみ。

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これが食べたかった!ビフカツ デミソースと辛子がつく。

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値段が謎。1500円〜1800円と言われている。



二軒目 上谷酒店

上谷商店 天神橋筋商店街のホッコリ角打ち @扇町 | 六甲道ブログ

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ここは一人で2回ほど、セルジオと1回来たことがある。

ビフカツと春鹿で心もからだもほっこりした3人は来た道を戻り天神橋商店街へ。

南下して天満駅を過ぎ、扇町近くにある「酒の上谷商店」へ行く。

混んでるかも?と心配したがカウンターに客は二人、奥にゆったりと立ちました。

ここからはいきなり日本酒、二人は秋鹿一合(400円)、僕は五勺の酒を2種類。

つまみは自家製の焼き豚を3人で分ける。

これもなかなかの絶品でした。

A部氏は生一合400円で秋鹿が飲めることに感激、前の店で春鹿、ここで秋鹿。鹿しばりです。

ここの会計は僕がもつ。

なんと3人で1950円!(一人650円)

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ビフカツに続いて焼き豚、なかなかの逸品 花山椒がいい仕事してます。

 

三軒目 西海酒販

立ち飲み 西海酒販 - 扇町/立ち飲み居酒屋・バー | 食べログ

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西海酒販 何年ぶりだろう?

3軒目、扇町交差点を東へ進んだ阪急オアシスの裏手、ここは3人とも何度か来たことがある。

7時前、客は少なく4人スペースを3人で使う。

南アの白ワインをボトルにする。

A部氏とNさんはいぶりがっこチーズのせ、僕はスガスペというこの店のオリジナル料理。

と言っても目玉焼きのウインナー入りです。

ここの支払いはNさん。

いくらか聞きませんでしたが、おそらく2500円くらい。

すいません、ご夫婦にまたご馳走になりました。

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スガスペは3個分の目玉焼きとウインナー、カレー風味です。

 

3軒はしごは久しぶり。

ほろ酔い、ごきげんさんで別れる。

電車の中で眠い眠い。

さくら夙川まで乗り過ごす。

帰宅したらヒロが回復していた。

リクエストしておいた白葱のグラタンがテーブルにのっていた。

これでもう一杯飲めるな。

にごり酒(A部さんからもらった東光)をちょっとだけ飲む。

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正式名「とろり長葱とハムのグラタン」

2022/01/19 (水) 六甲山麓アパート暮らしを夢想する

きょうはポスプロ編集のピンチヒッター。

11時過ぎに家を出る。

ヒロがまだ大事をとって寝ているので西宮駅前に吉野家で早めの昼ごはん。

おろし生姜を追いのせした豚生姜焼き丼はかなり旨かった。

熱々の豚汁が合う。

豚豚してるけど。(笑)

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豚生姜焼き丼と具沢山の豚汁 これはかなり旨かった。

今日はポスプロ編集の代打、合間に大阪マラソン特番のオンライン会議。

夕方、O本氏、S澤氏らと目論む東北温泉ツアーのスケジュール調整をする。

なかなか忙しい中でバスケット中継が中止になった2月最初の週末がぽっかり空いていた。

O本氏がいまどき珍しい電話予約しまくるも乳頭温泉は全滅。

あの豪雪の酸ヶ湯はどうだろう?

かけたら部屋がとれた。

急いでマイレージで伊丹青森便を予約する。

酸ヶ湯温泉は冬と秋に行ったことがあるがどちらも日帰りだった。

夜、京橋京阪モールの店でO本氏と「ハーバード」という鶏料理の店。

「元気なうちに世界中旅して楽しかったですなあ」というシアワセ話で一献。

 

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高山なおみスタイルの六甲アパートメント暮らしを夢想する。

ヒロは外の景色が見える自然光の台所が好きだという。

可能なら家庭菜園の庭が欲しいけど、それだと阪神地区から離れないといけない。

六甲山麓には古いけどいい賃貸物件もありそうなので65歳から70歳までの限定でどうだろう?

65歳からはその家賃分だけ稼ぐという生活も可能かな。

塩屋か垂水海岸あたりもいいなといろいろと考えるのが楽しい。

2022/01/18 (火) たいていは…うまくいく。

また日記が滞留してしまった。

毎日更新が有名無実になって久しいが、日々の記録はなんとか漏らさず記しましょう。

こだわりなく生きていてもひとつくらいはやり通したいなと思う。

思い出しながら書く。

松山に住む女ともだちにLINEで新年のあいさつを送ったら近影画像つきで返信が届いてた。

ちょっと気の効いた文面を考えようと即レスせずに一晩寝かせた。

余計にハードルが高くなってしまった。

日曜日に懸案だった大阪マラソンの電話リサーチをさくっと済ませて、

即レスの有効性がわかった矢先だったのに……わざわざ寝かせて墓穴を掘る。

ヘタに寝かしたり先送りにしたりせず、考えずに動いた方がたいていは上手くいく。

サッカーでもボールを持たずダイレクトにパスすることで攻撃力が増す。

持ちすぎると感情も変質するものだ。

 

ヒロがめまいがするとソファに寝こむ。

去年、いや一昨年の暮れにも同じような症状があった。

で、昼ごはんはお休み。

スガキヤの味噌煮込みうどん(袋麺)を作り、冷やご飯を少々、デスクで食べる。

ヒロには冷やご飯の残りでお粥を作った。

老老介護、64歳と63歳、遠くない未来を想像してしまった。

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鍋のまま食う。これが旨い!

