2016/4/7

人生に締め切りなんてない と錯覚していた頃、

「ライ麦畑でつかまえて」は特別な小説に思えた。

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

 

 最初に読んだのは大学生のときだった。

野崎孝訳の白水社版、上の新書版じゃなくてビニールカバーのついたの白い装丁の本。

主人公のホールデン・コールフィールド、語り口が新鮮で、

彼の価値観にいちいち共感し、若き日の愛読書となった。

いま、村上春樹訳で読んでもまったく共感出来ない。

途中で放り出してしまった。

訳のせいじゃない。

自分が変わってしまったのだ。

最初に読んだ頃、不遜にも人生は無限だと思っていた。

もちろん人間は、いつか老いるし、必ず死ぬ。

理屈でわかっていたでど、あの頃は想像もしなかった。

世界は永遠に続くと錯覚していた。

人生に締め切りがあるなんて想像もしなかった。

現実はクソったれだけど、支払い猶予(モラトリアム)だ。

いつかは “ここではないどこか” に逃げられるだろう。

ここではないどこか。

ホールデン少年にも、僕にも人生の目的地はなかった。

ただ逃げるのが楽しかった。

だから気が合った。

どこにも属さないこと、縛られないことを誇りに思っていた。

果たして…支払い期限は来た。

過去の自分にだまされていたような気がしている。(笑)

それに「もうそんなに時間も残っていない」

逃げられる場所なんて無かった。

今になっていろいろと気がつくことも多いけど……すべては手遅れだ。

 

Coyote の安西水丸特集がいい。

何冊か買ったけど永久保存版はこれだ。

イラストも好きだけどエッセイもいい。

「4番目の美学」「メロンが食べたい」「ちいさな城下町」…何冊読んだだろう。

10年ほど前に房総半島の千倉へ行った。

水丸さんが幼少期を過ごした町だ。

太平洋と燈台の写真を何枚も撮った。

本当は写真じゃなくて水丸さんのような絵をさらさらと描けたらいいなあと思う。

水丸さんが亡くなったのは2014年の春だった。

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日記を読み返すと桜の季節には必ず嵐が来る。

2012年には爆弾低気圧、2014年も二つ玉低気圧の記述がある。

けさも朝から荒れ気味の天気。

和歌山に暴風警報が出ている。

10時過ぎには阪神地方にも暴風警報が出た。

マエケン初先発、第二打席でホームランを放つ。

 

テロップの原稿を書く。

ボールペンに凝っているので手書きが楽しい。

ゼブラのSARASAクリップの1.0mm と パイロットのフリクションボール0.7mm。

ともに太書きでインクはブルーブラックだ。

今まで無頓着だったがペン先の太さとインクで書き味がこうも違うのか。

お気に入りのペンがあると仕事も少しだけ楽しくなる。

 雨はそれほどでもないので駅まで自転車で強行突破する。

西宮駅のホームに立ったとき土砂降りになった。

間一髪。

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ポスプロ編集、2時間で終わる。

 

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教場 (小学館文庫)

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