ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2019/3/7 皿盛り一本勝負

2月〜3月は京都づいている。

車いす駅伝中継と瀬戸内寂聴さんの取材&ライブ中継

春は京都、なのかもしれない。

思えば去年2018年はあまり京都へ行かなかった気がする。

これも縁、せいぜい早春の京都を愉しもう。

 

ときどき食べたくなるものに皿盛りがある。

京都の三条京阪にある篠田屋食堂にしかない。(と思う)

カツカレーなんだけど、カレーが和風でとろみが強い。

要するにカレー丼を皿に盛ったもの。

トッピングの豚カツはカリカリで肉はほとんどない。

クリスピーと言えばクリスピー。

嫌いじゃない。

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ご飯はそれほどの盛りではないけど腹一杯になる。

次からはご飯少なめにしてもらおう。

 

打合せを済ませてHAYASAKABAで2杯飲んで地下鉄烏丸線で京都駅へ下る。

京都駅の地下で鶏卵カレー饂飩なるものを見つけた。

ご飯に合うに決まっている。

そそられた。

けど、我慢しました。

カレーの吸引力はこわい。

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朝は自家製ベーグルとチリビーンズ。

これにトマトジュースがつきます。

木曜はいつもより早めの出発なのでパンにしようと決めた。
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ナレーション録りの立ち合い。

そのままデスクで車いす駅伝の確認事項をリストアップ。

13時過ぎから仮眠室で身体を休める。

気楽な身分ですね。

贅沢して京阪特急のプレミアカーで上洛。

雨は上がったけど、すっきりしないと天気。

冷えこんできた。

かつて刑場だった三条河原。

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早く着いたので木屋町、先斗町をうろうろ。

小川珈琲のカウンターで本を読んで時間をつぶす。

4時半に再開店の篠田屋へ行く。

皿盛り650円。

ビールの小瓶があるけど打合せ前なので我慢する。

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三条から御池通り、寺町、二条、烏丸を通り、丸太町へ。

京都御苑西辺を北上してKBS京都へ行く。

これが蛤御門、長州が薩摩、会津の軍と激突した場所。

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初めて出席するラジオ中継の打合せ。

意外と短く、台本も長々となぞらずに終わる。

その後、映像関係で詰める。

外は突然の豪雨。

 

吞まない予定だったが、夜気に誘われ間之町のバーへ。

帰り道だもの。

ベルのハイボールとジンのショートカクテル。

ギブソンを作ってくれました。

「ギブソンには早すぎる」(?)

あれはギムレットですね。

2019/3/6 北浜独酌

しっかり7時間睡眠とってるつもりなのに眠い。

また寝坊、起きたのは朝ドラ終わりだった。

どんよりと曇って午後からは雨になるという。

昨日の飲み残しの珈琲にフォームドクリームをのせてカフェラテにする。

めざめの一品はワッフル、自前のラテアートは不気味な顔。

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走ろうと思えば走れたのだけど朝活1h=部屋のプチ大掃除になかなか取りかかれずパス。

走らずに、衣類の整理、郵便物の処分、ファイルの整理、処分に費やす。

たまに身の回りにたまったゴミ的なものを消すと気持ちがいい。

あくまで暫定的だけど。

60年以上も人間やってると周りに山のようにものが貯まる。

これを処分&整理してリセットしたら気持ちいいのはわかってるけど作業量がとてつもなく重い。

なかなか手をつけない。

手をつけないまま死んでしまうのかも。

プールへ行くヒロとマンダイスーパーへいかなごの新子を買いに行く。

12時半、すでに完売でした。

一旦帰宅してプチ大掃除に続き。

掃除機をかけて、雑巾拭きをして終了。

気持ちいい。

 

ポスプロ編集のチェック。

北浜の r t vへ行き、車いす駅伝のテロップやCGのチェック。

6時前に終わり、北浜ダイナー、ひらやまと独酌。

ほろ酔いで小雨の中、北新地まで歩く。

今月は4勝2敗。

帰宅して、三十三間堂で撮影した素材を取りこみながら「東京輪舞(ロンド)」を読む。

2019/3/5

きょうはいかなごの新子の解禁日。

新子の釘煮を炊くのはケンミン恒例の旬行事です。

ぼくら夫婦は二人とも外様ですが10年ほど前から参加してます。

午後イチでヒロが買いに行ったけど売り切れてたそうで。

マックスバリュだけ売れ残ってたけどキロ3980円と超高値だったので明日を待つそうです。

 

少し予定より寝坊して出遅れ、朝活1hを2h以上やってて遅れ、朝ジョグが40分くらいになった。

でも、まあ、それでも、晴れた日のランニングは気持ちいいぞ。

花粉はひどいけど、走ってると汗で粘膜が濡れていくのでそれほど感じない。

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白梅は満開を過ぎ、すでに花を散らしている。

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リュウキンカも咲き始めた。

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クリスマスローズのなんとも言えない上品なライムグリーン。

