今日は旧正月、食卓には土鍋で炊いた小豆粥がのる。
ヒロは七草がゆとか、冬至の南瓜とか、柚子湯とか、こういう季節の風習をちゃんとやってくれる。
小豆がゆ、食べて悪鬼を払うという平安時代からの風習たしい。
で、きょうは去年、日本で最初のコロナウイルス感染者が出た日らしい。
コロナ記念日か…。
コロナ記念日に思う。
ことさらステイホームをアピールする人がいて、ちょっと鬱陶しいなと思うようになった。
実は僕にもそういうとこがあるので自省をこめてそう思う。
いい子にしてますよ、と優等生が自慢してるようで気持ち悪い
被害を被ってる飲食店の関係者なんて苦々しく思ってるだろうな。
王様の耳はロバの耳、って真実を知っている床屋が井戸の底に叫ぶ。
叫ぶほどでも無いけど毒づくくらいはしたい。
「ステイホームなんてつまらん」
「マスクを捨て、旅に出よう!」
「時差通勤禁止、空いていた僕の通勤時間帯に乗ってくるな」
罰が当たるぞ、というひそひそ声も幻聴だろうけど聞こえてくるわ。
わたしは三密を避けてますよ とアピるような日記や投稿もやめよう。
もとよりそんな模範生ではなかった。
アウトローで障害物競走みたいに生き抜いてきた。
やりたいことが出来ない今は自分にとって悪だ。
人は生きてるだけでそれなりに迷惑なものだし。
もともと平日休みで、人出の少ない環境を好ましく思っていたのに、
「ここは密じゃなくて安全ですよ」なんて嬉しそうにしてるのを見ると
違う価値を押し付けられたようでイラッとくる。
と、ちょっと毒を吐いてみた。
たいしたことないけどね。
てなこと書いてても、金曜日は家ごもりの曜日。
夕暮れ時に3日ぶりに軽くジョギング。
よく目にするヤシの種類を調べてみた。
このあたり、関西地方ではシュロが圧倒的に多い。
香櫨園浜のシュロ 南方的な景観を作る。
「ああ栄冠は君に輝く」の歌詞にある。
🎵 緑濃き 棕櫚の葉かざす 感慨を まぶたに描け
の棕櫚です。
オリンピックのメダルにもデザインされている。
古代ギリシャやローマにも自生してたんでしょうね。
宮崎や鹿児島に多いのがワシントニアパーム(ワシントンヤシ)。
これはシュロと同じような扇ガタの葉だが、圧倒的にデカい。
10m、20mは当たり前らしい。
シュロのように鳥の巣のような繊維をぶら下げてはいなくてスッキリと電柱のように立っている。
もうひとつがフェニックス。
こちらはシュロやワシントニアほど高くない。
葉っぱが違う。
カリフォルニアにはワシントニアパームとフェニックスが多いみたい。(憶測です)
今日のベストショットはこの芦屋モノリス高層マンション群と水鳥。
夜は胡麻豆乳鍋、確実に旨いやつ。
そういえば…ジャズ奏者(ヴィブラフォン)の鍋島さんが6日に亡くなっていた。
享年94、この人の演奏する「悲愴(パセティーク)」が好きで何度かコンサートに行った。
つい2年くらい前までSONEのステージに立っていたと思う。
旧佐賀藩主 鍋島家の直系、ダンディな慶應ボーイでした。
死因はコロナウイルス感染。
やすらかに。