3.11 から十年か…。
あれは十年前か、あの年の今日から被災者でもないのに心が揺れ動いた日々が続く。
あれが尋常だったのか、池澤夏樹はあれこそが本物であると書いている。
「あの時に感じたことが本物である。風化した後の今の印象でものを考えてはならない」
(池澤夏樹『春を恨んだりはしない──震災をめぐって考えたこと』)
2011年3月11日で思い出す断片。
その日の朝に咲いていた窓辺のヒヤシンス その日の前夜に観た「ソーシャルネットワーク」
その日はニュースデスク 明石球場 楽天ロッテのオープン戦 星野仙一 ホテル竹園
仙台の叔母 気仙沼のクリームサンド 長谷川きよし 愛の讃歌 演劇「愛と青春の宝塚」
バー文久、国立の桜 深夜バス 石巻 気仙沼 バスの中の震度6強 なでしこジャパン …。
あれはみんな十年前か…。
東京オリンピック開催が決まったのが震災の2年後、2013年9月だった。
Nobody knows いや、Nobody expected 世界は予測不能。
午前中にナレ録り。
食堂でミニカレーうどんで小腹を満たしてデスクで少し作業。
3時過ぎから大阪城を走る。
梅林の横の雁木坂を登り切ったあたりで声をかけられる。
自転車に乗った制服(?)姿のおじさん。
市の公園局の人?
僕に何のよう?
と思ったら「イトウです」とのこと。
おお、パンチョさんじゃないですか。
聞けば定年になって大阪城公園を管理する会社の取締役であり、大阪城天守閣の企画広報部長。
つい先日、眼鏡堂氏と大阪城を歴史散歩したばかりですよ、というと驚いていた。
僕らが大阪城の価値を見直していたこのタイミングで…! なんというタイミング!
立ち話で本丸天守閣のウンチクを語り別れる。
大阪城公園は季節の目盛りがまたひとつ進んだみたいで梅以外の花が咲き始めていた。
ユキヤナギ、馬酔木、柳の新緑…。
訪れる観光客もちょっと増えたような。
5キロほど走ってシャワーを浴びる。
腹も減ってるので京橋へ出て立ち飲み横町へ。
「にしの」で白鶴冷酒(280円)とびんちょうまぐろ(260円)、旨い!
焼鳥を鶏ねぎ、皮、つくねを一串ずつ、アジフライを追加。
いつもながら独酌の適量、リゾナブル価格に満足。
ダイソーでマウスやイヤホンを入れておくカゴを購入。
会社でのMacBook Air クラムシェル使用は問題なく出来る。
ネットには途中、スリープすると復帰出来ない問題が指摘されていたがノープロブレム。
21インチの見やすい大きさのモニターで作業可能、あとはWIFIがフリーに使えたらいいのに。
帰宅後、朝食べたお手製イベリコ豚ハンバーグの小(通称ちびバーグ)をつまみに缶ビ。
眼鏡堂氏と大阪城冬の陣トークをしながら夜が更ける。