ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2017/3/24 南国土佐に今月2度目

行動録:午前中は自宅で過ごす 姪の住む群馬太田市へヤマト便を送り出す 歩いて香櫨園駅

    桜はまだ蕾 阪神電車で三宮 買い出ししてM氏と合流 JR高速バス 18:24発

    22:30 高知駅着 スーパーホテル投宿 屋台吞み なぜか蕎麦酒 ヒメイチとアオサ

    文佳人と久礼という地酒 

 

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2017/3/23 尼リク記録会

ヤマケイが出しているアンソロジー「言葉ふる森」をトイレ本で読んでいた。

栗林佐知という作家の「愚行の人」という文章を読んでぶったまげた。

(タイトルは新田次郎の「孤高の人」のパロディーですね)

凄い女だ。

険しい山に行って、危ない目や豪快な目やピンチな目にたくさん遭って、

「すごいだろー」と自慢したくて単独で冬山に入り死にそうな目に遭うエッセイだった。

文章がかつての椎名誠を思わせ、豪快で面白い。

翻訳家の岸本佐知子の書くようなシニカルなユーモアも味つけされている。

北海道に生まれ、富山大学を出て、ガラス清掃、版下製作をしながら小説家になった人。

どんな本を書いてるのだ?

図書館で予約した。

はるかにてらせ

はるかにてらせ

 
ぴんはらり

ぴんはらり

 

 

危ない目にあって自慢したい、という願望は僕にもある。

いや、潜在的にあって、今は…ない。

山登りをして実際に、一歩間違えてたら遭難してたかも、という目に3度遭っている。

一つは黒姫山、一つは槍ヶ岳、一つは北穂高岳。

思い出すといまでも股間がぞくぞくとする。

でも、自慢したい。

 

なかなか確定申告(還付金請求)が出来ていない。

忙しくもないのになんでしないのか。

年収がまた減ったことを否応なしに知ることになるのが辛いのだろうか。

 

朝、図書館へ行き、数冊ピックアップする。

ついでにコープへ行き、姪に送る家具の梱包に使う段ボールをパクってくる。

 

おめざは昨日買ってきた「はらドーナツ」のプレーン。

これホントに甘み抑えてていいな。

どうです、この形而上学的なフォルム。

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2017/3/22 はらドーナツを買う。

花粉症からの風邪みたいな症状から回復途上。

ほぼ2日間寝こんだのできょうは復活の日でした。

午前中はWBCの準決勝 日本vsアメリカを見ながら過ごす。

走りたいけど花粉予報は「非常に多い」、自重して屋内のボルダリングジムへ行こう。

と目論むものの…

 

湊川商店街の「はらドーナツ 神戸本店」です。

プレーン2個とシナモン1個を買いました。

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午後3時、神戸のジム、壁は若いクライミングガールズでいっぱい。

単独シニアにとってはとてもキツい状況、気圧されて今日はパスする。

 

シニアはシニアらしくジャズ喫茶で読書したり、

高架下の老夫婦経営の旨中華で遅めのランチをとったりしてたら、

時間の計算を間違えて見にいく映画に間に合わない。

焦って新開地へ駆けつけるもアウト。

 

昨日書いたこと。

気晴らしも、よーしやるぞ!と思ってやるといいものだ、と。

やるぞ、と決断しないままズルズルはうまくいかないね。

楽しむのも覚悟を持って。

 

新開地に行ってみたかった店があった。

湊川商店街にある「はらドーナツ 神戸本店」

ドラマ「カルテット」のふくろうドーナツとコラボしてた店。

関東や東海地区にはあるのに関西にないなあと思ってたら

ルーツは神戸の湊川商店街の豆腐屋さんでした。

プレーン2個とシナモン1個を買う。
プレーンは明日の朝用、シナモンを湊川公園で食べる。

小ぶりで、甘過ぎず、豆腐のおから入り。

3月の夕暮れ、セブンイレブンの珈琲とドーナツ。

仕事じゃなくて遊びでもちゃんと時間は管理しましょう!

というのが今日の教訓。

 

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2017/3/21 もすこし休も

今日は朝から小雨模様。

おかげで昨日までより花粉が少ないそうだ。

空気が湿っていて鼻の穴の中の粘膜にやさしい。(感じがする)

暇なことをいいことに大事をとって今日はもう一日家ごもりを続けよう。

 

そもそもこの一週間はオフにしていて、前半はヒロと能登半島へ行こうと計画していた。

日本海に面した西海岸を外浦と言う。

輪島の近くに猿山という場所があって、この季節ユキワリソウが咲き誇るのだという。

富山湾、雨晴海岸から雪の立山連峰も見たい。

「さいはてにて -やさしい香りと待ちながら- 」という映画の舞台になった木の浦海岸や

ヨダカ珈琲のモデルとなった二三味珈琲の店にも行ってみようなどと目論んでいた。

しかし、花粉症悪化とヒロの諸事情(配達受けと歯医者予約)で取り止めにした。

週末にはフルマラソンもあるしまずは体調を確保することだと。

もっとちゃんと予定日を抑えて、覚悟をもって決定しないとね。

行きたい場所は逃げていく。

持ち時間はそんなに多くない。

 

「気晴らし」ばかりにどっぷりつかっていると、

かえって不安になるものだけど、

よーし、やるぞと思ってする「気晴らし」はいいものだ。

            (糸井重里「ボールのようなことば。」より)

