ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2021/09/12 Sun. ナニモシナイ日曜日

疲れちまって目が覚めない。

日曜の朝、9時前まで寝ていた。

朝風呂につかり体重計にのる。

70.95キロ、少しだけ減っていた。

思えば僕がいまだ使っている電化製品でもっとも古いのが引退間近のこの体重計。

次がコーヒーメーカー(ナショナル製!)で2004年購入だから20年近くなる。

この夏、洗濯機が7年で逝った。

ここ数日、炊飯器(サンヨー製!)の調子が悪いらしい。

こっちは2011年購入だから勤続十年か…。

 

きょうは母の誕生日。

樂天ショップで大好きなイチジクを送った。

同居している妹の由美子がLINEのビデオ通話をかけてきてくれた。

回線の具合でか向こうの映像はなぜかボンヤリとしか映らないけど元気そうな声が聞けた。

母はまだワクチンを打ってないので、あえて行くまいと思ってたがビデオ通話は嬉しい。

満八十九の誕生日。

市から一万円の祝い金があったという。

卒寿(数え歳で)の祝いだろうか。

でも…一万かよ(笑)

トヨタ系の工場が多い刈谷は税収も大きいのに。

 

今日もエアコンを入れる。

湿度が高いのだ。

例年この季節は気温は高くなくても湿度で不快になる日がある。

大陸の空気に入れ替われば秋になるのだが。

 

キャンプの写真と未公開インタビュー動画を編集したくらいで何も進まなかった。

1時間半くらい昼寝もした。

せめて走ろうと6時頃から海辺の周回コースへ。

近所の家の猫がまた車の上でくつろいでいた。

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あ、きょうはあっち向いてる。

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午後6時半  西宮ビーチリゾート

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ビールが飲めたら行きたいな

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宵闇迫るビーチリゾートをジョガーが走る。

 

夕食はサマーカレーとホンビノス貝のバター醤油焼き。

ホンビノス貝は東京湾に棲息する外来種だが、美味しいので江戸前として重宝されているという。

ハマグリに似た二枚貝だけど、かなり殻が分厚い。

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寝る前に「アンナチュラル」の2話目を見る。

明日からは仕事モードに。

2021/09/11 Sat. 雨の撤収と演出する気力と途上の人

明け方、雨になる。

夜半からフライシートに ぽっぽっと何かが当たる音がしたが…雨だったとは。

アウトドアなので雨になることもある。

少なくとも天気予報は曇りだったので雨を想定してもおかしくなかった。

能勢は山間部で、平地に降らなくとも雨になることはある。

雨の撤収。

世の中でやりたくないことのひとつ。

雨中の撤収は…北アルプス雷鳥沢以来だ。

1996年の晩秋、凍えそうな朝だった。

思い出にひたっているうちに雨があがらないかな。

あがりまへんな。

覚悟を決めて撤収の段取りを考える。

タープもないので近くの木の下にチェアや荷物を運び雨を避ける。

珈琲を淹れて考える。

煙草を一本吸って考える。

仕方ない。

濡れよう。

すでにガッツリ濡れてるけど。

救いは目的が明確な作業であること。

他人の邪魔が入らないこと。

ストレスは限りなく小さい。

不思議なことに晴れより雨の方が、自分は野外活動をしているのだ という実感がある。

自然の真っ直中にいるのだ、ある意味ナチュラリストなのだ という実感。

なーんてことを考えず、とっとと働くのだ。

汚れた食器を水場へ持って行き洗う。

焚き火台も炭で汚れている。

水場へ2往復。

雑巾代わりにしたタオルで濡れているものを拭く。

パッキングして車へ積みこむ。

車とサイトを3往復。

さて残るはテントだ。

テントの中にあるシュラフやマットや毛布を車へ運ぶ。

ペグを外し泥を拭き取る。

フライシートを外し濡れたままトートバッグに押しこむ。

テント本体を適当に折りたたむ。

トートへ押しこむ。

最後にシートを折りたたみ撤収完了。

 

