ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2021/04/02 Fri. 半径5キロ圏内の楽園めぐり

2日から6日、5日分も渋滞したままなので、写真のみでもアップしておきます。

2日(金)は午後から近所の行楽地を自転車とハイキングで回ってきました。

夙川のミヤナガで惣菜パンを買って、ニテコ池経由で廣田神社、ミツバツツジが満開!

ふたたび自転車で移動して北山緑化植物園、到着したのは4時半過ぎでした。

桜やシャクナゲが満開で、この季節の植物園は地上の楽園です。

*自分の記録として追って記します。

 

廣田神社こそが西宮と言われ、戎神社の総本山である西宮神社はその分社だった。

セルジオから聞いた話だが、そんなことが廣田神社の案内に書いてあった。

西宮神社はかつての海沿いにあった。

東宮は伊勢神宮なのだとか。

廣田神社も長い参道があり、小山が境内で大社と呼ばれても不思議じゃない。

コバノミツバツツジが満開だった。

廣田神社にはこの季節にしか来たことはないが、3回目くらいだろうか。

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「花とおじさん」たまには被写体になる。

苦楽園あたりから廣田神社への道に迷い、随分遠回りしてしまった。

あとで地図を見たら苦楽園からは単に真東へ向かえばほど近かったことがわかる。

171号線まで南下してしまったのだ。

廣田神社からも171経由で、西田公園を経て夙川沿いの道へ。

銀水橋手前で自転車を押す。

住宅地を歩いたが、遊歩道を詰めて、階段のところで駐輪するのがベストかな。

きょうはとにかくヒロの重い実用車を担ぎ上げて銀水橋に停めた。

 

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午後遅くに植物園に入る。

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ちらほらと家族連れとかが残っていた。曇りだが見事な桜の園。

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楽園と呼ぶにふさわしい。

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ガーデンテーブルで赤ワインとミヤナガのパン 定番です。

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廣田神社の入り口 桜とツツジが同時に咲いている。

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コバノミツバツツジの色は自然界の奇跡

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廣田神社は広い。丘の上までぐるりと回る。

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ミツバツツジの海に溺れる。

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入場無料でお得感あります。(笑)

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マスクマン、ツツジの花森をゆく。

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シロヤマザクラの一種だろうか。大きな花が一斉に咲く。

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フライデーハイクは大満足の一日、というか半日

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桜の空の下

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桜色に染まって舞う

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舞い上がって引っかかったやつ。

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お寺の裏にある山小屋風のコテージ、別荘だろうか?

2021/04/01 Thu. Starting Over あるいは 蘇生

sosei 朝、目覚める。

目覚めたということは…。

余命3ヶ月システムが更新されたということ。

有り難い。

4月から6月、一年で一番いい季節かもしれない。

生まれ変わるというのは英語でreborn ,born again と言いますが、revival が適当かも。

蘇生する、よみがえるという意味合いで。

2021年のPHASE2が始まる。

Let's take our chance and fly away somewhere alone.

またチャンスをもらった。

スターティング オーヴァー です。

 

今回は少しゆったりとスタートしよう。

胃の中にボーマン(胃痛)の種が居座ってるし。

たまたま9日まではいつもより負荷のある仕事がある。

たいしたことではありませんが、あくまでいつもより、です。

用心深くなってるので そこそこ負担になるだろうな ということを見越して、です。

それが終わるまで一週間はプランニングと環境整備に充てます。

 

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この美しき世界の片隅で またやり直そう。

 

蘇生した、生まれ変わったばかりなのに朝イチでナレーション録り。

きのうの夜、バランタインを2杯飲んだツケで身体が重い。

ナレ録りの立ち合いをして、デスクでずーーと動画編集してたら夕方になってしまう。

昼ごはんを食べてなかったので5時過ぎに社食でミニ野菜カレーを食べる。

大阪城公園の桜はいまがピークかな。

城の向こうに大都市大阪のビル群が見える。

コロナの感染者がじわじわと増えてまん延防止の施策があるという。

去年のいまごろは緊急事態宣言下、夏までガマンすればという気持ちだった。

泥濘(ぬかるみ)は続いている。

もう腰まで泥まみれって気分だ。

こんな泥沼みたいな世界だけど、とにかく生まれ変わった。

どんな3ヶ月になるだろう?

