ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2023/01/31 (火) 明石「たなか」で吞む。

午後8時の明石 魚の棚商店街

日々の記録はこちら。

otomegaki.hatenablog.jp

 

早朝ロケのため明石前泊。

明石城の堀沿いのグリーンホテル明石にチェックインしたのは7時過ぎ。

最近は夜が早いのでそそくさと魚の棚(うおんたな)へ急ぐ。

行きたかった立ち飲み「たなか」入れるかな?

入口に貼り紙があって「本日テレビ撮影があります。ご了承下さい。」とある。

 

酒屋に併設されたスタンドバー

鰻の寝床の奥にあります。

恐る恐る入るとテレビカメラはなかった。

もう終わっていたのだ。

おかげでほどよく空いていた。

目移りするメニュー。

でも、時間がないのでさっさと注文する。

ハートランドビールと鶏もつ味噌煮。

対応してくれた女性スタッフはバレーかバスケのキャプテンでもやってそうな娘。

少し年配の眼鏡の女性は女優みたいだった。

美形という意味ではない。(失礼だね)

存在感がある。

キャラクターがある。

説明不能。

表現力不足。

客が「〇〇ちゃん、最近メガネかけるようになったん?」

「そう、目のしわ隠し」

「ケイコ、目を澄ませて」でボクシングジムの会長がぽつりと言った。

「ケイコは……うーん、才能はないなあ。でも、あの子には人としての器量があるんですよ」

器量がある。

この店のスタッフには器量があると思う。

 

3年前に初めて訪れたとき、日記に書いた。

入って店の中を見渡してすぐに“ここはいい”と僕のセンサーが反応した。

なにが?と聞かれると困るけど、まずスペース、ほどよい狭さ。

メニューの手書き文字、短冊のひしめき具合がいい。

そして、カウンターの中のビジュアルがいい。

 

4人くらいの女性ばかり。

てきぱきと動き、見ていて気分がいい。

全員それぞれにべっぴんさんだ。

美人とはちょっと違うけど。

いやらしいたとえになるのを恐れずに言えば、彼女たちを見ているだけで酒の肴になる。

もちろん大皿に載った料理は美味しかった。

実は何を食べて飲んだかは定かではない。

 

料理の担当とお酒の担当は別らしい。

日本酒をたのむとその人が、料理をたのむと別の人が対応してくれる。

これも妙味。

隣の爺さまがカウンターの彼女たちに絶え間なくしゃべりかける。

ちょっとうるさいが女性たちのあしらいも巧い。

またいつかこの店だけに来たいなと思った。   2020/6/20

 

 

 

鶏もつ煮とハートランドビール

二杯目は開運にごり。しまった、うすにごりだったか。
にごり酒は大好きだけど、濃厚なやつがいいな。

バスケのキャプテンみたいな子が焼いてくれた新潟の栃尾揚げ、生姜醤油で。

吉野家で並をテイクアウトして9時前に戻る。あすは6時起きです。