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「雨やまないね」

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♪ 朝の雨が降る 古い飛行場 という歌がある。さみしい歌です。

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♪ 朝の雨が降る 森のキャンプ場 本降りです。

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とりあえずチェアやテーブルを木陰に避難させる

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クリーク(小川)脇に生えていたキノコ、秋です。

8時過ぎにキャンプ場を出る。

本道までは一車線、すれ違えないのでビビリながら走る。

能勢の山中は雨にけむっている。

しばらく南下して一庫ダムのトンネルのいくつかを越えると晴れてきた。

10時半に帰宅、荷物を下ろし、車を返す。

早朝に起きて珈琲とデニッシュを食べただけで腹が減っていた。

丸亀製麺でざるうどんと天ぷら2種の遅い朝食。

ふたたび帰宅して装備を整理する。

 

初めてのソロオートキャンプ。

コストを計算してみた。

□ 交通費 カーシェア代  8290円(ガソリン代含む)

□ 宿泊費 キャンプ場   3680円(入場料、テントサイト使用料)

□ 薪、食料品(酒類)   3000円(薪一束、ウイスキー小瓶など)

おおよそ 15000円になる。

ひとりの遊びとしては(僕の基準では)決して安くはないと思う。

車を所有している人ならその半分くらいで済むだろうけど車の維持費は別にかかる。

レンタカーをもっと安く借りて、「杜のテラス」にしたら8000円以内に出来るか。

気が向いたとき、一人になりたいとき、年イチくらいの愉しみかな。

余命を考えるとあと〇〇回のソロキャンですね。

A部氏との酒キャンプならシェア出来るのでコストは7000円くらいで済む。

季節に一度くらいはいけるだろう。

ヒロと行くのは登山ベースにするときでいい。

くつろぐのが目的のキャンプならコテージを借りればいい。

 

気温はそれほど高くないのにやけに蒸す。

備品の整理を終えてグンゼスポーツの風呂へ行く。

何日かぶりにエアコンを入れる。

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夕食はジャーマンポテトとエビマヨ 今夜も缶ビールです。

 

夜、眼鏡堂氏よりLINEが届く。

エッセイストの吉本由美さんの本を読んで、いろいろとインスピレーションを受けていると…

 

「老後の一人暮らしが薄ら寂しいものになるか、豊かな…とまではいかなくてもちょっとは面白みのあるものになるかは本人のやる気に係わってくる。ここで言うやる気とは、自分の人生をどう終わらせるかを企画し演出する気力である。」

 

エンディングを演出する気力か。

スタイリストの草分け的存在だった吉本由美さんは僕より十歳上の七十四。

眼鏡堂氏が「それぞれの年代で、必要な力が変化するんだなと気づきました」とある。

僕は僕なりにソロ活動、ソロ活したり、新しい仕事もやろうと演出しているのだなあ。

以下、しばしLINEチャットする。

 

ぷよねこ ー吉本由美さん、若い頃にクロワッサンだったかに紹介記事が載ってて、年上だけど可愛い人だなあと。学生時代に一冊なんか本を読んだような記憶があります。大橋歩さんとときどき混同しそうになりますが。
眼鏡堂 ーとっても素敵な本でした。
ぷよねこ ー焚き火(bonfire)しながら、いろんな行動やイベントや仕事を「あと何回か…」と数えるようになっちゃったなと、いつからだろうとか考えてました。終わりを意識する終わりから逆算するのは確かにいろいろと諦められて楽だなあと思うこともある。
眼鏡堂 ー 選択肢が狭まるから、楽になる by吉本由美  自分はまだ広げられる時期、まだ、風呂敷は広げておきます
ぷよねこ ー でも、人間そんなカウントダウンするようには死ねないなと思い、途上の人でいいやって思ったね。カウントダウンがうまくいってもそれほど嬉しくないなと。
テントで読んでた本もオススメです。50歳で早期退職して、53歳でただ普通に暮らすことを目的にリヨンに14日間滞在した人。最新作では「よしむら」のことを書いてるみたいです。

