ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

憧れのLLビーン 夢見る頃を過ぎて…

女優目当てでTVerでドラマを観た。

長女役の仁村紗和と二女役の堀田真由。

日テレ「若草物語 恋する姉妹と恋せぬ私」

www.ntv.co.jpドラマはちょっと薄ペラくて残念な出来だったけど、ひとつ気になることがあった。

二女役の堀田真由はテレビ局でドラマの助監督をしている。

そんな彼女が仕事着、通勤着として着ていたアノラック見覚えがあった。

アップで見ると胸元にLLビーンのロゴ(ワッペン)が!

 

堀田真由の通勤着はLLビーンで揃えてる?

 

「若草物語 堀田真由 LLビーン」で検索すると…同じ商品が売られていた。

これはちょっと着られないよね。

お、いいね。

と思ったけど、この配色は僕には無理だね、と諦めた。

 

民放のドラマにLLビーンか…。

ちょっと不釣り合いに思った。

勝手に推測しているのだけどLLビーンはビジネス的に苦戦している…のだと思っている。

梅田や三宮にあった店舗は10年くらい前に閉鎖してしまった。

閉まる前に何度か行ったが客はまばらで、しかも僕らくらいの年配役ばかりだった。

若者はLLビーンなんて着ない。

アメリカ東海岸のこの老舗ブランドに憧れて、苦労してカタログを取り寄せ、

メールオーダー(!)して、一ヶ月ほどかかる船便を待ちわびてた僕らとは違うのだ。

 

そのビーンが日本のドラマの衣装協力をするとはちょっとした驚きだ。

「若草物語」の堀田真由はいい。長女役の仁村紗和もいい。

 

店舗はなくなったけど、かつては会員だったので今も季節に一度はカタログが届く。

「ここんとこ10年以上買ってないのに申し訳ないくらいだね」とヒロと話す。

何か欲しいものはないか、と温かい目で見るのだが…ない。

かつては誕生日プレゼントにフリースやジャケットを買ったこともあったけど。

今は…なんだろう、あまり欲しいものがない。(笑)

安価なユニクロや無印と被って、しかも割高。

ジャパンフィットはあるけれどサイズ感にも違和感がある。

 

いいなと思うが全く似合わなかった。

定番のクラシックなフィールドコートには憧れるが、ちんちくりんのジャパニーズには似合わない。

夢見る頃は過ぎてしまった。

僕が身長185センチくらいのアメリカ的なサイズならまだしも。

いまLLビーンで使っているのは…トレッキングシューズとキャンプ用のトートバッグくらいだ。

 

2005年9月、メイン州の本社へ行った。

ボルボに乗ってニューイングランドの一人旅、いま思えば幸福な体験だった。

メイン州フリーポートの本店は巨大だった。

創業者のビーン氏。レオン・レーンウッド・ビーン。

半日以上を過ごした。思えばシアワセな一日。

嬉しそうです。当時48歳でした。