ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2018/3/15 ミズーリ州エビング郊外にある3つの看板

映画「スリービルボード」@TOHOシネマ西宮

未来に希望なんかなくても人はやすらぎを感じることができる。

希望は裏切るし、なかったらないで、先のことは道々考えていけばいい。

なんだか老後の生活設計みたいだな、と。

この映画のラストシーンを観て思った。

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冒頭、朽ち果てた路上の看板が霧に浮かぶ。

女性ボーカルで「庭の千草 Last Rose of Summer 」が流れる。

奇妙な味わい。

 

   アメリカの片田舎の大通りに並ぶ3枚の看板に、
   ある日突然、現れた真っ赤な広告。
   それは、地元で尊敬されている警察署長への
   抗議のメッセージだった──。

 

「スリー・ビルボード」@TOHOシネマ西宮ガーデンズ

ことし5本目、レイトショーで観ました。

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青いバンダナを巻いた主人公のおばさんミルドレッドを演じるのはフランスシス・マクドーマンド。

1957年生まれだから僕と同い年です。

この人が強い。

強さは目的が明確だからだ。

もともとそうだたったんだろうけど娘が殺されて肝がすわった感じ。

とにかくためらわない。

やるか、やらないか二者択一。

やると決めたら躊躇なくやる。

警察だからって関係ない。

差別主義者の警官との対峙も気持ちいいくらい。

そして、差別主義者の警官ディクソンがいい。

人は多面的である。

なにがスイッチを入れるかわかったもんじゃないね。

この二人です。

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アメリカを車で走るとこの手の看板をよく見る。

2005年、ニューイングランドをボルボのステーションワゴンで一人旅したことを思い出す。

僕はもう48歳だった。

マサチューセッツ、ニューハンプシャー、メイン、ヴァーモントを巡った。

映画を観ながら秋のニューイングランドを思い出した。


『スリー・ビルボード』予告編 | Three Billboards Outside Ebbing, Missouri Trailer

 

かなり暖かい一日。

ネルシャツでも汗ばむほど。

ようやく午前中に確定申告に手をつける。

あとは用紙に記入して郵送すれば終わる。

午後から出社、先週の木曜以来だから1週間ぶり。

「さらば闘将」の素材リスト、リニューアルの打合せなどなど。

6時前に社員食堂で木の葉丼の夕食。

A木と笠置温泉の話をしていたら6時半になってて走りそびれる。

レイトショーを予約購入していたので少し時間が余る。

グランシャトー近くのビルにできた「でんいち2号店」という立ち飲みで半時間。

西宮のユニクロでジャガーパンツ1990円を購入。

熱いコーヒーを買ってレイトショーを観る。

見終えたら23時半、小雨になっていた。