ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2021/05/04 Tue. ひねもすのたりと生きていこう

体重はじわじわと戻っていく。

2日 69.65 3日70.10 今日が70.45。

酒飲まず、控えめに食べてるのにな。

1日から2日にいっきに1.5キロ以上も落ちたら身体は本能で戻ろうとするよね。

 

ちばてつや先生の新刊が届く。

「ひねもすのたり日記」4巻、追走短編集の2冊。

去年の6月、NHKの「ノーナレ」で描かれていた頃に描かれていたコロナ禍の暮らし。

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ちばてつや先生の漫画は絵柄だけで気持ちがやすらぐ。

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番組の中で先生が描いていたコマだ!

読みながら、去年を振り返りながら思った。

もうしばらくは愚痴らず静かに生きていこう。

去年のぷよねこ日記を読みかえすと自粛生活も悪くないと書いてある。

2020/06/07 Sun. なつかしき自粛時代 - ぷよねこ減量日記 new / since 2016

コロナ自粛の期間って当然不自由だったけど、心が坐っててよかったなと改めて思う。

覚悟、諦念、あるいは長谷部のいうところの整った心。

やることの選択肢が強制的に限られてシンプルで分かりやすかったからだと思う。

山登りダメ、温泉旅行ダメ、スポーツ観戦ダメ、ジャズライブダメ、ハシゴ酒ダメ…。

迷いがない!スッキリしてた。

若い頃と中年を過ぎた頃の感覚に似てるなと思った。

若い頃、君の将来に無限の可能性がある、と言われる。

なりたい者になれるし、やりたいことをやればいい、すべては君しだいだ、と。

未来は無限の可能性を秘めたものだった。

中年と言われる年齢になってもう確実に出来ないことが増えてきた。

心が落ち着いた。

今回のコロナ自粛はそのときに気持ちに似ている。

少ない選択肢を愉しむスキル。

来たるべき晩年はそうありたいと思う。

意外といいかもしれない。

可能性が閉ざされて、少ない持ち物で生きてい行く老後の感じ。

楽しめる余地があるのならそれだけラッキーだと思え。

 

でも、ひとつムカつくことがあるので書いておく。

サンケイ新聞だかに載った御用学者の記事にはムカつく。

政府は頭を使って正しい判断をしている。

今年のオリンピックには開催意義がある。

自治体が聖火リレー中止を言う権利はない。

読んでもまったく説得力が無い。

シンゾーが「オールジャパンで困難を…」と発言。

いかにも電通が考えそうなコメント原稿にムカつく。

また、自民党の下村某がコロナはチャンスである。

自分らの都合のいい改憲、国民投票、統制を進めるのに好都合である。

という趣旨の発言を会合で発言したらしい。

こういう輩がいるから子羊のように従順にコロナ統制に従う気にはなれない。

 

平地のニセアカシアが終わってしまった。

山はどうだろうと朝からロードバイクを西へ走らせる。

起きたときはダルくてやめようかなと思ったが身体を動かすと問題なく動く。

むしろ気持ちいい。

加齢でどうしても身体的にはダウナーになってエンジンのかかりが遅い。

無理はしないけど、無理はしない程度にムチも入れないと身体はますますサボる。

阪急岡本駅北側の保久良神社への登山口まで7キロほど。

きょうはGoogleマップが示す最短距離で行ってみる。

臨港線を西進、打出で北上、2号線で西進、JR芦屋で北上、山手幹線を西進。

あみだくじを逆に登っていく感じ。

鳴尾御影線のケヤキ並木、JR芦屋駅の北側の瀟洒なストリートが気持ちいい。

天上川公園にバイクを停めて山を登る。

川沿いのニセアカシアはたっぷり花をつけていたけど茶色く変色が始まっていた。

金鳥山への登山道はすでに緑が濃く真夏のようだ。

季節進行はかなり早い。

家族連れのハイカーで賑わう。

みんな行くとこがないのだ。

山のニセアカシアもかなり花を落としているのかボリュームはない。

一週間前、非常事態宣言の出た先月の25日くらいがベストだったかな。

展望広場まで往復、ロードバイクでまた同じ道をあみだくじルートで帰宅する。

いい運動になった。

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茶化してるけど花の量は多い。一週間前に来るべきだった。

ニセアカシアの説明にこんな記述がある。

増え過ぎた外来植物・ハリエンジュ(別名ニセアカシア、マメ科)
原産地は北米のロッキー山脈以東地域で、通称ニセアカシアと呼ばれる外来植物。日本には1874(明治7)年頃に渡来。痩せ地でもよく育ち、生長も速いので、砂防や早期緑化の目的で植えられ、公園樹や街路樹にもされている。代表的な蜜源植物の一つで、アカシア蜂蜜と称して販売されている。しかし近年、全国的に野生化して在来の植生を乱すなどの理由から、日本の侵略的外来種ワースト100に選定(日本生態学会)されている。また、外来生物法の「要注意外来生物リスト」において、「別途総合的な検討を進める緑化植物」の一つにも指定されている。

樹木シリーズ40 ハリエンジュ(ニセアカシア) | あきた森づくり活動サポートセンター

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天上川沿いの民家、以前はここにニセアカシアの樹があったが…

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数年前の写真 伐採されてしまったのかな。

 

川沿いから登山道に入る。

アスファルトの車道よりショートカットだけどキツい。

サコッシュだけなので身軽だが、背後から来る小学生に抜かれてしまう。

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ぼくたちの夏休み的な絵柄 あるいは「スタンドバイミー」

 

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緑濃き保久良神社からの登山道

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ニセアカシアは咲いていたがすでに終盤、花はかなり落ちて茶色の豆果がついている。

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2016年撮影 たわわに咲き誇る。ニセアカシアは蜜源植物でもある。

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展望広場は密でした。

 

ほぼ一週間ぶりに出社する。

勤務報告を打ちこみ、メールチェック。

横浜のトライアスロンはまた一段階報道規制が強まった。

カメラはフィニッシュ地点(台上)に入れないとある。

トランジションと公道の数カ所のみ。

フィニッシュが撮れないなら意味が無いかも。

現地でのインタビューは不可、カメラも代表取材。

こうしてメディア規制がじわじわと強まってゆくのを許してしまうのだ。

大義(オリンピック)のために強まる統制、いやな感じ。

 

見たい映画はあるのだがほとんどの映画館が強制休館。

営業できる京都のアップリンクで3本ハシゴしたH田によると

「3本ともそこそこな密でしたよ」とのこと。

僕が通常行くMOVIXあまがさきとかサンサン劇場とかはいつも3人から10人。

そこが単にモール内にあること、あるいは1000人以上の席数があることで休館。

“逆密”現象が、8時に閉店の時短やミニシアターのいたるとこで起きている。

行政は細かいとこまで考えが及ばないのだろうな。

深夜、「大豆田とわこ…」と「ゴールデン・カムイ」2話分を見る。