朝6時過ぎに目が醒めた。
部屋が青い。
しばらくして窓の外、隅田川の対岸のビルがオレンジ色になってきた。
意を決してランニングウエアに着替えて部屋を出る。
清洲橋を渡ってテラスを下流に向かって走り始める。
隅田川大橋の橋桁の向こうに月島の高層ビル群が見える。
若いときは、60歳を過ぎたら、
ものすごくしわしわのおじいさんになって、
腰が曲がって、歯がぜんぶ入れ歯になって、
じぶんのことを「わし」と言うようになると思ってた。
そういうものでもないと、わかった。
(糸井重里「今日のダーリン」より)
隅田川大橋の上から撮った一枚。
Tokyo Blue Morning とタイトルをつけた。
(クリックでオリジナルサイズになります。)
アマデウス LIVE 」@兵庫県立芸術文化センター大ホール
映画「アマデウス」(ミロシュ・フォアマン監督 1984年)を
スクリーン上映し、ステージのオーケストラが生演奏と合唱で
音楽をつけるというコンサートでした。
クラシック演奏を聴きながら自然と涙したのは初体験でした。
最初に衝撃を受けたのは老いたサリエリの回想。
ふと盗み見たモーツアルトの楽譜、
読んでいくうちにサリエリは雷に撃たれたような衝撃を受ける。
回想しつつ老サリエリはつぶやく。
https://www.youtube.com/watch?v=wpH6yWqTDz8
「出だしは単調、バスーンとバセットホルンが
壊れたアコーデオンのよう…
そこに突然、はるか天空から、オーボエが降り注ぐ。
そしてクラリネットが重なる…
輝きに満ちた旋律、もはや猿回しの芸ではない…
いまだ聴いたこともない音楽…
私が願っていた、いや切望していた、
まるで神の声ような…」
このシーンにオーケストラの生演奏が重なるのです。
落涙必至ですよ。
その曲が「グラン・パルティータ」と呼ばれるセレナード第10番。
これです。▼
https://www.youtube.com/watch?time_continue=48&v=ZAAnpsnJuJU