糸井重里の引用から始まる50代ラスト7日間の日記のはじまり。
「あとあとのためにとっておこう」というのはいい。
でも、そのあとあとがあんまり後になると、
おいしくもたのしくもなくなってしまう。
なんでもさめないうちに食ったほうがいいんだ。
(糸井重里「ボールのようなことば。」より)
四十代以降というのは、この「あとあとの楽しみにとっておこう」という気持ちと、
「さめないうちに(老人になってしまう前に)食べてしまおう」という気持ちとが、
一進一退の攻防を繰り広げた時代であった と言えなくもない。
小説家の堀江敏幸がいつかラジオで人生を回転寿司にたとえていたことを思い出した。
回ってきた皿を、欲しい、と思う時にとらないと一周回ってきた時には満腹になってるかも。
「グラスに口をつけたら最後まで飲み干せ、グラスを置いて戻ってきても雫も残ってない。」
と開高健も「河は眠らない」で言った。
さて六十代、慎重と行動のせめぎ合い、覚悟を決めよう。
「ほぼ日」でこんな連載があった。
しずかな気持ちで心に染みいる感じがいい。
夜に走る約束をしているので今朝は走らず。
午前11時の朝食はごらんのメニュー。
まん中にどーんと大鍋のおでんが湯気をあげている。
ハムエッグも大好きだ。
水菜と揚げの煮びたしも好物。
何と言っても今日もメインは烏賊素麺。
朝食にいかそうめんが出るなんて我が家は函館の旅館か、と一人つっこみする。
おろし生姜がいいんですよね。
去年は烏賊が全国的に不良だった。
海水温の上昇と中国漁船の乱獲が原因とされている。
ことしの春はどうなんだろう?
ニュース斑会に5分遅刻する。
Y下が3月いっぱいで辞めるとの報告直後だったそうな。
「社内の人事異動みたいなもので」と理由を言ったとか。
巨人の監督交代か!
やりたいことが他に見つかったのでやめます、でいいではないか。
見え透いた嘘つくほどのことではないよ、と彼が自覚するのはいつになるのか。
少しだけ仕事をしてスケジュール調整をする。
あすリートの編集チェック。
うーむ、同じアスリートを二度目三度目放送するときの工夫がない。
やっつけ仕事になってるな。
毛馬水門までの往復を走る。
途中から3人バラバラになる。
おととい14キロ走ったから無理はしないでマイペースをこころがける。
きょうも「ローマケン」へ行く。
前回は金曜日だから並んだけど今日はすんなり座れた。
鼻の頭にバンドエイドを貼った女の子がさっとジョッキ2つを用意してくれる。
A藤が飲まないことをちゃんと憶えている。
出来る娘。
ま、逆に飲まない奴でリピートする奴珍しいので驚くべきことではないのかも。
でも、この回転の早い店を仕切るのはかなりの腕がなければ無理だ。
彼女は凄いのはイライラやバタバタ感をまったく感じさせないこと。
愛想が悪いわけではない。
でも、必要以上に媚びを売らない。
バスケの優秀なポイントガードみたいだ。
60分のつもりだったが30分に差配されていた。
8時15分から飲み始めて、小皿の3品、キャベツ、鶏の素揚げ、枝豆ぺぺロン、
ナポリタン大盛り、卵サラダ、とジョッキ3杯半で8時45分まで。
30分で十分だった。
最初に500円、料理が3人で3500円だから一人1200円ほど。
ビール飲みは1700円、飲まない奴は1400円ほどか。
いつものメンバーだし、ランニングのあとはダラダラ飲まず、さくっと飲んでさっさと帰る。
これを定番にしよう。
帰宅後、「スポーツ内閣」のクライミング編を見る。
塚本のジムで収録していた。
日本を代表する男女二人のクライマー楢崎と野口が講師役。
僕も10数年前に体験したことがある。
武井壮が登った10mのウォールも登った。
面白かったが続けられる覚悟がなかった。
思えば、あのときからずっと続けてたら、と思う。
マシンの筋トレは好きではない。
どうも続かない。
週一くらいで出来て安上がりな方法はあるのだろうか。