 

終活しておこうというのはわかるけど、おそらく経験上、いや生存中の経験上、

こんな自分が終わりだけカッコ良く終われるとは思えない、経験上はね。(笑)

途上でいいじゃないですか。

人は途上で倒れるものです。

だから、せいぜいやりたいことをやりたい順に優先してやって、途上の人で終わりましょう。

そう思ったね。

 

2021/09/10 Fri. ひとりキャンプで喰って吞んで寝る。

行きたいと思いつつ行かずに3年、5年と経ってしまった。

今が一番若い  という金言かつ呪文に背中を押され齢六十四にて断行する。

 

ソロキャンプ決行!

 

最後に一人でテント泊したのは、まだソロキャンプなんて言い方はなかった時代だ。

多分、アラスカのデナリ国立公園のテクラニカというキャンプ場だ!

なんか、エラソウですよね。(笑)

ま、それはいい。

キャンプ場で最後にテント泊したのは自然の森ファミリーオートキャンプ場だ。

仕事仲間と3人、2012年のことだと日記にあるので……ほぼほぼ10年前でした。

2012/5/24 そうだ、キャンプ行こう! - ぷよねこ減量日記 clasic 2009/5-2016/1

昼前にカーシェアでNOTE e-power を借りて大阪の最北部 能勢町へ向かう。

距離は40キロちょっと。(昔は自分もフルマラソン走ってたんだなと感慨にひたる)

快晴の夏日、昔懐かしいナベサダのカルフォルニア・シャワーなんて聴きながら。

1978年、僕は21歳、金沢の海を思い出す。何にだってなれると思っていた愛すべき阿呆でした。

一庫ダムのダム湖周辺で工事渋滞がある。

途中、NOSE BOXというスーパーに立ち寄る。

竹輪とキャベツの千切りと小葱パックとぼんじり’(鶏)と秋鹿ワンカップを買う。

そのスーパーとファミリーマートのあるあたりを栗栖といい、この先にもう店はない。

のどかな里山風景が続き、山が深くなる。

2時前に自然の森ファミリーオートキャンプ場に到着。

事務所で入場料、テントサイト使用料、樹間サイトに案内される。

車を停めた場所からクリークを跨いで歩く。

歩くと言っても20メートルくらい。

「キリ 1 」という樹間サイトで、かなり広い、広すぎる!

このキャンプ場のサイトには直火の出来る石で出来たカマドがある。

その近くにテント、チェアなどを設営する。

今回はモンベルのムーンライト3というテントで独身時代はミネーロと六甲や唐松岳、

結婚してからはヒロと九重、白山、大白川、雷鳥沢へ行った30年選手だが、ほとんど痛んでない。

ここんとこ使ってなかったので現役として働くのは大白川以来、20年ぶりくらいだろう。

〇〇ぶりって話ばっかりですみません。

 

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樹間サイトにて幕営 このテントで寝るのは20年ぶりかも?

チェアとテーブルをセット、ことし買った7リットルのウォータージャグに水を汲みに水場へ行く。

チェアの周りがなんだか “片付られない人” の部屋みたいになる。

ま、いいさ。

山岳キャンプではなく、オートキャンプ(酒飲みがメインのキャンプ)のソロは初めてだし、

今日は試運転、少しずつ改善していこう。

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夜逃げ? みたいなキャンプになる。

落ち着いて、とりあえず缶ビールを開ける。

森のこもれびを浴びて吞むビール、旨くないわけがない。

スパゲッティを茹でる。

無印良品で買ったレトルト 「炒め玉ねぎとベーコンのナポリタン」であえる。

ツナの水煮も投入して混ぜ込む。

少しだけバランタイン17年の残りを入れて氷で割ったものを保冷ボトルに詰めてきた。

トマト味のツナとよく冷えたバランタインが合う。

木々の緑が目にあざやか。

至福の昼下がり。

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見上げれば木漏れ日の森

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出来たらツナとガーリック欠片を炒めて混ぜ込みたかった。

 

