またアカシアの花の話です。
(正確にはニセアカシアですけど)
この季節はもうしょうがないです。
ご容赦願いたい。
偏愛です。
年を重ねるごとにアカシアへの愛をこじらせている自覚がある。
老いらくの恋です。
苦楽園あたり、夙川沿いで見つけた美形。
今日も五月晴れ。
旧暦でいうとさつき晴れは梅雨の晴れ間のこと。
(五月雨は梅雨の雨)
五月晴れは ごがつ晴れ と呼んで下さい。
朝、5キロほど走って、昼過ぎからアカシアを求めて苦楽園まで通勤自転車で遠征する。
ゆるやかな登りが延々と続く。
けっこう堪える。
これくらいで?
年とったんだなって感じるな。
「ほぼ日」の糸井重里と阿川佐和子の対談の冒頭でこんな話をしていた。
阿川 昔、原田芳雄さんにインタビューしたとき、
「最近、ちょっとの段差で転ぶんだよ。
すこし足をあげれば渡れると思うところが、
足があがってないんだな。
年を取るのはなかなかたのしいよ」
とおっしゃって。
糸井 発見がありますよね。
僕もこの前よろけて、「なんで、よろけたんだろう」と思ったら、
ただ、よろけただけだったんですよ。
「なにが『なんで』だ」って(笑)。
そういうことがすごく増えました。
そういえば昔 中島常幸さんがにインタビューしたとき。
「スランプってね、なかなか味わい深いものだよ」
って言ってたことを思い出した。
加齢とか老化をネガティブに考えなくていいのかなと思う。
味わえばいい。
まだ歩いたことのない道を歩くって楽しいことかもしれない。
どう見ても世界も日本も悪い方向に変化しているように思える。
自分の老化は楽しめるけど、この変化だけは耐えがたい。
オンデマンドで無料配信のNHKスペシャル。
この国でも同じことが起こらない保証はない。
「麦風」のイングリッシュマフィン、5個完食してしまったので今朝はフォッカチャ。
オリーブオイルのパン、生ハムとチーズをのせて食べた。
ニセアカシアは白樺やポプラなどと同様、荒れ地に根付くパイオニアプランツ。
街中のニセアカシア一本木 - 聖地巡礼-バイクライディングin北海道-
イモカタバミ。