ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2017/2/8 冷静と情熱、慎重と実行のはざま

糸井重里の引用から始まる50代ラスト7日間の日記のはじまり。

「あとあとのためにとっておこう」というのはいい。

でも、そのあとあとがあんまり後になると、

おいしくもたのしくもなくなってしまう。

なんでもさめないうちに食ったほうがいいんだ。

 

         (糸井重里「ボールのようなことば。」より)

 四十代以降というのは、この「あとあとの楽しみにとっておこう」という気持ちと、

「さめないうちに(老人になってしまう前に)食べてしまおう」という気持ちとが、

一進一退の攻防を繰り広げた時代であった  と言えなくもない。

小説家の堀江敏幸がいつかラジオで人生を回転寿司にたとえていたことを思い出した。

回ってきた皿を、欲しい、と思う時にとらないと一周回ってきた時には満腹になってるかも。

「グラスに口をつけたら最後まで飲み干せ、グラスを置いて戻ってきても雫も残ってない。」

と開高健も「河は眠らない」で言った。

さて六十代、慎重と行動のせめぎ合い、覚悟を決めよう。

 

 

「ほぼ日」でこんな連載があった。

しずかな気持ちで心に染みいる感じがいい。

やさしく、つよく、おもしろく。 - ほぼ日刊イトイ新聞

 

 

 

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 夜に走る約束をしているので今朝は走らず。

午前11時の朝食はごらんのメニュー。

まん中にどーんと大鍋のおでんが湯気をあげている。

ハムエッグも大好きだ。

水菜と揚げの煮びたしも好物。

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2017/2/7 Last One Week

来週には還暦、五十代最後の一週間となる。

エリック・ドルフィーだったか、ライブ録音の中で言う。

“When music is over, it’s gone in the air. You can never capture it again.”

(音楽は空気の中に消えてゆき、二度とつかまえることは出来ない。)

ま、こんな引用をするまでもなく、時間は二度と巻き戻せない。

レモンをかけてしまった唐揚げは元に戻らない。

 

時の流れは不可逆のことわり。

富裕層も貧困層も同じ。

一方通行。

残酷なまでにフェア。

五十歳台の2月7日は二度と来ない。

 

五十代は楽しかった。

あっという間だった。

もう五十だぜ、とついこの前 口に出してたような気がする。

五十代であることがようやく身に心に馴染んできたばかりなのに…。

残り一週間だぜ。

いや、ほんとに。

 

でも、海外に行ったのはウエールズとフィンランドの一度だけ。

四十代ではアメリカ東海岸、西海岸、オーストラリア、ギリシャ、イラン、アラスカ、ハワイ。

三十代はボルネオ、マレーシア、アイルランド、スコットランド、イタリア、ドイツ、オランダ、

ハンガリー、イングランド etc.

 

出来ることがひとつずつ失われていく時代でもあった。

「いつか」と言って先に延ばしていることは、

「いつか」と言ったそのときにするべきかもしれない。

 

           (糸井重里「ボールのようなことば。」より)

 退却戦だけど、ひとつくらい一泡吹かせてやってもいいじゃないか、

そんな気持ちが残っていることは誇りに思う。

 

誕生日の祝い返しは文庫のブックカバーに決めた。

ブックカバーだけではさみしいので中身を選んだ。

押しつけようと思います。

基準はリーダビリティー。

教訓的でないもの。

自分が読んだもの。

再読できるもの。

とるに足らないもの。

誰にどの本を渡すかは決めている。

 

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 きのうは朝晩走ったので今日は近所のお散歩程度のジョギング。

近所と言ってもバリエーション豊かで悪くない。

 

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見慣れた夙川河口だけど一日とて同じ風景はない。

風が作る波紋や波紋の立たない海面があったりして不思議だ。

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2017/2/6 登り坂、下り坂、マサカ!

経験を積むというのは、

インプットを増やすことではなく、

アウトプットを増やすことだというけど、

まったくその通りだと思う。

   

      (糸井重里「抱きしめられたい。」より)

 昨日はカーリング、今朝はスーパーボウルで始まる。

プロ野球キャンプを自分で取材に行かなくなって20年くらい経つ。

1994年に宮古島のオリックスキャンプ、震災後に阪神の安芸キャンプ。

あの頃が最後だろうか。

メジャーリーグのアリゾナキャンプに行ったのが2004年、

2011年に番組取材で久米島の楽天キャンプに行ったのが最後だろうか。

仕事がらみでチェックはしてるけど正直言って練習してるだけのイベントに興味はない。

さて、スーパーボウル。

去年は新旧QB対決で盛り上がったが今年はどうだろう?

普段、フォローしてないのでわからないけど、スーパーボウルは見てしまう。

ボストンとアトランタの試合、第2クォーターまでに28対3と一方的な展開になる。

興味を失いジョギングに出る。

 

自撮り(セルフィー)の一枚。

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スタートしてすぐ、ロウバイ香る庭を通過。

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夙川の梅林あたりでちょうど1キロ。

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海沿いに出る。

冬鳥たちはまだ二ヶ月ほどは留まるのだろう。

オナガの群れ。

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2017/2/5 霧立ちぬ春の気配に

朝、明け方からの雨が上がる。

六甲山や摩耶山の山肌に霧がたなびく。

舞台で言えばスモーク効果でしょうか。

思えば 舞台演出って自然からのパクリなんだよね。

 

六甲最高峰、この霧の配置は絶妙。

一瞬を捕らえた。

きのう立春、けふは春立ちぬ。

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神戸方面、長峰山、摩耶山あたり。

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別大マラソンを見ながら昼ご飯。

(安川電機の中本健太郎が理想的なレース運びでマラソン初優勝)

節分、立春と季節の献立でしたが今朝は通常モード。

ちいさめのホッケの干物が美味。

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山登りと映画を中心に紹介している愛読しているブログ「一日の王」でドラマが紹介されていた。

TBS系列の「カルテット」、大人のためのラブサスペンス。

無料配信で見たら止まらない。

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松田龍平の会社の同僚役でお気に入りの菊池亜希子が出ている。

気になる。

最初にこのシーンで登場したときは誰?と思った。

どっかで見たけど思い出せない。

そうか、国谷裕子さん、それもうんと若いときの。

と思ったのもつかのま、すぐに菊池亜希子の名前が閃いた。

ベリーショートにしてたからわからなかったので。

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2017/2/4 立春散歩

きょうは散歩者を決めこむ。

 大阪駅〜堂島〜肥後橋〜今橋〜伏見町〜北浜〜天六〜天満駅〜大阪駅、歩いたり地下鉄や電車で。

水平方向だけじゃなく、垂直方向への移動もある。

野山を歩くより街を歩く方が疲れるかも。

 

垂直方向と言っても……こんなことではありません。

(階段かエスカレーターです)

レイトショーで観たドキュメンタリー映画「MERU メルー」より。

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立春の食卓。

ねぎとろ太巻き、稲荷寿司、雪鍋、菜の花と炒り卵和え、枝豆天にジャガイモの味噌汁。

こうして撮ると何だか豪華だ。

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昨日は無言で丸かぶりして味わえなかったので今日は食べやすく切って味わう。

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巻き寿司が冷たいので熱々の湯豆腐、大根おろし大量投入した「雪鍋」で。

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