ここんとこ寝る前にわずかな時間だけど本を読む。
パソコン画面で一日を終えるのはよくないと思って。
本当はオフる時間を決めて寝る前の1時間は液晶画面からフリーになりたいのだけど。
宮下奈都の「静かな雨」と南木佳士「山行記」の2冊。
集中すればすぐに読み終えるのだけど目も悪いし無理せずゆっくり。
ウイスキーを味わうように読むのがいい。
映画を見て原作を読みたくなった「静かな雨」はわずか107ページの短編小説。
小説としては宮下さんの処女作らしい。(「羊と鋼の森」の方が出版は先)
かみしめるように読む。
朝倉かすみ「平場の月」以来な感じ。
ときどきそんな小説に出会う。
すてきな会話があって付箋をつけた。
鯛焼き屋のこよみさんは頭を打って前日の記憶をなくす。
「博士の愛した数式」みたいだ。
と思ったら小説の中でこのみさんが「博士の愛した数式」を読んでた。
こよみさんが記憶障がいになったのは交通事故で頭を打ったからだ。
僕も2013年、いまから8年前に後頭部を強打して救急車で運ばれた。
その5年後にはスタジアムの階段を踏み外して前頭部を強打、頭蓋骨骨折した。
幸いにも脳障害、記憶障害はない。
でも、本当に何もないのだろうか?
記憶障害があったとしても加齢とごっちゃになって、ごまかされてるのかもしれない。
きのう食べたものを思い出してテストしたりする。
宮下奈都さんのインタビュー動画を観る。
なんだか話し方もルックスも想像通りだった。
福井県出身、上智大学卒、福井市在住。
エッセイに書いてあった「計画を立てるのが好き」なところが気が合う。
というか、同じ趣味だけなおで気が合うかどうかは別です。(笑)
南木佳士の「山行記」はヤマケイに掲載された登山エッセイ。
還暦近い医師で作家の南木氏が無謀にも北アルプスのヘビーなテント縦走をする話から始まる。
テント山行なんていつ以来していないだろう。
白山の南竜ヶ馬場に死ぬまでにもう一度くらいテント担いで行ってみたいと思った。
行ったら行ったで山小屋の方がよかったなと思うに違いない。
金曜日から先延ばしにしているジャンプロープのインタビュー原稿にとりかかれない。
〆切りがないのでただ徒に時間が過ぎていく。
済ませてしまえばスッキリするのだからやればいいのに、やったら2時間くらいで終わるのに。
やらないな。
朝少しだけ走る。
夕方から今津温泉(銭湯)へ行く。
日曜日の夕方はけっこう混んでいた。
臨港線も行き場を失った家族連れが渋滞していた。
そんなこんなで今日も一日が終わる。