ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2018/10/16 急げ、そして転ぶな

山は紅葉で錦に染まっている。

しかも秋晴れ、台風の気配はない。

絶好の登山日和。

なのに…。

人生はわからないものです。

遊べないと恨み言をいう前に、幸運に感謝すべきです。

階段から転倒、数センチの差、100分の一秒のタイミング差、そこに何かがあったら…。

その中のひとつでも間違えれば、いまとは違ういまになっている。

運命、そう運命に感謝です。

 

今月、僕より年若の局員(局長職)がヨドバシカメラの店内で倒れて頭部を撲ち、

救急搬送、その後、外傷性のくも膜下出血で亡くなった。

転倒して死ぬ人は交通事故の2倍だそうです。

それも転倒して寝たきりになって間接的に死ぬという人は数に入れてはいない。

 

悠々として急げ そして 転ぶな です。

 

せめて食卓は秋が欲しい。

秋刀魚、栗小豆おこわ、豆苗の胡麻和え、蓮根の金平、赤だし です。

ヒロは秋の旬定食で1200円くらいとれるかなあと言う。

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とりあえずとりかかったネットメディアの仕事。

仕上げの編集、完パケのスケジュールもスキルもなく他人まかせになることは心苦しい。

今回に関しては撮影までの段取りと事前ヒアリング、前日泊まりの終日撮影、ここまでだ。

せめて…と取材メモやインタビューの書き起こしをして過ごす。

 

気詰まりになるので夕方、きのうと同じようにグリーンベリーズ Greenberry's COFFEE

「雨降る森の犬」の風景を、会話を、バーニーズ・マウンテン・ドッグのぬくもりを

味わいながら読み進める。

読了してしまうのがもったいないのだ。

 

13年前の冬、北海道の大沼で初めてスノーシューをしたときの相棒。

ホテルまで迎えに来たガイドツアーの車の助手席に座っていたダン。

バーニーズは短命だという。

もう亡くなってるんだろうな。

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大雪原でいっしょに遊んでくれた。

ダンも3歳くらいだったかな。

僕のスノーシューのかかとを踏んで僕を転ばせて遊んだ。

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小説の舞台はこんな森の中かな。

この夏に歩いた北八ヶ岳のシラビソの森。

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夜は自家製のフライドチキンとおでん鍋。

本搾りの林檎&葡萄を3缶飲む。

4%だから普通のチューハイ2本分のアルコールか。

いま流行りの9%チューハイなら1本ちょっとか。

インタビューの書き起こしを2時近くまでやってメールで送る。

任せたなら、任せよう。

また「雨降る森の犬」を少し読む。

森の中にあるログハウスで犬と暮らす。

これって理想だな。

もっと早く、せめて40代前半にこの理想を確立させていたらと思う。

後悔があるとすれば、そのひとつはこれかな。