ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

「素描コレクション展 」@国立西洋美術館

 

 

世界陸上の観戦で東京一泊旅行。

ヒロが行きたい美術展と抱き合わせで行く。

きのう(9/20)は恵比寿の東京都写真美術館で「ルイジ・ギッリ展」を観た。

puyoneko2016.hatenablog.jp

きょうは国立西洋美術館へ行く。

秋晴れの日曜日、上野公園は凄い人出になっていた。

西洋美術館は「ムンク展」で過去に一度だけ来た。

20年くらい前。

ヒロはもっと昔に「バーンズコレクション」に日帰りで来たという。

何重にも行列が出来ていたそうだ。

今回の「素描コレクション展」はNHK「日曜美術館」のアートシーンで観たという。

素描、すなわちデッサン、英語ではドローイングという。

ただのデッサンではなく、ルネサンスからバロック期のもの。

300年近く前の素描である。

それだけで見る価値があるような?ないような。(笑)

好きな絵を探しましょう。

 

それなりに暑いが、数日前の蒸し暑さはない。

西洋美術館前にあるロダンの彫刻、左が「考える人」右が「カレーの市民」

アニメのような造形、逆か、こっちが本家だ。「弓をひくヘラクレス」プールデル

国立西洋美術館は松方コレクションの展示のために作られたとか。

 

   

 

デッサンなので大きな作品はない。

この素描を一目見て思った。「ジブリの世界だ!」
でもこれは300年以上前の画なのです。

アニメではなく、1611年に描かれたものでした。

 

 

この「素描コレクション展」のアイコンとなった作品が「眠る犬」です。

もちろん僕の目当てもこのワンちゃんでした。

ハガキより少し大きいくらいの画。

絵に書かれた1657は西暦だろうか。

作者のフィッセルはオランダ人。

1629年に生まれ1658年に28歳か29歳で死んでいる。

1957年は亡くなる1年間。

眠る犬は愛犬だろうか。

生き物の体温さえ感じられる素描。

300年以上前に生きていた犬だと思うと感慨深い。

 

    

 

コルネリス・フィッセル「眠る犬」

ポストカードを自宅のトイレに飾った。
350年前のわんこ。

うちのケンゾーも眠り犬になった。

 

常設展も同じチケットで観られる。

さすが国立西洋美術館、さすが松方コレクション、常設も名だたる画家の作品がずらりと並ぶ。

最初の宗教画は脂っこくて。(笑)

聖書や歴史の名場面とか言われても分からん。

印象派になるとホッとする。

 

宗教画や中世から近世の油絵はよく分からない。
ここはすっ飛ばす。(笑)

キリスト画とかマリア像とかなんか脂っこい料理みたいで…。

モネやルノワール、ゴッホやゴーガン、近代になると心落ち着く。

常設展でのマイベストはこれ。
フィンランドの画家 カッレラの「ケイテレ湖」

もうひとつの特別展も見ることが出来る。
パブロ・ピカソ!!!

天才が描いた人物画、これが「貧しき食卓」(1904年)
ピカソ本人も極貧だった若い頃の作。

キュビズムはよく分からんが、こうなると ディス・イズ ・ザ・ピカソ です。

隣が国立科学博物館です。

2009年に来たことがあるが、展示が膨大すぎて回りきれなかった。

おそらく3分の一も観てないのでは…

国立博物館、上野公園はミュージアムパーク。

パンダのイベント開催中でした。

中国風味たっぷりのパンダたち。

〈2025/9/21〉