最近の気になることといえば…目がかゆいことくらいか。
この時期、衣替えで仕舞ったあったセーターを出したりするとアレルギーが出る。
鼻水やくしゃみも出るので粘膜の弱いところが反応するのだろう。
こんなことは若いときにもあった。
すべてを加齢のせいにすることはない。
入れ歯やらルーペ眼鏡やらいろんなものを装着するのは明らかに加齢のせい。
ああ、めんどくさい とぼやいてたらヒロに言われる。
同じくらいの年齢でもう満足に歩けなくなる人だっているんだから、
階段から落ちたり、首に枝が刺さったりしたわりにはラッキーやん、と言われる。
気持ちよく歩けるのは本当に幸せだと思う。
で、きょうは昼過ぎから仕事なのだけど、朝は散歩に行こう。
セルジオと福知山線道場駅で待ち合わせる。
千苅ダムと先週も行った武庫川渓谷を歩く。
景色のいい場所で珈琲を野点しようという計画。
大正時代に作られた重力式ダム。
日本最古の17門のスライドゲートは圧巻。
神戸市最大のダムで有形文化財に指定されている。
駅から歩いて30分以内と近いのに幽境の空気を漂わせたロケーションはいい。
神戸市のダムとしては布引の五本松ダム、湊川の立ヶ畑ダムに次いで作られたものだという。
まだ立ヶ畑ダムはまだ行ったことがない。
紅葉がいいアクセントになっている。
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このダムは二度目の訪問だ。
ことしの5月8日に一人で来た。
前日は大雨だったので派手に放流されていた。
道場駅まで戻り一駅移動、武田尾で下車。
武庫川渓谷を下流へ歩く。
いつもの場所でコーヒーを淹れる。
僕が湯を沸かし、セルジオが主動のミルで豆を挽く。
紅葉狩りのおばちゃんハイカーから、ええ匂いやなあ、おいくら? と声がかかる。
関西やなあ。
セルジオがなぜかカレーパンを買ってきた。
ダムにはカレーでしょ。
そうなの?
まもなく62歳になる。
若い頃から老け顔だったけど追いついてきた感がある。
LLビーンのダウンが似合う。
こんな景色を見ながら野点コーヒーを味わう。
紅葉は終わりかけが美しい。
紅葉は逆光が美しい。
そもそも紅葉を愛でるなんて学生時代はあり得なかった。
もっと別のところに興味は向いてたからね。
人は年を重ね変貌する。
ではでは順番に。
乗り換えに下りた西宮名塩のホーム。
すでに山の紅葉が目に飛びこむ。
道場駅の手前、ロッククライミングのゲレンデ不動岩が車窓から見える。
小春日和である。
かつて軌道があったであろう道を遡る。
川鵜(かわう)が群れで川面を行ったり来たりする。
味のある廃小屋。
桜の季節には一般開放されるという千刈貯水場。
おお、真っ赤だ。
去年行った北九州の河内農園を思い出す。
千刈ダムは壁だ。
一駅が長い。
武田尾駅で途中下車。
一週間前に来た武庫川渓谷を歩く。
昨日見た映画「ボヘミアンラプソディー」の素晴らしい解説。
もう一度観たくなった。
彼女は…「未来へのうた」の彼女だったのか。
きれいだ。