本を読む。

煙草を吸う。

ときどきウイスキー。

近くのクリーク沿いを歩く。

足を滑らせて左足が水につけてしまい、靴下を濡らす。

両足の靴下を脱いでクロックスに履き替える初老のハックルベリー。

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傍らに澄んだ水の流れるクリーク テントからも水音が聞こえる。

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「日本の川を旅する」はキャンプに常備したい文庫本

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椎名誠の解説 何度読んだことだろう?

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ONのクラウドベンチャー 防水だけどソックスが濡れたらおしまい。

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片方が完全に水没した。

酔眼で他の樹間サイトを巡回する。

どれどれ。

初老夫婦、幼い子供を連れたファミリーが二組ほど。

ソロのテントが4つほど並んでいる。

自然の森ファミリーオートキャンプ場という名称だがソロ率は高い。

サイトにスクーターを停めた女性ソロもいた。

でも、このキャンプ場はソロだと割高なんだよね。

最初に予約しようとした「杜のテラス」はソロキャンプが基本なので2500円ぽっきり。

ここは入場料とサイト料を合わせて3680円、1000円以上の差がある。

ここで二人だと4730円、杜のテラスは5000円と少しだけど逆転する。

ソロなら「杜のテラス」かな。

でも、ここのサイトの広さは捨てがたい。

直火で焚き火出来るのも嬉しいが、ソロなら焚き火台があればいい。

なんてことをつらつらと考えながら午後の散歩を愉しむ。

 

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樹間サイトはソロ率高し。

 

拾った枝を持参したノコギリと鉈で切って焚き付けにする。

5時過ぎ、薪に火をつける。

炭を投入して赤く焼いてスノーピークの焚き火台に入れて炭火グリルを作る。

ぼんじりと厚切りハムを焼き、塩胡椒して、2本目の缶ビールを飲む。

昨日買ったウイスキーの小瓶を開けて氷水で割る。

ウイスキーはデワーズホワイトラベル、これがなかなか絵になるラベルです。

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緑に合う、焚き火にも合う。

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相変わらず乱雑なソロキャンプサイト

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作り付けの直火かまど

千切りキャベツと竹輪を炒める。(川藤焼き風?知る人ぞ知る)

冷水でひやした秋鹿のワンカップを飲む。

このあたりで日が落ちる。

満腹になってきた。

となりのサイト「キリ2」の大きなスクリーンテントの家族も焚き火を始めた。

でも、初心者だな。(笑)

立派なリビングのあるテントなのに照明がめちゃ少なくて暗い。

ソロキャンプは少しくらい暗めでもいいけど、ファミリーキャンプはグループは明るい方がいい。

ときどき御前浜でも夜に初心者らしく若者がバーベキューしてるけど照明を持ってなかったりする。

僕も経験者なのでわかる。

照明なんて懐中電灯みたいものでいいだろと高をくくっていしまうので。

そこまでイメージできない。

でも、暗い中で食べるバーベキューってかなりアウトなんですよね。

夕食の〆は…お昼と同じ無印のスパイシーチキンカレーともち麦飯にしようと思ってたが、

入りそうにもないので、チキンラーメンを半分だけ食べることにする。

そこ頃になると薪も少なくなって瞼も重くなってきた。

まだ7時なんだけど…。(笑)

もう一本煙草を吸う。

卵と葱をいれたハーフチキンラーメンを食べる。

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初の酒飲みソロはチキンラーメンで締める。

眠い。

焚き火をしながら、思索を愉しんだり、楽しかった思い出を肴に飲みたかったけど、

薪も尽きて、瞼も重くなって、何もしたくなくなって、寝よう と思った。

夜空を見上げるが星も見えない。

歯も磨かずにテントにもぐりこむ。

シュラフをかけてすぐに眠る。

 