植物の色合いを植物でたとえるのはダメですね。

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メモ:車いす駅伝の進行表、編集チェック、勤務報告、社食のカレー、帰宅してテロップ発注

   Aqua Walk カウボーイを一杯

   

2019/3/4 雨上がり世界は美しい

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2014年なんて、つい昨日みたいな気がする。

大阪駅もいまのエアポートみたいな駅舎(?)だし、

たぶん阪急百貨店だっていまの増築高層ビルだろうし、

この夜だって僕はどっかで独酌して、この横断歩道で信号待ちし、

路上ライブの歌を片耳で聞いて、視線を向けないまま、青信号になって、

電子音とともに一斉スタートして向こう岸へ渡った。

エキナカのセブンイレブンで100円コーヒー買ってたかもしれないし。

それは今だってやってることで、つい昨日でも明日でもある。

2014年 ってそれくらい身近な過去だっってのがわかる映像。

 (あいみょんの路上ライブがYou-Tubeにアップされていた)

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2019/3/3 3月3日に三十三間堂

桃の節句、3月3日は三十三間堂の境内で撮影の仕事でした。

春桃会と書いて(しゅんとうえ)あるいは(もものとうえ)と読ませる。

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拝観料なしの開放日、撮影の合間に千一体の千手観音像に会いました。

何年ぶりだろうか。

ひょっとして小学校の修学旅行以来かも?

(かすかな記憶として中2、万博の時に再訪したかも)

どっちにしても半世紀近く前のこと。

千手観音は平安期、あるいは鎌倉期に作られたもので、当然、修学旅行でお目にかかった仏さま。

「おお、お前か。トシとったのう」「そうじゃそうじゃ」「ほんまによう生きてきたわ」

そんな言葉をかけられたような気がしました。

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カプセルリゾートで目が覚める。

朝風呂に入り、のんびり支度をして現場へ向かう。

空はなんとか保っている。

堀川御池から京阪三条まで歩く。

半時間早ければ 途中、小川珈琲に寄りたかった。

プランミスだ。

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駅構内のSIZUYAでカルネとカスクートを買い、ドトールで珈琲を買う。

駅のイートスペースで朝食。

大柄な黒人が改札付近をふらつきながら歩いている。

明らかに酔っていて、しかもくわえ煙草、その吸い殻を捨てる。

注意する勇気はなかった。

 

三条京阪から特急に乗る。

Kindleを読んでいたら七条を乗り過ごす。

次は丹波橋まで止まらない。

折り返す。

約束の時間に少し遅れる。

 

平安期のお堂は焼失、現存してるのは鎌倉時代のもので国宝。

中世の木造建築なんですね。

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裏側の廊下では毎年一月に「通し矢」が行われる。

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桃と白と緑のトリコロール。

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お堂の正面にある朱塗りの門は秀吉の時代に作られた。

ときおり雨がぱらつく中、この場所に陣どって撮影。

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寂聴さんの話、今東光、川端康成、円地文子、遠藤周作、梅原猛、貴ノ花、宮沢りえ…。

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午後2時過ぎに撮影終了。

タクシーで八条口まで行き、ハマムラで遅めの昼食。

そういえば 雛うどんを食べたんだっけ。

最近、ちょっと食べ過ぎかも。

新快速に坐って帰る。

芦屋まで乗り過ごす。

きょう二度目。

 

帰宅してすぐに車いす駅伝の進行表を作ろうと思ったが睡魔に襲われる。

そうだった。

ずっと寒空に立ちっぱなしの半日だった。

年寄りはゆさぶりに弱いのだ。

 

「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」の7話を観た。

『「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」を見たから人生見つめ直した件』ということだ。

良く出来たゾンビドラマだと思った。

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このユーチューバー尾崎とぼしいの末期の動画の下りは涙が出そうで。(出なかったけど)

そんな自分の感情現出が還暦越えて人生見つめ直して改めてわかったこと。

この世界と同じく出演者にいろんなタイプがあり、人生経験とそこから出てきた答えがあり、

ゾンビに咬まれたりして、あるいは身近な誰かが咬まれたりして、人生を思う。

ドラマはそんな構造だけど、実によく出来てる。

僕は自身を尾崎とぼしいと主人公の瑞穂のハーフハーフだなと思った。

そこそこ何でも出来て、でも、勝つ自信がないから勝負しないクールを装う。

あるいは戦うことの苦痛と報酬のバランスをすぐに見切って楽な方に逃げこむ。

瑞穂のように、ひとりがいい、誰かのために泣けないし、誰かのために生きられない。

孤独でいることが私にとって何よりもふくよかな時間なんだ、と。

尾崎とぼしいが同窓会みたいな吞み会で心の中で叫んでたセリフ、そんなことも言えなかった。

「そのうち大逆転するから、今に見てなさいよ」

若い頃、少なくとも三十代くらいまでは僕も心の中で叫んでいた。

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