誰にもわからない。

 

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朝はシンプルに。ソーセージは3種類とも違うとのこと。スープは人参。

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六甲の山肌に桜色の帯が走る。

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桜はいまがピークかな?コロナは泥沼化している。

2021/03/31 Wed. the last day of my life あるいは “わたしに人生といえるものがあるなら”

 

If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日これからやろうとしていることをやりたいだろうか?」

 

1月の後半から自分の余命が3ヶ月であると仮定した。

人生の残り時間をあえて限定すると、僕はどう生きるのか? という実験的マインドセット。

やりたいこと、やるべきことを先送りにしてしまう怠け心に歯止めをかけようという意図。

もう出来ることは限られている。

口をつけられるなら、ためらいなく飲み干そうということ。

それで代謝(活動量)も増えた。

やりたいこと、可能なこと、不可能なこと、やるべきこと、先送りにすること。

限定するとこれらの選択もしやすくなった。

もちろん、それなりに仕事もあるので思った通りには進まない。

当然、積み残しはあるし、これは限定してもしなくても同じ。

“余命システム” は評価出来ると思う。

で、その仮定によれば…きょう3月31日は人生最後の日。

人生最後の日は旨し酒と料理で享楽的に過ごそう、

あるいはどこかの温泉で心静かに過ごそう、

あるいは日常通りのルーティーンで近所を散歩して…とかも選択できる。

人生最後に何を食べるか?最期の晩餐みたいで面白い。

そう考えると楽しい。

でも、今回は気がつけば最期の日だった。

ま、終わりは突然やってくるものだ。

次、余命を3ヶ月更新出来たら6月30日をどういう日にするか、

それを考えると楽しい。

 

で、覚悟のないまま、きょう3月31日をどう過ごしたか?

目覚めたら快晴、あたたかな春の朝だった。

たまたま眼鏡堂氏からセンバツのチケットを譲ってもらい甲子園で高校野球を観戦。

準決勝の2試合を観たかったが、あいにく仕事の日で一試合だけで出勤する。

ポスプロのチェック、手直しをして、西宮へ戻り映画を観る。

缶ビールとミンチカツサンドの夕食を食べながら「ノマドランド」@TOHOシネマ西宮。

成城石井でウイスキーのおつまみを買って、9時過ぎに帰宅。

WEBの「ノマドランド」のレビューを読みながらバランタイン17年を飲む。

これが最期の一日。

図らずも、悪くないラストデー・オブ・マイ・ライフ。

 

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ハルノヒの内野特別指定席 ♫ どんな未来がこちらを覗いてるかな

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大きなスクリーンで観る最後のアメリカ ♫ わたしに人生と言えるものがあるなら

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酒はバランタイン17年、グラスはバカラのアルクール つまみは削りチーズと烏賊煎餅

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眼鏡堂氏に譲ってもらった特別内野指定席。

指定は出来ないはずだけど、すごく観やすいシートだった。

しかも、隣との距離は開いているし、3席だったのでヒロとの間にも一席荷物置きスペースあり。

甲子園で高校野球を観るのは2年ぶりになる。

ブラスバンドの演奏はないけど、録音を流してて、それなりに臨場感はある。

太鼓は持ち込めたみたいで録音に合わせて叩いている。

準決勝第1試合は東海大相模と天理、第2試合は中京大中京と明豊、地域は散けた。

 

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今までなら無料の外野席も指定らしい。指定を手前に固めてる。意味ある?

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内野席も指定、適度にバラけてはいる。

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東海大相模のトップバッター門馬が大当たり。

すぐ後ろの席のグループがずっとしゃべっててうるさい。

話のイントネーションで名古屋エリアからとわかる。

第2試合に中京が出るだからおそらく名古屋からの遠征だろう。

第1試合は最少得点で進む。

後ろのおっさん(おそらく40代から50代)は東海大相模打線を買っている。

特にトップバッターの門馬に回りそうになると…

「カドマはいいバッター。カドマに回したらあかん」と要警戒。

「ああ、カドマに回っちゃったわ。カドマは引っ張るよ、レフト線に。絶対打つよカドマ。」

天理のバッテリーは外角勝負だ。

「内角はあかん。レフト線に持ってかれる。いいバッターだからなカドマは。」

天理は何とか抑えきった。

次にまた門馬に回りそうになると…

「カドマ、またカドマだ、打つでえ」

そこへ球場アナウンスが入る。

「一番レフトもんま君、一番もんま君」

「……あ、もんまか…」

蚊の鳴くような声が聞こえた。

ヒロと顔を見合わせて笑った。

「ずっとうるさいなと思ってた。門馬をずっとカドマカドマって言ってて、

 門馬は門馬監督の次男で、けっこう評判になってたから知ってたんでずっと笑いを堪えてた」

とあとで話す。

「…あ、もんまか…」

笑った。

 

