朝、珈琲を淹れて保温マグに詰めて自転車で御前浜へ行く。
ヘリノックスのチェアに坐ってレベッカ・ブラウンの「体の贈り物」を読む。
11章ある短編の最後の一章「悼みの贈り物」と柴田元幸さんの訳者あとがきを読んで読了。
読み終えたい環境を選びたいと思える本は年イチくらいしかない。
(追って【Easter eggs 2020】にアップ予定)
小1時間して戻り、着替えてジョギングに出る。
夙川沿いの秋景色を撮る。
桜の時季、新緑の時季、そして紅葉、落葉の時季がもっとも美しい。
いつものアングルで何枚も写真を撮る。
河口へ行きユリカモメの姿を探すが見つからない。
ブログ「香櫨園浜 鳥だより」によるとすでに100羽ほど到着してるらしいが僕はまだ会えてない。
冬鳥 ユリカモメ 100羽超 飛来 香櫨園浜: 香櫨園浜 鳥だより
昼ご飯にリクエストしておいた いかと里芋の煮つけ が出る。
熱燗とこれは秋の夜に最高の組み合わせだと思う。
映画を観ようと決めていた。
「おらおらでひとりいぐも」を HAT神戸109シネマズ で観る。
109シネマズは初めての映画館、今まで行く機会はなかった。
天気もいいし暖かい。
ブロンプトンで往復しよう。
2時半に出る。
ルートはお気に入りの鳴尾御影線。
途中、打出から芦屋にかけてのケヤキ並木が黄葉している。
それなりに交通量が多いので道路の真ん中に立って撮影は出来ない。
御影、石屋川、新在家を経由して摩耶埠頭方面に南下する。
109シネマズを見つけるのにちょっと手間取るがなんとか上映に間に合う。
シートの背もたれ、頭の枕にあたる部分が出っ張りすぎて合わない。
梅田のブルク7と同じ。
出来るだけブルクは避けているのだけど、これだけでストレスを感じてしまう。
映画の感想は【Easter eggs 2020】でアップします。
15時55分上映開始で見終わると18時半、長い映画だった。
2号線を東へ戻る。
阪神御影駅南海側の角打ち「美よ志」で独酌。
酒も安いし料理も旨い。
換気のためドアは開け放たれている。
テレビではコロナの感染者数を深刻なトーンで伝えている。
一人の常連らしき酔客に話しかけられる。
至近距離で大きな声で話しかけられるのは勘弁して欲しいなと思う。
大手飲料水メーカーの営業マンらしい。
なぜか名刺をもらう。
なぜこの店に? 今日は仕事休み? 何の仕事してはるの?
え!自転車で来はったん? トシはなんぼですか? え!マジで若いっすね。
いやあ、私ら自販機の商売なんですけどこのコロナで公園の自販機売り上げが4倍ですよ。
そのかわりオフィスの自販機はガタ落ちで、どっこいどっこいですわ。
独りで飲みたいのになあ…。
この人はサッカーの神戸FC出身(いまも所属)の体育会系。
こういう飲み方がデフォルトなのでしょう。
思うに…独酌上等で静かに飲みたい人というのはどちらかというと少数派なのだ。
がんがん飲んでバンバン騒いで発散するのが楽しみだった人にとって自粛期間は辛かったと思う。
静かに飲みましょうと言われてもいま日本中の居酒屋で盛り上がってるのだろう。
酔ってしまえばタガも外れる。
つまり、感染して重症化することへの恐怖(実感)< ストレス(飲んで発散したい欲望)
半時間ほどで退散してもう一軒「ライオン」へ向かう。
カツ卵とじ290円で焼酎を2杯飲む。
おそるべきコスパ!
鳴尾御影線の夜気を感じながらゆっくりゆっくり帰る。
プロンプトンで神戸往復28.33㎞。
帰宅後、「鬼滅の刃」を2話観る。
以下、写真日記で。