ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2017/3/21 もすこし休も

今日は朝から小雨模様。

おかげで昨日までより花粉が少ないそうだ。

空気が湿っていて鼻の穴の中の粘膜にやさしい。(感じがする)

暇なことをいいことに大事をとって今日はもう一日家ごもりを続けよう。

 

そもそもこの一週間はオフにしていて、前半はヒロと能登半島へ行こうと計画していた。

日本海に面した西海岸を外浦と言う。

輪島の近くに猿山という場所があって、この季節ユキワリソウが咲き誇るのだという。

富山湾、雨晴海岸から雪の立山連峰も見たい。

「さいはてにて -やさしい香りと待ちながら- 」という映画の舞台になった木の浦海岸や

ヨダカ珈琲のモデルとなった二三味珈琲の店にも行ってみようなどと目論んでいた。

しかし、花粉症悪化とヒロの諸事情(配達受けと歯医者予約)で取り止めにした。

週末にはフルマラソンもあるしまずは体調を確保することだと。

もっとちゃんと予定日を抑えて、覚悟をもって決定しないとね。

行きたい場所は逃げていく。

持ち時間はそんなに多くない。

 

「気晴らし」ばかりにどっぷりつかっていると、

かえって不安になるものだけど、

よーし、やるぞと思ってする「気晴らし」はいいものだ。

            (糸井重里「ボールのようなことば。」より)

要は覚悟なのだ。

能登半島計画は4月もありだな。

4月は博多からフェリーで五島列島、屋久島、鞆の浦、石垣&西表など覚悟のプランが目白押し。

本命は五島列島と能登半島かな。

五島行きはまず阪九フェリーで船中泊、博多からも五島フェリーで船中泊、福江島に一泊、

帰りも船中泊で計5泊になる。

day1 の夕方に神戸を出て day6 の早朝に戻る。

休みは最低4日とらないといけない。

能登半島が3泊4日としたら同じ。

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この19日の午後から20日中の2日間、花粉症で寝こんだ。

やっぱり体調を崩すとやりたいことが出来なくなる。

年齢が高くなるとなおさら回復に時間がかかる。

損失を最小限に抑えることも大事だと思う。

 

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2017/3/20 やさしいラジオ

弱った身体にいちばん優しいメディアはラジオだなと改めて思った。

確か入院中にも同じことを感じたのを思い出す。

テレビは押しつけがましく喧しい。

読書は集中力が必要で、ネットは肩が凝る。

ラジオがいい。

とくにどーでもいいことを話すパーソナリティーがいい。

以前、そんなことを書いた小説があったのを思い出した。

小島慶子が「キラキラ」をやっていた頃のこと。

角田光代がコラボ企画で書いた「それもまたちいさな光」だ。

それもまたちいさな光 (文春文庫)

それもまたちいさな光 (文春文庫)

 

 

僕が読んだのは雑誌に掲載されたものだと記憶する。

日記をたどると2011年の12月、神戸の「エヴィアン」で読んでいる。

2011/12/27 独り神戸 - ぷよねこ減量日記 clasic 2009/5-2016/1

元町『エヴィアン』、カウンターの隅の特等席で珈琲&読書。
オール読物に掲載の小説『それもまたちいさな光』を読了す。
角田光代がTBSのラジオドラマの原作として書いたページ数にして100枚弱の中編。
35歳のデザイン事務所で働く女性が主人公、彼女を巡る日常の生活と女友達と恋愛の物語。
ドラマチックな出来事はそんなに起こらないけどじんわりとしみる。
そうそう、そういえばラジオってそうなんだよね、と思わせられた。(意味不明ですね)
人が、それぞれの人生の、それぞれのステージ、それぞれの場所で、
働いている人も、子供を学校へ送っている人も、通勤電車にもまれてる人も。
テキトーにやってる人も、精神的にまいってる人も、病院のベッドで動けない人も、
同時に、それぞれが別のことを考えながら聞くことが出来るのがラジオなんですね。

 

というわけでやさしいラジヲを聞く。

眼鏡堂氏が出演している「渋谷のラジオ」に元箱根ランナーの大森という人や

元早稲田(駅伝三冠当時)の八木勇樹が出演してランニングの話をしている。

彼らは若くしてランニングで起業したみたいだ。

八木がベケレ八木と呼ばれてる(呼ばせてる)のには笑った。

二人の若者が瀬古利彦やその時代の話をする。

角刈りの学生がいて、九州に眼鏡の双子がいて、途中から長身の甲高い声のアフロが登場する。

ドカベン並のキャラ設定だよね。と。

「しくじり先生」の瀬古が爆笑ものだったらしい。

やさしいラジオに刺激されてYou-Tubeで探してみた。

しくじり先生 俺みたいになるな!! 2017年3月13日 3時間スペシャル

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瀬古先生にしばし、爆笑す。

ついでにソニン先生や新庄剛志先生のYou-Tubeも見てしまう。

ちっとは体調が戻ってきたかな。

あんまりネット映像に夢中になると目や肩凝りがひどくなるのでこのくらいで自重する。

 