第2試合も観たかったけどタイムアウト。

出社して、ポスプロ編集のチェックと手直しをする。

さっと切り上げて西宮まで戻り、自転車でガーデンズへ。

水野家でミンチカツサンド、イズミヤで缶ビールを買う。

「ノマドランド」はずっと大きなスクリーンで観たかった。

厳選して観ている今年、これで6本目の劇場鑑賞。

 

「ノマドランド」@TOHOシネマ西宮

「スリー・ビルボード」のオスカー女優フランシス・マクドーマンドが主演を務め、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生き様を、大自然の映像美とともに描いたロードムービー。ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」を原作に、「ザ・ライダー」で高く評価された新鋭クロエ・ジャオ監督がメガホンをとった。ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーンは、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。キャンピングカーに全てを詰め込んだ彼女は、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩きながら車上生活を送ることに。毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ね、誇りを持って自由を生きる彼女の旅は続いていく。2020年・第77回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞、第45回トロント国際映画祭でも最高賞の観客賞を受賞するなど高い評価を獲得。第78回ゴールデングローブ賞でも作品賞や監督賞を受賞。第93回アカデミー賞で作品、監督、主演女優など6部門でノミネートされる。

2020年製作/108分/G/アメリカ 原題:Nomadland 配給:ディズニー

 

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大きなスクリーンにアメリカの大自然が映し出される。

マイハウスと主人公のファーンが呼ぶキャンピングカーがその中を走って行く。

いいなあ。

思えば、僕も五十代まではアメリカをドライブした。

ハワイ島、アラスカ、ニューイングランド(東海岸)…。

今思えば、よくぞ一人で異国をドライブしたものだと思う。

老化とともに勇気もしなびていく。

 

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チェアとテーブルと珈琲さえあれば、そこが自分の庭。

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フランシス・マクドーマンドはおそらく同い年だったと思う。

 

長く暮らしたホームタウンが消滅して廃墟となった。

夫にも先立たれて家もなくなった。

「ホームレスじゃないの、ハウスレスなだけ」とファーンは思い出とともに生きる。

映画を観ながら脳内に再生された曲がある。

ナターシャセブンの「わたしに人生といえるものがあるなら」だった。

私に人生といえるものがあるなら あなたと過ごした あの夏の日々

きらめく草の葉に 心がはずみ 野に咲く花に 心が通う

許されるのなら やりなおしてみたい できることなら あの日に帰りたい

私に人生といえるものがあるなら あなたと過ごした あの夏の日々

原曲はアメリカ民謡で「Faded Roses(色あせたバラ)」というらしい。

フランシス・マクドーマンド演じるファーンをずっと観ながらこの歌の訳詞が浮かんできた。

ファーンは今の自分と同い年、アメリカの同級生たちの人生を見てるようだった。

ネバダ、ニューメキシコ、カリフォルニア、レッドウッドの森、北西部の海岸…。

「人生は思い出があればいい」

最近、若い子にそう言ってしまったことを思い出す。

 

映画としてはアメリカの高齢者労働の実態を描くという意図もあったのだろうけど、

同世代として感じたのは「思い出が宝物」という感慨でした。

まあ、そういう年齢だということです。

 

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いい出会いもあるけれど…。

 

若い頃、世界を旅して、旅こそ人生 という人たちにも会った。

そういう生き方に憧れたけど出来なかった。

 

生活はカツカツだろうけど、映画のファーンの暮らしがうらやましいと思う。

憧れると同時に不安もある。

正直、体力が、自分の健康が…心配だ。

 

ブログ「一日の王」の人が同じ感想をアップしていた。

 少しだけ気になったのは、本作が、きわめて(人生の)理想形に撮られていたこと。
原作者も監督もまだ若いので、高齢者のことがどこまで理解できていたのか疑問が残る。
前期高齢者の私でさえ、体調が万全の日が次第に少なくなってきている。
腰が痛かったり、肩や膝関節が痛かったり、歯や内臓の調子が悪かったり、
毎日、どこかに不具合が生じているのだ。
それを「だましだまし」生活しているのが高齢者といえる。
なので、ホームレス生活ではないにしても、車上生活はかなり堪えると思う。
外から見られているのではないかという恐怖もあるだろうし、
女性ならなおのこと、強盗や性犯罪に対しての恐怖もあるだろう。
真に安眠できる日は少ないだろうし、
外的要因に伴うストレスはかなりあると思うのだ。
私自身に照らし合わせてみれば、
期間限定でキャンピングカーで旅をするのは「有り」だが、
それが死ぬまで続くとしたら、「否」だろう。
私は「ノマド」にはなれないと思う。