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NISSANのハイブリッドカー リアシートを倒して収納。

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クリークを跨いで装備を運ぶ。

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およそ20メートルの移動でサイト キリ2 という名前

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竈(かまど)のある木陰をベースと決める。

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モンベル ムーンライト3 1990年代前半に購入 歴戦の勇士

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雨に強い、湿気に強い、暑さに強いというのが売りだった。

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この空きスペースの広さ

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ソロキャンプの仲間

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薪を購入 700円は高いなと思う。

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お隣はコールマンのスクリーンテント 大所帯です。

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このクリークの水音がずっと聞こえきた。

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受付棟には自販機がある。アルコール類はなかった。

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一番近い水場までは50メートルくらいか。

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意外にソロキャンプ率高し。

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このタープの使い方は参考になる。

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てんも飲むのか?

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点火! ひさびさの直火です。

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夕餉前の晩酌はふたたび缶ビでやり直し。

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能勢の地酒「秋鹿」もスーパーで購入。

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てんと語らう夜

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テントで読書なんていつ以来だろう。照明を吊り下げる金具が欲しい。

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たわむれに…

 

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中央下の「キリ1」というサイトです。

 

2021/09/09 Thu. 更新されてない!

NHK BSで「The Covers」という番組がある。

有名な歌を様々なジャンルのシンガーがカバーすると言う趣向。

この前は井上陽水がつくって中森明菜が歌った「飾りじゃないのよ涙は」を

聴き比べ企画として、明菜本人のライブ映像、鬼束ちひろ、元ちとせ、秦基博らが歌う。

松本隆と大瀧詠一の回とか、徳永英明の回、筒美京平の回とかあって面白く見ている。

僕らの世代では、いや僕は懐かしいスタンダードとして中森明菜あたりがギリだと思う。

(いや、中森明菜の世代でもないか)

それ以後も何曲かはあるけど、自分の中でそれはそこそこ新し目の曲ですね。

いやいや、どこから更新止まってんねん? と声が聞こえそうですが。

今の歌はほとんど知らない。

たまには聞くけど自分の肌に合うものだけをつまみ食いしてるだけ。

たとえば、あいみょんの「マリーゴールド」とか…くらいか。(笑)

あ、あと藤原さくら、坂口有望…。

ほとんど知らない。

というのも…番組のスピンオフ企画でナレーター女子(FM802DJ)と音効マンが、

これまで番組で使った曲についてのトークをして、その動画を編集して、

「ああ、今の曲 ぜんぜん知らんわ」と痛感したのです。

 

  

 

登場した曲のラインナップはこんなです。

[Alexandros] 「famous day」

Hump Back 「クジラ」

oasis 「wonderwall」

緑黄色社会 「あのころ見た光」

MAN WITH A MISSION 「RAIN OF JULY」

NICO TOUCHS THE WALLS 「ニワカ雨ニモ負ケズ」

ELLEGARDEN 「風の日」

サンボマスター 「はじまっていく、たかまっていく」

聞いたことあるのはオアシスくらいでした。

どっちが曲名でどっちがアーティスト名かもわからない。(笑)

 

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午後から晴れる。芦屋のレフトでナイトアローの見積もりをお願いする。

夜中に降った雨も上がっていた。

明日から能勢へ一泊二日でキャンプに行こうと目論んで準備をする。

A部氏を誘ったが、どうやらソロになりそうだ。

ソロならば静かそうな「杜のテラス」に予約しようとサイトを見たら…!!

なんと平日(金曜だけど)、30ほどあるキャンプサイトがすべて予約で埋まっている。

1サイトの空きもない。

ちょっと挫けた。

諦めるのは簡単だけど、次はいつその気になるかもわからない。

せっかく装備も準備したし、他を探すか。

自然の森ファミリーオートキャンプ場のサイトを見る。

前に3度(最後は2012年)泊まったことがある。

かなり広いキャンプ場なのだが、オートキャンプサイトは2,樹間サイトは5残ってるのみ。

人の少ない森の中で静かに過ごしたい、という目論見は果たして叶うのか?