編集チェックに午後から出社。

ちょっとだけ手直しを指示して夕方終える。

駅前ビルのウエダ商店で梅錦とハモちくわで独酌して、

ヒロに弁当を買って帰ろうとデパチカを物色していたらLINEが入る。

若い局員がコロナ陽性となり、昨日同じフロアにいたスタッフも局の判断で出社停止。

あす編集するディレクターも自宅待機となって僕がカバーに入って欲しいとの旨。

今までなかったことに、オミクロンは感染力の強さを実感する。

柿安のおこわセットと中華惣菜を買って帰宅。

 

ヒロが日曜日に見たというオススメの番組をオンデマンドで観る。

「高山なおみの神戸だより 〜海の見える小さな台所から 六度目の夏〜」(再放送)

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海の見える台所とリビングとデスク

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海も、夕陽も、朝日も、月も部屋から見ることが出来る。

海が見える。

山が近い。

そんな六甲山麓のアパートメント。

二十代の頃に阪急六甲駅近くの高羽町に住んでた頃、よくロードバイクで走ったあたり。

そんなアパートで暮らしたいなとあこがれたことを思い出した。

もう繁華街へのアクセスが悪くてもいい。

ちょっとこのあたりへ引っ越してみようかな、と思った。

2022/01/17 (月) 「ユンヒへ」 @シネマート心斎橋

sinema-to シネマート心斎橋で映画を観るのはいつ以来だろう。

少なくともコロナ禍より前だから3年ぶりくらいかな。

去年はこの近くのイシバシ楽器へミニギターを見に来たことがある。

 

「ユンヒへ」@シネマート心斎橋

予告編を見て、これ見たいと思った理由は3つ。

・冬の小樽が舞台

・中村優子と瀧内公美が出演している。

・予告動画のトーンが静かで好ましい。

・ポスタービジュアルの女優が美しい。

 一昨年見た岩井俊二の「ラストレター」と冬の富山が舞台だった「真白の恋」

そんなイメージを浮かべた。

雪景色の映画が観たかった。

 原題は「Moonlit Winter」(月明かりの冬)だ。

Moonlit はムーンライトだろう。

月は女性の象徴、そういうことか、と映画を観て納得した。

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別れた夫が娘に言う。「お母さんといると寂しくなるんだ」

北海道・小樽の美しい冬景色を背景に、2人の女性が心の奥に封じてきた恋の記憶をミステリアスに紡いだラブストーリー。韓国の地方都市で高校生の娘と暮らすシングルマザーのユンヒの元に、小樽で暮らす友人ジュンから1通の手紙が届く。20年以上も連絡を絶っていたユンヒとジュンには、互いの家族にも明かしていない秘密があった。手紙を盗み見てしまったユンヒの娘セボムは、そこに自分の知らない母の姿を見つけ、ジュンに会うことを決意。ユンヒはセボムに強引に誘われ、小樽へと旅立つ。主人公ユンヒを「優しい嘘」のキム・ヒエ、ジュンを「ストロベリーショートケイクス」の中村優子、ユンヒの娘セボムを元「I.O.I」のキム・ソヘが演じた。監督は本作が長編2作目となる新鋭イム・デヒョン。2020年・第41回青龍映画賞で最優秀監督賞・脚本賞、2019年・第24回釜山国際映画祭でクィアカメリア賞を受賞した。

2019年製作/105分/G/韓国 原題:Moonlit Winter 配給:トランスフォーマー

 

長めの英語版予告動画です。

2019年の映画を2022年日本公開になったんですね。

        www.youtube.com

雪の小樽がいい。

とても懐かしい。

いつか歩いた雪の降る町。

あれはいつだったか…?

映画を見ながら思い出すだけでも元がとれるほどシアワセな旅だった。

雪の夜もいい。

月明かりの小樽。

飲み屋が集まる横町を歩きたい。

さびしい気持ちが心地いい。

静かなピアノソロを聴いているような映画でした。

 

中村優子と瀧内公美の会話…

レストランでワインを飲みながら瀧内公美が言う。

「先生とわたしって似ている気がするんですよね、そう思いませんか?」

中村優子が言う。

「あなたにはわかっていると思うけど…その気持ちはずっと隠しておきなさい」

さびしい人が似合う映画でした。

 

ヨンヒはいわゆる幸薄系の女性。

さびしさがにじみ出てしまう女性をキム・ヒエという女優がうまく演じていた。

「母さんといっしょにいるとさびしくなるんだ」と別れた夫が娘に言う。

彼の再婚相手が明るいぽっちゃり系なのはわかる気がするセリフ。

 

何か大きな出来事が起こるわけでもない2時間。

韓国から小樽へ。

気持ちに区切りをつけるための旅。

そういう旅を僕も何度かした記憶がある。

 

トシのせいもあるけど韓国人俳優の名前が憶えられない。

顔と名前が一致するのはソン・ガンホとペ・ドゥナの二人だけ。

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主人公のユンヒ(キム・ヒエ) 珍しく笑顔

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小樽に住む獣医 ジュン(中村優子)

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月明かりの小樽で20年ぶりの再会

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ジュンに思いを寄せるリョウコ(瀧内公美)

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ヨンヒの娘セボム(キム・ソヘ)

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この映画のポスタービジュアルは全て小樽が背景