このブログを書いている方は僕よりちょっとだけ年長だ。

まさしく、映画を見ながら憧れて…でも、出来ないなと思ったのはこういうことだ。

でも、まあ、映画の本質を損なう問題点ではないと思う。

同じレビューでこんなことを書いている。

ある人物(ノマド)から、
「この生き方が好きなのは“さよなら”がないからだ」
と言われ、
「See you down the road」(また路上で会おう)
という言葉を教えられる。

 

あるとき、ファーンは、父親から言われた「思い出は生き続ける」という言葉を思い出すが、
〈でも、私の場合、思い出を引きずり過ぎたかも……〉と述懐するシーンがある。
“さよなら”を言うことは、悲しいし、淋しいし、切ないことである。
だが、“さよなら”を言わないと、先に進めないこともある。
ファーンの場合、その“さよなら”を言ったときに、旅の終着点が見えるのではないかと思った。

長い旅をしていると「See you down the road」と言って別れる場面に何度か遭遇する。

実はそれこそが長い旅の醍醐味であり、人生の真実なのだと思う。

旅の中だと、ちょっとした数日間の出会いでも感傷的になるものだ。

 

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ファーンが30年以上住んだ工業都市エンパイヤのことを思った。

最近、産業遺産に惹かれる理由は、ちょっとだけ前の思い出が詰まっている場所だからだでは?

歴史上の出来事になる前、半生のレガシー(遺産)。

 

帰宅して最期の晩餐、ではなく最期のウイスキー。

上等のバランタイン17年とブラックローゼス。

いい人生でした。

あした生きて目覚めたら、また3ヶ月余命を更新します。

2021/03/30 Tue. 残り1日、せめて散髪してさっぱりと、

朝イチのTwttterでいやなツイートを見てしまった。

コカコーラが企業イメージの赤いキャンペーンカーと揃いのウエアを着たランナーが映っている。

笑顔で聖火リレーをしている一枚の写真。

ツイートには「こんな企業だったのか?マスクもせずに…!」とある。

コメント欄には不買運動を起こそうとか、商品リストまで載せている人が書きこむ。

でも、この写真は最近ものではなくて、去年、コロナ騒ぎ前のリハーサルのもの。

いま、日本の企業があえてこんなことをするはずはないというのはちょっと考えればわかる。

悪意しか感じないフェイクだけど一定数の人はおおげさに反応している。

ネット社会がそういうものなのかもしれないけど。

僕はコカコーラを擁護するほど企業にシンパシーは持っていないけどフェアじゃないなと思う。

(コカコーラという企業とスポーツイベントとの関わりではあまりいいイメージはないのですが、それはまた別の話)

中国での外国製品の不買運動とかも、こんな輩が先導して始まるのかも。

でも、こういうのはネット社会だからというわけもない。

大坂の陣をテーマにした歴史小説を読むと、徳川側はあの手この手で諜報員を使い、

巧みに豊臣側から戦を仕掛けるように世論誘導をしていく様が描かれている。

前の日本軍部の対中戦争も同じ。

今も昔も事実を歪曲したければどうにだって出来る。

かつては口伝えがメインだったので拡散スピードは遅いが事実検証が難しい。

ネットだと、フェイクは生まれやすく爆発もありうるが、つぶしやすいという一長一短がある。

 

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3月30日の寝屋川沿いは満開!そろそろ散り始めている。2021年の桜は早熟。

 

しばらく、散髪に行ってなかった。

前に行ったのは1月だ。

2ヶ月半ほど伸ばしっぱなし。

YUI西梅田店へ行く。

「荒れ放題です。さっぱりさせてください。」と担当のKさんに言う。

この理髪店は、というかそもそも理髪店は年配客が多いので、店内には昭和歌謡が流れている。

♪ はじめて吸った煙草はショートピース 

ダウンタウンブギウギバンドがブレークした「スモーキンブギ」が流れる。

学生服のポケットに そっとかくす 弁当が済んだらトイレで ちょっとフカす

 ヤニっことるため歯ブラシ ゴシゴシ 目覚めの一服 食後の一服…

今だったら完全にアウトだ。(笑)

僕もヘビースモーカーではなかったけれど、かつては喫煙者だったが40前にやめた。

時代的にもいいときにやめたなと思う。

今は飲み食いする店で隣で吸われたら退出したいくらいに嫌煙傾向自分だが、

正直この歌が許容されたおおらかな時代に懐かしさと好感を感じてしまうのはトシのせいだろうか。

 

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二ヶ月ぶりに髪をさっぱりして桜の下を歩く。

 

