いつもどこかがグズグズしている。
絶好調なんて年に数日しかない。
山田太一さんがエッセイに書いてた。
街を散歩してるとき、突然路上で立ち往生することがある、と。
その日も遠くないと思う。
たまに覗く mixi には七十代、八十代の方々が日々の暮らしの様子をアップされている。
当然ながら体調の話にふれる。
肩が痛い、腰が辛い、背中が痛む、目がかすむ、動悸がする…。
そうそう、そうでしょうね、と思うだけだけが、なぜだか無性に読みたいのだ。
おそらく少しだけど共有出来るからだ。
遠くはないけど、まだやってこない未来。
みんなそうなんですよね、と思うだけでいい。
7時に起きる。
起き抜けはそれほどでもなかったのだが1時間ほどデスク前に坐ってたらドッと疲れが出る。
ぐったりして坐ってるのもシンドい。
1時間ほどソファで寝る。
それが出来る環境がありがたい。
走らずに朝食を食べる。
雪鍋がシーズン初登場した。
湯豆腐に大根おろしを投下したもの。
3年前くらいに「暮しの手帖」でレシピを知った。
マイルドで熱旨い。
午後にかけて少しずつ体調が戻る。
今日はランはお休みとする。
午後から出かける。
駅の駐輪場に自転車を置いたままなので今日はさくら夙川まで歩く。
夙川沿いの香櫨園教会の坂。
桜のトンネルも落ち葉の季節。
このところFacebookで紅葉自慢ばかりしている。
北九州在住のYさんから「北九州の河内が日本一だと思います」というコメントをもらった。
河内?
調べてみた。
河内藤園という場所が八幡東区にある。
この写真どこかで見たことがある。
北九州だったとは!
私設の植物園でらしく宣伝展開はしていないそう。
この藤のトンネルの周囲にモミジの林があるのだ。
オススメの紅葉は無料で入場できて今からが見頃だとか。
12月始めに行く予定がある。(仕事でどうなるか?)
その頃は落ち葉でこんなかもしれない。
東急ハンズでホワイトボードマーカーを4本買う。
局で「あすリート」で取材するモーグルの選手の構成打合せ。
あさっての丹後駅伝取材の打合せを済ませる。
尼崎のレイトショー「続・深夜食堂」か「この世界の片隅で」を見ようか迷う。
朝、疲れていたことを思い出し帰宅する。
ココ壱でカレーを食べ、阪神西宮駅前のダイエーでボージョレ・ヌーボーを買う。
ボージョレ・ヌーヴォーは買うのも飲むのも初めて。
ハローウインとか、ボージョレ・ヌーヴォーとかはスノッブだし、
テレビや雑誌にのせられて軽薄だし、と今まで敬遠していたのだ。
歳をとると両極端になると思う。
周りにも同世代で両極端がいる。
流行りにのる人と知らん顔する人。
数年前に思った。
今まで小馬鹿にしていたようなことをやってみよう、と。
どうせ暇だし。(笑)
見えなかったものが見えるときもある。
年寄りになったら素直になった方が楽しいことも多いと知った。
ボージョレ・ヌーヴォーお買い上げ、ペットボトルで一本980円也。
買ってくると思った、とヒロに言われる。
今年は買おうと宣言していたのだ。
そう思ったので生ハムを買ってきたとのこと。
ありがとう!
生ハム&クリームチーズ、ポルチーニのラスクで新酒をいただく。
なるほど飲みやすい。
深みはない。
自分に深みがわかるかどうかは別問題として。
半分ほど飲んでしまう。
ブラタモリの「大阪城・真田丸スペシャル」を見る。
いつもジョギングしている大阪城公園をタモリが歩いている。
そうか、豊臣の大阪城は徳川家康が埋め殺しにしてしまったのか。
(同じく出城の真田丸跡も)
現存の天守閣の広場にかつての豊臣大阪城の石垣に続く地下壕がある。
あの場所は石山本願寺、豊臣大阪城、徳川大阪城と歴史が地層のようになっているのか。
大阪城の館長の話が面白かった。
夏の陣で燃えた大阪城跡を家康が埋めて新たに天守閣を作った。
江戸300年の間に埋めて再建したことが忘れられていく。
人々はそのときにあった大阪城が豊臣の大阪城だと思いこむ。
記憶を消す意志がそこに働いたからもあるだろう。
でも、当時は人生五十年。
300年だと5世代から6世代が入れ替わる。
今のように記録するメディアもない。
そうだよなあ、と新酒ワインを飲みつつ感心する。
深夜、アメトークを見る。
「情熱大陸芸人」だった。
ゲラゲラ笑う。