今年が、まさか! の年であったことは確かです。
開催の是非はともかくとして、オリンピックが目の前から霧みたいに消えていった。
春と夏の高校野球も、マラソン大会も、百年以上も続いてきた祇園祭や天神祭も消えた。
こんなことは去年の大晦日には世界中の誰一人として予測出来なかった、と思う。
僕もけっこう長く生きてきたけど、まったくはじめての経験。
まさか!ってのは現実に起こるのだということを改めて知った。
いいことはあまりなかった。
あったかもしれないけどそれはあとにならないとわからない。
いいことはあまりなかったけど、たいして悪いこともなかった、と思う。
(本当に悪いことはもっと先に待っている)
いいこと、良かったこと 絞り出せばそれなりにある。
わざわざ書くこともないようなことだけど、実はそれが大切なことだと思っている。
こんな年でもそれなりに楽しいこともあって、これも悪くない。
そう思えるのは僕らがけっこうな長い道を歩き続けてきたからかもしれない。
63歳の僕にとって、その63分の1がことし2020年なのだ。
たかが1/63じゃないか、と。
おそらく今年、大学に入学したばかりの19歳にとっては19分の1だ。
自分が19歳の時にどう思ったかは想像もつかないけど。
来年2021年は良い年になる、とは思わない。
根拠もなくあれこれ考えても無意味だから希望くらい持とうくらいにしか思えない。
ごくごく個人的な日記だから正直でありたい。
根拠のない期待はせずに最悪の事態を想像していったん受け入る。
受け入れてしまえば大抵のことは好転していると思える。
あのデール・カーネギー思考法だ。
根拠のない希望にすがるより悲観論者でいこう。
それと村上春樹の結婚スピーチ
それが63年生きてきた処世術だ。
ダラダラと締まりのないことを書いた。
ヒロの体調不良はなんとか持ち直してくれた。
回復したからと言っていきなり5速に入れたらエンストする。
低速ギアでじっくりゆっくりと大晦日の仕事を始める。
きょうはもう休んでいいよ、とは言えない。
逆効果になる。
手伝えることは手伝って作業を進める。
ストーブの灯油を充填する。
買いものへ行く。
ジョギングして、髪の毛をカットしてもらう。
風呂の大掃除をする。
マジックリンを使って浴室の壁、床、浴槽をゴシゴシ洗う。
そのまま湯船に湯を満たして入る。
自分の部屋の拭き掃除をする。
年越し蕎麦(鴨とねぎ)を食べる。
缶ビールと年始のお酒 米治にごりを少しだけ飲む。
紅白をメインにザッピングしながら他チャンネルも観る。
無観客紅白、みんなを元気にする、応援ソングが何曲も続く。
ちょっと満腹だなあと思っていたらヒロも「こんなんばっかだと飽きるね」とぽつり。
普通に悲しい歌も聞きたいわ。
石川さゆりの「天城越え」!
いいね。
今年2020年は部屋を断捨離した。仕事がいくつも無くなった。入れ歯のエリアが拡大した。
大晦日、コロナの感染も日本も世界も飛躍的に拡大した。
ここが頑張りどころだとずっと言われるが、頑張るって何を? と言われるたびに思う。
自分としては、頑張る=体調を崩さないこと だと思って頑張っていこう。
ぜひとも良いお年をお迎え下さい。
いやホント。
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