朝からしとしと。
夕方には上がって日曜日は晴れる予報。
コインを貯金している。
というか、サイフの中身をが嵩張らず重くならないようにときどき減量する。
銀貨(正確にはニッケルと白銅)はデスク上に置いた木の箱。
それ以外の低額硬貨(10円以下)はアクリルのケースに放りこんでおく。
木の箱がコイン(500円、100円、50円)で一杯になると小袋に移し替える。
一袋5000円。
きょう一杯になったので移し替えたら8袋になっていた。
40000円の貯金。
こっそり鰻を食べる。
いいウイスキーを買う。
買いもの用の前かごつき自転車を買う。
ヒロに何かプレゼントするということは思いつかなかった。
苦楽園の鮨まつもとへ行くのもありかな。
でも、緊張するだけか。
そんなに贅沢しなくても甲南亭グリルへ行くか、侘助に行くか。
いずれにせよ面倒くさいマンボウとかが解除されてからだな。
エンディングファイル作業を進める。
毎月毎年、何をどこにいくらくらいどんな方法で支払っているかをリストにする。
口座引き落とし、クレジットカード払いがほとんど。
こうしてリストにすると不要なものを削減しようと思える。
きょうクレジットカードを一枚 ネットで解約した。
一旦、ネットに登録しないといけないので面倒だ。
ま、でも 電話して書類を送ってもらうことを考えたらこちらの方が楽かな。
夕方、雨が上がったかなとロードバイクで鳴尾御影線を走る。
買いもの用のミニベロをチェックしようと思って芦屋の小さな自転車屋へ行こうと
するも、雨は完全に上がったわけではなく、また降り始めた。
ミストのような雨。
涼しくて気持ちいい。
ウイスキーの水割りを保冷ボトルに100mほど持って行った。
香櫨園浜、一昨日とはちょっと場所を変えて、景色を眺めて水割りを飲む。
amazonの配信で映画「羊と鋼の森」を観た。
宮下奈都原作、「静かな雨」でつながりで、本は未読、劇場公開は2018年。
東宝のメジャー作品だけど、内容は「静かな雨」に遠く及ばなかった。
ピアノ調律師の青年の成長を描き、2016年・第13回本屋大賞を受賞した宮下奈都の小説を、山崎賢人の主演で映画化。将来の夢もなく生きていた外村は、高校でピアノ調律師の板鳥と出会い、板鳥の調律したピアノの音色に魅せられ、その日から自身も調律の世界を目指すことを決意。専門学校を出て新米調律師として働くようになった外村は、調律師の先輩・柳やピアニストの高校生姉妹・和音と由仁ら、調律を通して知り合う人々とのかかわりによって、調律師として、そしてひとりの人間として成長していく。山崎が主人公・外村に扮し、外村が調律の世界に足を踏み入れるきっかけとなった板鳥を名優・三浦友和が演じる。また、実の姉妹である上白石萌音と上白石萌歌が姉妹の和音と由仁をそれぞれ演じ、初共演した。監督は「orange オレンジ」でも山崎とタッグを組んだ橋本光二郎。 2018年製作/134分/G/日本 配給:東宝
宮下奈都の小説はどんなだったのだろう。
たぶん映像より文章の方がこの世界をうまく描けるような気がした。
それでも2時間以上(長い!)観ているとなにか感じるところはある。
梅雨の季節に見る雪の降る町はいいな。
このロケ地、最初は小樽だろうなと思って見てたらエンドクレジットに旭川とあった。
旭川…。
真冬の旭川に何度か行った。
30代のころ、美瑛に常宿があって冬を選んで一人旅した。
ヒロと最初に行った旅行も美瑛だった。
極寒の旭川の商店街を歩き、ラーメンじゃなくて蕎麦と寿司を食べたことを思い出す。
原作にあるのだろうけどセリフに原民喜が登場する。
調律師なりたての主人公 外村からベテランの調律師(三浦友和)が問われる。
「板鳥さんは、どんな音を目指しますか?」
目指す音を答える代わりに、好きな詩を語る。
宮下奈都さんが好きな一節なのだろう。
明るく静かに澄んで
懐かしい文体、
少しは
甘えているようでありながら
きびしく深いものを
湛えている文体、
夢のように美しいが
現実のようにたしかな文体
原民喜「砂漠の花」
原民喜という作家の名前を何で知ったのか?
大学時代の友人から聞いたのだと思う。
代表作は「夏の花」
薄い文庫本だったような。
そこまで知っているのに情けないことに未読。
未読と言えば…図書館で「エデュケーション 大学はわたしの人生を変えた」を借りている。
予約してようやく順番が回ってきた本で、オバマ元大統領の読書リストに入っているベストセラー。
僕はまだ司馬遼太郎の「城塞」を読み終えていないのでヒロが読ませた。
面白かった。読んだ方がいいよと言う。
チラ読みしたけど、最近は翻訳物が読めない。
貸し出し期限は26日、一週間ある。
読めるだろうか?
自信はない。