2019/10/22 Tus. リセットボタンを押そう。

10月も半ばを過ぎた。

先に進めたいことがなかなか進まず、停滞に甘んじている。

仕事のこと、家の中のこと(断捨離的なこと)、身体のメンテナンスのこと。

いまのところは何とかいい。

でも、放っておけばいずれこうなると思っていることに手がつけられずに季節が過ぎる。

 

  日々はそれぞれに適量の義務や問題を含んで到来し、また去っていく。
  毎日の終わりにはちょっとした達成感があり、それを七日分まとめれば
  一週間という日時を有効に過ごしたことになる。
  同じようにして一ヶ月でも一年でも、時間という空の容器に何かを詰めることはできる。
  しかし、その手応えに騙されてはいけないと頼子は思う。
  うかつな者はそれだけで何かをやり遂げたような気になるが、
  次々と飛来する球をとりあえず相手コートに返しているだけで
  全然得点していないということだってあるのだ。

 

  まるで心の引きだしが一つ、2センチほど開いたままになっているみたいだ。
  きちんとしまっていないのがわかっているのに、そこへは手が届かない。
  今のところは大丈夫、今のところは放っておいてもいい。
  しかし、いずれ何かが起きるような気がする。
  徹底して考えるべき時がゆっくり迫っている。
                     (池澤夏樹『真昼のプリニウス』)

 

ほら、季節は粛々と進んでいる。

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毎年、新緑と紅葉の季節に撮るアングル

amazonで来年のスケジュールノートを購入した。

いつも使っているヤマケイのカレンダーとアンセルアダムスのカレンダーといっしょに。

midori のA4版のスケジュールノートは2014年から使い始めた10月始まりのもの。

そうか、10月始まりか。

この機会にリセットして、11月からリスタートしようか。

そう思ったら淀んでた気持ちがストンと収まった。

コンピューターでもこういうのありますよね。

ゴミファイルとかキャッシュをクリーンアップするとか、デスクトップの仕様を変えるとか。

つまり目先を変える。

見た目から変える。

どよんと溜まってたものをチャラにする。

実際チャラに出来るわけじゃないけど気分は変わる。

そうしよう。

と考えると今日から月末までの10日間にやれることはあるぞと思えてきた。

気分が変わるとモチベーションもあも高まる。

試合のハーフタイムみたいな感じだろうか。

再開までの15分間、さ、何から始めようか。

 

久々に夙川公園を走る。

そのまま海に出てビーチウォークを往復する3㎞のショートコース。

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広角レンズで撮る入江の、絵葉書にしたい風景

 

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雨上がりの朝、摩耶山方面に山霧が立つ

 

西宮ガーデンズ方面へ行くなら春秋のカレーを食べようと決めていた。

以前、ここで他の客がカレーライスを食べているところを見て美味そうだったからだ。

湯気を上げていかにもスパイシーそうに見えた。

TO-DOアプリの「いっぺん食べたい」リストに ニシキタ春秋のカレー と記していた。

出遅れて見ようと思っていた映画をスルーしてしまったのでジュンク堂併設の 喫茶 春秋 へ行く。

コーヒーとのセットで800円、それがこれ。

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美味しくないカレーを食べたときの失望感は大きい

なんか想像してたのと違う。

ま、こんなもんかとスプーンを入れる。

ん? これって業務用かな?

全然スパイシーじゃない。

ひょっとしたら業務用カレーに野菜をトッピングしてるだけなのか。

期待してただけに軽い失望感。

勝手にハードル上げたのは自分だけど。

で、突然、脳内に映像が再生された。

このカレーライス、食べたことあるぞ。

似た味ではない。

春秋のカレーライスだ。

このジュンク堂店ではない隣のビルにある春秋で。

そうだ、そのときもイマイチだなあと思ったのだ。

それほど昔の話ではない。

忘れていたことの方がショックだ。

店が違うからからな。

でも本当に食べたのだろうか、そっちの記憶さえ疑いたくなる。

 

美味しくないカレーライスを食べたときはつくづく残念だ。

加えて記憶力の欠損を知る悲しみ。

 

ガーデンズに戻り、食器売り場などを見回っていると疲れて坐りたくなる。

どうせなら映画を観ようか。

早めのレイトショー、候補は「楽園」と「クロール凶暴領域」か。

「楽園」なら30分後だ。

カレーを食べたけどご飯を残した。

これが食べたかったのだ と水野家でミンチカツサンドを買う。

これは耳が落としてない超薄切りの食パンにはさんであって食べやすい。

イズミヤで缶ビールを買う。

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TOHOシネマ西宮で映画を観るときのベストチョイスは水野家のミンチカツサンド

 

公開されて間もない話題作「楽園」です。

吉田修一原作のクライムサスペンスとなると「悪人」、そして「怒り」が記憶に刻まれている。

今回はその二作の李相日監督ではなく「最悪」「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督です。

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20時30分のレイトショー、観客は20人くらいか

 

「悪人」や「怒り」のような胸を刺すような切なさと完成度はないかな。

吉田修一原作映画にある恐ろしさみたいなものは画面から沸き立ってはいたが。

短編集「犯罪小説集」の2つをベースにした脚本で、この2つの融合が出来てなかったような。

加えて、このシーン、このカット要る?ってとこも散見された。

感想は概ねこの方のブログと同感であります。

ひとつの収穫は片岡礼子さんです。

妄想してしまいます。

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久しぶりに見た片岡礼子さん、47歳だそうですが。綺麗です。