雨の月曜日。
なにゆえにこのタイトルになったか?
かいつまんで書くと…明日からの天気予報が好転したので18日から一泊二日で白山方面へ行こうと
福井行きの高速バスを予約、4枚綴りの回数券を買うべく阪急梅田のバス乗り場へ行った。
その帰りに寄った紀伊國屋書店でなにげなくとってパラパラした文庫本が本屋大賞で話題の
宮下奈都さんの初エッセイ集で彼女のプロフィールを見たら福井出身。
そして夜、編成M氏と約束してた映画のレイトショー。その舞台となってたのが福井の芦原温泉。
で、福井がシンクロした日。
「ちはやふる 下の句」@MOVIXあまがさき
編成M氏に招待券をいただき、きょうオフのタクマと見る。
尼崎、20時50分のレイトショー、観客は僕ら3人だけ。
(予告編の最中に男2名が座り計5名で観賞)
感動の二部作、ついに完結…って完結したのかどうか?
「下の句」は多分に劇画チック、漫画チックだった「上の句」のスピード感もテンポも失われ、
事前にイマイチだというレビューは読んでいたのでハードルを下げて臨んだが、残念な出来でした。
原作は読んでないのでどうなのかはわからないけど脚本が悪いのだろうか。
仲間といっしょに、仲間のために、かるた競技をすることの価値が伝わらない。
そもそも かるた競技 ってそういうものなの?
つながる、つながれ、つながりたいのかけ声も空しい。
せっかく上の句で際立ってたチームそれぞれのキャラが下の句では活かせてない。
ライバルであるクイーンのデータをまとめ上げる。
机くんの分析力を活かすのかな、と思ったのにそれきりだし、
古典文学少女の大江さんもクイーンの「ブンガク的な嗜好が競技に表れています」
などとサジェスチョンするのだが対策を講ずるでもなくそれっきり。
加えてライバル高校がエースが彼女に渡してくれた秘密ノートの扱いもぞんざいだし、
メガネくんの福井弁もなんだかなあ、だし。
(福井の方言は難しいのだと出身の作家宮下奈都さんが書いていた)
でも、広瀬すず&松岡茉優の顔を、暗闇で照れずに、
誰に咎められることも無く、ガン見できたからいいか。
招待券だったし。
バリバリの京女、ダサいファッションセンスのかるたクイーンは松岡茉優。
チームの絆はもういいから彼女とのライバル物語が見たかったな。
「またかるたやりましょ」とちはやが言うと即座に「いつや?」
朝、久々に筋トレ。
8回が今月の目標だけどまあ3回目。
午後、映画「蔦監督」を見終わった警備員Y田と合流。
泉の広場の「七津屋」で昼吞みする。
Y田曰く、映画は冒頭から拒否反応があった、そうな。
いま事情あって彼は八十半ばの老母と暮らし、毎日、小言や愚痴に曝されている。
映画でキミ子夫人のインタビューが出るたびに嫌悪感があったのだという。
そうだよなあ、あの映画で一番しゃべってるのはキミ子さんだからなあ。
この春から警備会社と社員契約して保険や年金も会社で入ったのだとか。
ちょっと一安心である。
七津屋はおごる。
スタバに誘うとコーヒーなんか飲まないという。
酒が飲めるならつきあうとのこと。
普通のスターバックスにはアルコールはない。
仕方なしに銀座屋でもどうかと誘う。
坐りたいという。
泊まり勤務明けだ。
疲れているのだろう。
かといって老母のいる実家には帰りたくないそうだ。
仕方ないので銀座屋の隣り「吉豊」へ行く。
午後5時、客は誰もいない。
テレビでは大相撲中継。
悪くない。
ハイボールを飲んでいたら店が混み合ってきた。
散会する。
ヨドバシ、阪急バスターミナル、紀ノ國屋を経てJR尼崎へ。
Q'sモールの回転寿司「もりもり寿司」でレイトショーを待つ。
見終わって23時近い。
雨はやまない。
西宮駅からカッパを着て走る。