ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2019/10/8 Tus. 人間も、国も、謙虚であらねば

ラグビーワールドカップ 神戸会場でのラストマッチの夜。

二宮温泉をランステにして神戸市内を10キロジョグ。

神戸大橋で折り返してメリケンパークへ立ち寄る。

ファンゾーンのモニター前はぎっしりと人で埋まる。

神戸にラグビーファンってこんなにいたのか!

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神戸メリケンパークのファンゾーンは気持ちいい風が吹いていた。

南アの一方的虐殺か?と思ってみていた後半、

カナダが攻め込むと会場から声援が沸き上がる。

スクラムからの攻撃、カナダのFWが押しこみトライ!

ファンゾーンが爆発した。

 

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南アフリカvsカナダ、カナダがトライを決めた瞬間が最高潮。

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平尾誠二コーナーの寄せ書き

 

ジョギング後、吉野家でカウンターで牛丼を食べる南アファンがいた。

街にはビールを飲むカナダファンも…。

カナダはここまで3戦全敗、強豪国にボコられ続けている。

「カナダのファンも物好きだよな、高い飛行機代使ってさ」

そう思って…待てよと思い出す。

ついこの前まで日本もそんな弱小国だったんだ。

2007年にカーディフで日本対ウエールズを

わざわざ高い飛行機代を払って見に行った僕は現地で思われていたはずだ。

「日本のファンもご苦労なことだね。いつも全敗なのに。」

 

試合前日に泊まったホテルのフロント嬢がキュートに問いかけた。

「ねえ、明日の試合はどっちが勝つの?(which win ?)」

その試合、日本は当然ながらウエールズにボーナス点を献上して敗れた。

日本はグループリーグ最終のカナダ戦、大西将太郎のPGで

かろうじてドロー、全敗は免れた。

 

人間も、国も、謙虚でなければいけない。

牛丼のアタマ大盛りをつまみに冷酒を飲みながら、友人たちのその話をLINEして、

神戸のワールドカップは終わった。