5時過ぎに編集チェックを終える。

帰りに京橋「にしの」へ寄ってみると意外に空いている。

阪神戦中継を見ながら冷酒を一杯だけ飲む。

ここの冷酒はおそらく白鶴だろうけど、どんなつまみにも合って美味しく感じる。

これみよがしに主張しない平凡な味わいがいい。

いかそうめん、串カツ2本でさっと帰る。

 

帰宅後、9時過ぎから夙川の夜桜散歩。

去年も、今年も、その前からの季節の恒例。

3匹も連れて行く。

夙川公園も満開。

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街灯のみ ライトアップはしてない。

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一匹ずつ桜の枝で記念写真

散歩のあと、グンゼスポーツの大浴場へ行く。

4月から営業時間が短くなる。

コロナの特別措置ではなく、これからずっと平日は23時までが22時、土日は何と18時で終わる。

平日の22時は仕方ないけど、土日の夜が使えないのは…。

利用時間が大きく減って金額は変わらず。

コロナ禍での生き残り、かなりのスタッフ削減があったのだろう。

 

「余命3ヶ月システム」

生きてられるのは明日のみ。

この人生の積み残し、あと一日となっては諦めるしかない。

2021/03/29 Mon. 迷惑なニューノーマル

コロナ禍は自分のライフスタイルを考える契機になってる気がする。

ライフスタイル=暮らし方、あるいは暮らしの指向ね。

混雑する場所を避ける。

時間帯を外す。

一人で過ごすのを苦にならない。というより好む。

これは五十代以降だが、3人以上で飲み食いするのはあまり好きじゃない。

桜の下で大騒ぎして飲み食いするのを苦々しく思っている。

コロナになってこんな自分の指向を推奨されてる。

きみはニューノーマル!みたいな。

迷惑です。

歓迎せざる傾向だと思っている。

自分にとってはニューノーマルは迷惑でしかない。

多数派になりたくないひねくれ者ゆえ。

 

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ベランダにネモフィラが咲いた。

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ヒロが撮影、春は桜だけじゃない。

 

三密回避してないとか、マスクをしてないとか憤りを感じている人は僕らみたいな中高年が多い。

若い世代にもいるだろうけど、たまたま自分がいっしょに仕事をしてる二十代三十代にはいない。

みんなそこそこ忙しくて憤りは他にもあるのだろうな。

もし僕が今の時代に二十代の大学生だったら…と想像してみる。

好き嫌いは別として、仲間で集まる、どこか遠くへ旅をする、夜遅くまで飲んだりする。

深夜、金沢の武家屋敷の町を、サザン・オールスターズなんて歌いながら、

放歌高吟、そのまま誰かの下宿へ転がりこんで朝を迎える。

当たり前のようにしてた。

というか、なんのお咎めもなかった。

でも、今はそうじゃない。

たまたま、そんな僕らはトシヨリになってライフスタイルが変わった頃にコロナがやってきた。

21世紀を生きてる人は誰も経験したことのない時代。

感染が多いのは二十代三十代、ほぼ無症状。

僕が二十代の頃を思い出しても想像できない。

何か記事を読んだりしたら障害者や、重病の人に思いを寄せる。

でも、正直すぐに忘れる人が大多数だ。

果たして危機感は感じられただろうか。

怖いと思ってないので真実追いこまれていると感じない。

〆切りのない仕事になかなか着手出来ないのと似て。

オリンピック強行開催とか聖火リレーとかは別にして、

現時点では、こんなもんじゃないの?って言ったら天罰が下るかな。

 

備中、美作、播磨と遠くの🌸🌸🌸を愛でた。

仕事へ出る前に、きょうは身の回りの🌸を巡回した。

遠くの桜はまだ五分咲きだったが、近所の桜は満開だった。

過去のFacebookや日記を見ても今年は季節進行が早い。

どこかで足並みは揃うのものだが、少なくとも3月末に満開は早いね。

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西宮浜のソメイヨシノの並木はピンク

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その先にあるヨットハーバーの並木はオオシマザクラ、グリーン系です。

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黄砂で煙る六甲山

近所の桜の名所、夙川公園も満開。

坐って宴会が出来ない分、平日だが歩いている人が多いような気がする。

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夙川沿いの桜のトンネルも満開

陸上の記録会の動画を編集、アップするために出社する。

仕事場から見る大阪城公園の桜も満開みたいだ。

ネット環境が悪いので思ったより作業に時間がかかってしまう。

ボーマンも収まってきた。

社食でミニカレーうどんを食べる。

今日は発症しなかった。

ホッとする。

 

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極上の花見が出来る打合せスペースには誰もいない。

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城とホールと桜と、贅沢に三段重ね