コロナ禍でキャンプブームなんだな。

いろいろと怖じ気づいて臆病になっていく。

迷ったら勇気を出して Go !

自分のキャンプ力がどこまで残っているか、をチェックしよう。

去年、こんなことを書いている。

「行けるうちに行こう」「出来るうちにやっておこう」

数日前のぷよねこ日記にも書いたが、これが僕らの世代への檄文であり、同時に呪いでもある。

この呪文の先には、いつか終わる、いつか出来なくなる、がある。

それは単なる予測ではなく決定事項で、僕らはそのときを待っている。

まだ行ったことのない場所へ行けるだろうか?

いつまで山歩きをしたり、気持ちいい朝ジョグを続けられるだろうか?

その能力がじわじわと減衰していくのを実感する六十代です。

今が一番若い。

2020/11/29 歩けるうちに歩け - ぷよねこ減量日記 new / since 2016

 

夕方、図書館、芦屋レフト、セリア、ユアサ酒店、マックスバリュと回る。

 

ソロキャンプでのメニューはこんな感じで。

どうやら能勢温泉はコロナで日帰り入浴が出来ないみたいだ。

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川藤焼きとは? 夕はチキンラーメンかカレーのどちらか一択

2021/09/08 Wed. ローポインター的な暮らし

パラリンピックで憶えた用語のひとつにローポインターがある。

車いすバスケやラグビーは障がいの違いでそれぞれの選手に持ち点がつけられている。

チームの合計ポイントの上限が決まっていて、対戦相手との公平を保つ。

重度の障がいの選手でも出場できるしくみになっている。

重いほどポイントが低く、1.5点以下の選手をローポインターと呼ぶ。

仲間うちのLINEグループでつぶやいた。

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健常者もトシをとるとローポインターになる。

車いすバスケを観ているとスピードや運動量で劣るローポインターはそれを自覚した上で、

ポジショニングで相手のハイポインターを大事な局面で止めたり、しっかりと役目を果たしている。

ローポインターにはローポインターの役割があり存在価値がある。

福井小旅行の際にこんなやりとりがあった。

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豊富な活動量、スピード、瞬発力は望まない。

ローポインターライフを愉しもうと思っている。

これってある意味でロハスな生活ってことかな?

 

朝はゆっくり起きる。

雨が降っている。

コーヒーを淹れて飲む。

金柑ケーキがおいしい。

日記を書いてアップする。

入院中のセルジオが好きな詩人の作品を検索したり。

三好豊一郎、トランペットで検索すると「風屋敷日録」がヒットした。

セルジオのブログだ。(笑)

“――夏よ、とびちる火の斑点の夏よ、

ひまわりのすがれた花のかげに埋葬される痩せおとろえた老人たちの夏よ!”

(三好豊一郎「トランペット」)

セルジオらしいなと思う。

肺から管を抜いて痛かったという。

入院は長引きそうだ。

肺の一部を切り取ったのだ。

一ヶ月くらいはかかるだろうな。

緊急事態宣言も延長されそうだし、ゆっくりとされるがよろしい。

今の彼もまたローポンター。

 

雨も止んでいたので3時過ぎからGIANTで図書館へ行く。

元朝日新聞記者でアフロヘヤーのエッセイスト稲垣えみ子さんの本を借りた。

稲垣さんは日本酒好きで天満の「よしむら」のことを書いていると知って、

どんな本を書いているのか読んでみたくなって何冊か予約しておいたのだ。

その足で芦屋の自転車屋レフトへ行く。

欲しい自転車の在庫を調べてもらおうと思ったのだが水曜は定休日だった。

ならば、と旧宮塚アパートのムジカへ行く。

一人で行くのは初めて。

大きな窓に向いたカウンターの端っこが空いていた。

居心地良し。

カウンターから愛車GIANTを撮る。

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英国田舎暮らし風の絵面になる。愛馬のようで愛おしい。

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宮塚住宅は石造りのアパート、住みたいな。

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シチュウドアイスティー、この店ではこれ一択。

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酒以外のドリンクで美味しいと思える数少ない一品 770円也