朝昼兼用はこんなメニュー。

弱ってると写真もピントが決まりません。

きのうはずっとお粥だったけど通常食に戻しました。

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引き続きラジオを聞きながら過ごす。

センバツもきょうはラジオで観戦、いや聴戦。

第1試合から延長で凄い試合になっている。

NHK FM で失恋ソング三昧なるものを延々とやっていた。

北原ミレイが生歌で登場し「懺悔の値打ちもない」の幻の4番を歌う。

聴きながら「あすリート」の公式フェイスブックに阿部詩の続報やブログ更新のお知らせを上げる。

 

 きょうも二食、ノーアルコール、家ごもり、自宅を一歩も出なかった。

夕食はにゅうめん。

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夜は「Qさま」を観る。

寝る前に「七帝柔道記」を読み進める。

これは面白い。

図書館で借りてソフトカバーで読み始めたが、読みながら色々感ずるところあり、

自分の金沢時代が愛おしくなり、文庫本を買ってしまった。

増田俊也の自伝的小説で、登場人物は実名らしい。

主人公の増田は1965年の愛知県生まれ、旭が丘高校出身だ。

旭が丘は愛知県人にとってあこがれの進学校だった。

柔道をするために2浪して北海道大学へ入る。

年齢は8つ違うけど時代的にはそれほど変わらない。

自分が決して選ばなかった道だけどなぜか惹かれる。

増田が4年間やった七帝柔道とは…講道館柔道とはまったく違うルールの壮絶な柔道。

寝技中心、投げ技をかけなくても寝技に引きこむことはOK、有効、効果はなし。

「待て」もなし、勝ちは押さえ込み、締め、間接技 一本のみで決まる。

こんなPVがあった。

世界一熱い書籍PV~『七帝柔道記』PV 熱闘編~

2017/3/19 7年連続7回目のセンバツ開会式

昨夜、鼻水が止まらず、クシャミも止まらず、おまけに寒気がして早めに寝た。

きょう日曜日、快晴、センバツの開会式。

去年も行った。

これしきの体調不良で連続記録を途絶えさせるのは口惜しいなあ。

行けるかな?

 

去年の日記より。

 

花粉症のスイッチが入って体調絶不良だったけど、

自転車で15分の好立地なのを逃すのも忍びなく、マスクで完全防備、甲子園ライトスタンド上段に身を置く。

還暦過ぎたら花粉症免除にして欲しい。

 

日曜日、晴れ、注目選手が多い。

いつものセンバツ開会式とは人出が違った。

入場行進の15分前に到着したら上段しか余裕がなかった。

入場が始まる頃にはほぼ満席。

 

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2011年、震災直後の開会式から見始めてことしで7年連続7回目。

横尾忠則さんが言ってた。

 

「人生、時間の長さじゃないんですよ。回数だと思う。」

 

そうなんですよね。

考え方と、楽しみ方ってあると思う。

よくぞ毎年、強制されたわけじゃないのに続いたものだと。

その間、同じ時期に、健康で、厄災もなく、体力も持続して…と。

ちょっとつまずきそうになって自分の幸運さに初めて気がつく。

それに世相もいろいろ変わっていて面白い。

決して望む方向には向いてないとしても。

 

 

第1試合から見たかったけど体調が思わしくなく帰宅。

10時過ぎから4時まで布団に入る。

起きてお粥を少々食べ、また眠る。

起きたら夜の8時過ぎだった。

少しは回復したかな。

こんなに眠るのはいつ以来だろう。

まるで暇な大学生みたいな一日。

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2017/3/18 セツブンソウを見に行く

近江伊吹山の東麓へセツブンソウを見に行く。

青春18きっぷからの、タイムズカーシェアしてからの、大久保集落へ行く。

去年、丹波篠山で初めて見たセツブンソウは一輪だけだった。

こんな群落をつくるのだ。

早春、つかのまに咲く儚い花の造形は可憐で美しい。

この世のものとは思えないほど。

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2017/3/17 北の都に

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右翼の街宣車みたいだけど誤解なきよう。

大学時代に学生寮で歌わされた旧制四高寮歌「北の都に」です。

ひたすら懐かしい。

じじいになったもんだ。

「七帝柔道記」を読んでいて北海道大学の柔道部員が寮歌を憶えさせられる描写があった。

それで思い出したのです。

寮では4月に新入生が夜、食堂に集められ3つの歌を強制的に覚えさせられた。

「北の都に」「南下軍の歌」「国際学連の歌」

今でもあの風習はあるのだろうか。


「北の都に」 寮歌:旧制第四高等学校同窓生

「南下軍の歌 啻に血を盛る」 寮歌:旧制第四高等学校同窓生

国際学連の歌