要は覚悟なのだ。

能登半島計画は4月もありだな。

4月は博多からフェリーで五島列島、屋久島、鞆の浦、石垣&西表など覚悟のプランが目白押し。

本命は五島列島と能登半島かな。

五島行きはまず阪九フェリーで船中泊、博多からも五島フェリーで船中泊、福江島に一泊、

帰りも船中泊で計5泊になる。

day1 の夕方に神戸を出て day6 の早朝に戻る。

休みは最低4日とらないといけない。

能登半島が3泊4日としたら同じ。

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この19日の午後から20日中の2日間、花粉症で寝こんだ。

やっぱり体調を崩すとやりたいことが出来なくなる。

年齢が高くなるとなおさら回復に時間がかかる。

損失を最小限に抑えることも大事だと思う。

 

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2017/3/20 やさしいラジオ

弱った身体にいちばん優しいメディアはラジオだなと改めて思った。

確か入院中にも同じことを感じたのを思い出す。

テレビは押しつけがましく喧しい。

読書は集中力が必要で、ネットは肩が凝る。

ラジオがいい。

とくにどーでもいいことを話すパーソナリティーがいい。

以前、そんなことを書いた小説があったのを思い出した。

小島慶子が「キラキラ」をやっていた頃のこと。

角田光代がコラボ企画で書いた「それもまたちいさな光」だ。

それもまたちいさな光 (文春文庫)

それもまたちいさな光 (文春文庫)

 

 

僕が読んだのは雑誌に掲載されたものだと記憶する。

日記をたどると2011年の12月、神戸の「エヴィアン」で読んでいる。

2011/12/27 独り神戸 - ぷよねこ減量日記 clasic 2009/5-2016/1

元町『エヴィアン』、カウンターの隅の特等席で珈琲&読書。
オール読物に掲載の小説『それもまたちいさな光』を読了す。
角田光代がTBSのラジオドラマの原作として書いたページ数にして100枚弱の中編。
35歳のデザイン事務所で働く女性が主人公、彼女を巡る日常の生活と女友達と恋愛の物語。
ドラマチックな出来事はそんなに起こらないけどじんわりとしみる。
そうそう、そういえばラジオってそうなんだよね、と思わせられた。(意味不明ですね)
人が、それぞれの人生の、それぞれのステージ、それぞれの場所で、
働いている人も、子供を学校へ送っている人も、通勤電車にもまれてる人も。
テキトーにやってる人も、精神的にまいってる人も、病院のベッドで動けない人も、
同時に、それぞれが別のことを考えながら聞くことが出来るのがラジオなんですね。

 

というわけでやさしいラジヲを聞く。

眼鏡堂氏が出演している「渋谷のラジオ」に元箱根ランナーの大森という人や

元早稲田(駅伝三冠当時)の八木勇樹が出演してランニングの話をしている。

彼らは若くしてランニングで起業したみたいだ。

八木がベケレ八木と呼ばれてる(呼ばせてる)のには笑った。

二人の若者が瀬古利彦やその時代の話をする。

角刈りの学生がいて、九州に眼鏡の双子がいて、途中から長身の甲高い声のアフロが登場する。

ドカベン並のキャラ設定だよね。と。

「しくじり先生」の瀬古が爆笑ものだったらしい。

やさしいラジオに刺激されてYou-Tubeで探してみた。

しくじり先生 俺みたいになるな!! 2017年3月13日 3時間スペシャル

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瀬古先生にしばし、爆笑す。

ついでにソニン先生や新庄剛志先生のYou-Tubeも見てしまう。

ちっとは体調が戻ってきたかな。

あんまりネット映像に夢中になると目や肩凝りがひどくなるのでこのくらいで自重する。

 

朝昼兼用はこんなメニュー。

弱ってると写真もピントが決まりません。

きのうはずっとお粥だったけど通常食に戻しました。

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引き続きラジオを聞きながら過ごす。

センバツもきょうはラジオで観戦、いや聴戦。

第1試合から延長で凄い試合になっている。

NHK FM で失恋ソング三昧なるものを延々とやっていた。

北原ミレイが生歌で登場し「懺悔の値打ちもない」の幻の4番を歌う。

聴きながら「あすリート」の公式フェイスブックに阿部詩の続報やブログ更新のお知らせを上げる。

 

 きょうも二食、ノーアルコール、家ごもり、自宅を一歩も出なかった。

夕食はにゅうめん。

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夜は「Qさま」を観る。

寝る前に「七帝柔道記」を読み進める。

これは面白い。

図書館で借りてソフトカバーで読み始めたが、読みながら色々感ずるところあり、

自分の金沢時代が愛おしくなり、文庫本を買ってしまった。

増田俊也の自伝的小説で、登場人物は実名らしい。

主人公の増田は1965年の愛知県生まれ、旭が丘高校出身だ。

旭が丘は愛知県人にとってあこがれの進学校だった。

柔道をするために2浪して北海道大学へ入る。

年齢は8つ違うけど時代的にはそれほど変わらない。

自分が決して選ばなかった道だけどなぜか惹かれる。

増田が4年間やった七帝柔道とは…講道館柔道とはまったく違うルールの壮絶な柔道。

寝技中心、投げ技をかけなくても寝技に引きこむことはOK、有効、効果はなし。

「待て」もなし、勝ちは押さえ込み、締め、間接技 一本のみで決まる。

こんなPVがあった。

世界一熱い書籍PV~『七帝柔道記』PV 熱闘編~