 

借りてきた稲垣えみ子さんの本は「人生はどこでもドア  -リヨンの14日間- 」

50歳で新聞社を辞めたえみ子さんがあこがれの異国へ行きたい、異国で暮らしたいと

53歳の時に一念発起してフランス第2の都市リヨンで14日過ごしたときのエッセイ集です。

なぜリヨン?と思った。

リヨンに憧れがあったわけではなく、たまたま、偶然でした。

日本酒好きの彼女が知人の蔵元からにフランスで日本酒を醸している若者に会いに行く

という話を聞きつけて「私も同行したい」と思い、それがリヨン近郊で、ならば、

前乗りして、憧れの異国暮らしをその前の2週間にやってしまおうと思った。

…ということらしい。

えみ子さんは書いている。

退職したら実現しようと思っていた。

でも、気がつけばあっという間に2年が経過…

こんなことをしていたら、きっとあっという間に5年たち、10年たち、せっかく早期退社したのに

フツーの定年の年齢に到達してしまうではないか!

発想の転換が必要だ。

そうだ。「ちゃんと準備しよう」などと考えるから、いつまでたっても旅立てないのだきっと。

行ってしまえばいいじゃないの?準備など何もせず、エイッと

そうなんだよな、と僕も痛感している。

仕事も遊びも、トシを重ねるほど準備に重きを置く。

予習は大事で、リサーチを怠らず、周到にリハーサル(イメトレ)もする。

何度も苦い経験をしてきたので、それは知恵というもので決して否定すべきではない。

それはいかにもローポインター的な行動原理。

準備が行動を制限している。

でもなあ、たまには冒険してもいいなあ、と思う。

アドベンチャーね。

アバンチュールね。

でも、もう失敗はしたくないなあ。

準備をすることでリスクは下げられる。

準備をすることでチャンスを逃すこともある。

うーむ、迷えるローポインターでありました。

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準備できたら実行しようと思っていたら…人生は終わるかも。

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庭に作り付けのカウンターがあった。

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バーハンドルが少し長い。カットしようかと考えている。

帰宅して少し雨が降ってきた。

でも、涼しいし、少し走ろう。

午前中はずっとパソコン作業で、夜もパソコン作業があるし。

ミストのような雨。

いつのまにか止む。

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日が落ちて「西宮ビーチリゾート」に灯がともる。

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新しくイタリアンレストランが出来たらしい。

 

夕食はホットプレートでお好み焼き。

うちは豚一択です。

お好みの友はアルコール0.5%のビアリー。

BS1で「にっぽん百名山」の大雪山(テント泊)を観ながら食べる。

ヒロがこういう登山の番組を観るたびに言う。

「ここは距離があるけど高低差少ないからもう少しトシとってもいけるかな」

「コロナが落ち着いたら山小屋が営業するからここもまた行けるね」

ときどき目頭が熱くなる。

もうそんなに時間がない。

僕はあと何回の山行と考えてしまう。

ダメなんだけどね、すぐに残り時間を逆算するのは。

 

松重豊のLINEスタンプを送ったら、眼鏡堂氏から…

「松重豊といえば…アンナチュラルにドハマリしてます」と届く。

家族にようやく追いついたかと言われたそうな。

何のことかわからなかったがドラマらしい。

amazonで観られるので一話目を観た。

なかなか内容の濃いドラマじゃないか。

松重豊のスタンプじゃないが…「いいような気がする」

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第1話でも石野陽子が母親役でした。