ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2016/10/24 満天の青

どっちが先だったのか。

Facebook の 「過去のこの日」で2014年の今日10月24日が雲ひとつない秋晴れであることを知った。

朝、出かけるときにマンションのドアを開けたら写真で見た空と同じ満天の青があった。

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満天の青空、というのは満天の星空と同じ、天と空は同意なんですね。

ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール河野悦子」でそんなシーンがありました。

 

村上春樹がハワイ カウアイ島の空をこう表現した文章を思い出した。

 

  あきれるくらいさっぱりと晴れわたっている。

  雲ひとつない。

  今のところ雲という概念の暗示すらない。 

               

       村上春樹「走るときについて語るときに僕の語ること」より

  これが2年前の今日の空。

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きのう、夕御飯を食べると約束しながら、そのことが記憶から完全に消失していた。

気がついたのは10時過ぎだった。

もちろん動転した、狼狽した、困惑して、取り繕った。

しばらくは最小限の会話しかしてもらうないのを覚悟する。

でも、僕の頭の中には、きょうの空くらい、“夕御飯を家で食べる” という概念が抜け落ちていた。

ホントに悲しいくらいに。

結婚して20年近く経つけど…初めてだと思う。

認知症の兆候でなければいいけど。

 

で、今朝の朝食にきのうの夕飯になるべき牡蠣フライが出た。

贅沢な栗ご飯と甘長ピーマンとねぎ玉と味噌汁。

雲ひとつない青空のような沈黙の中、かなしいくらいに牡蠣フライはカリッとして美味しかった。

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昼前、大阪マラソンの制作打合せに出席する。

京橋駅のホームから覗く切り取られた空も、汚れた水が流れる寝屋川の上に広がる空にも

雲という概念の暗示すらなかった。

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打合せ終わりで雑務でJR立花駅を往復する。

帰路、清水で辛味大根のおろし蕎麦を食べようと天満駅で降りるが月曜定休だった。

さまよって結局「リンガーハット」で野菜たっぷり皿うどんを食べる。

局に戻って居眠りして夜の伴走者打合せに出る。

夜は京橋独酌。

ベテラン酒場「京屋本店」で湯豆腐、平天しょうが、鯖の塩焼きで焼酎水割りを吞む。