11月の始めに京都の高雄へ行った。
紅葉が見頃 というのもあったが、目的はもうひとつ。
ある場所でセルフタイマー写真(自画像)を撮りたいと思いついたのだ。
生まれて初めての一人旅。
旅先で撮った一枚の写真がある。
1973年 高校2年生 17歳の夏休み。
今は便利。
Googleマップのストリートビューで調べたら…あった。
場所は周山街道の鳴滝川にかかる橋のたもと。
石碑に「茶山栂尾(ちゃやま とがのお)」とある。
かつてここに茶園があったのだ。(今もあるのかもしれないが)
ここで65歳の自画像を撮ってやろう。
周山街道を北へ。
赤い欄干の橋が見える。
あの手前、右脇にあるはずだ。
「茶山栂尾」の石碑は今もあった。
ただ、裏手は駐車場になって、管理舎かトイレらしき建物が建っていた。
背の低い木もすっかり幹が太く古木っぽく成長していた。
50年近く、半世紀の樹齢を重ねているのだ。
同じような画角、フレームでセルフタイマーで撮ってみよう。
49年後です。
17歳の高校生が65歳なりました。
眼鏡をかけるようになったのは40歳を過ぎてからです。
眼鏡なしで撮ってみた。
いま、この夏に戻してやると言われたら…たぶん断ると思います。
こんな遊びが出来る今に生きていることを幸せに思う。