ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2018/2/5 凍夜に励む

朝イチで「視聴率10.4%占拠率24%」がLINEで届く。

僕の立場からだと見応えがあったかどうかが最大関心事項だけど周囲はそうじゃない。

スポーツ系のドキュメント番組で二ケタは滅多にないと思う。

てなことで明けた春の2日目は凍れる夜に鉄の球や樹脂の槍を投げる高校生を撮影する。

久々に手がかじかみペンが握れなかった。

最近、ハンマー投げの選手の取材とか、やったことのない経験をするたびに思う。

これが生涯最後だな、と。

思わず、くすり、と笑う。

 

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ありふれた部室の階段。

どこにでもある若き日の心象風景。

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オリンピアンとその恩師も寒夜に立つ。

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陸上競技の練習は淡々としている。

やり投げの彼女は2本のやりを投げては拾い上げ、また投げる。

そのくりかえし。

投げては拾い上げまた投げる。

そのくりかえし。

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寒空の下、身体が冷え切り、メモをとろうとしても手がかじかんでペンが握れない。

尼崎でタクシーを呼んでも阪急も阪神も相互も来てくれず顧問の先生に園田駅まで送ってもらう。

駅で拾ってジェイ尼で下ろしてもらう。

サイゼリアで一人夕食。