ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/11/16 (水) 同じ場所で 〜49年の時が過ぎて 〜

11月の始めに京都の高雄へ行った。

紅葉が見頃 というのもあったが、目的はもうひとつ。

ある場所でセルフタイマー写真(自画像)を撮りたいと思いついたのだ。

 

生まれて初めての一人旅。

旅先で撮った一枚の写真がある。

1973年  高校2年生  17歳の夏休み。

 

今は便利。

Googleマップのストリートビューで調べたら…あった。

場所は周山街道の鳴滝川にかかる橋のたもと。

石碑に「茶山栂尾(ちゃやま とがのお)」とある。

かつてここに茶園があったのだ。(今もあるのかもしれないが)

ここで65歳の自画像を撮ってやろう。

 

周山街道を北へ。

赤い欄干の橋が見える。

あの手前、右脇にあるはずだ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shioshiohida/20221108/20221108122503_original.jpg

 

「茶山栂尾」の石碑は今もあった。

ただ、裏手は駐車場になって、管理舎かトイレらしき建物が建っていた。

背の低い木もすっかり幹が太く古木っぽく成長していた。

50年近く、半世紀の樹齢を重ねているのだ。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shioshiohida/20221108/20221108123125_original.jpg

 

同じような画角、フレームでセルフタイマーで撮ってみよう。

1973年、おそらく観光客に撮ってもらったのだろう。

49年後です。

17歳の高校生が65歳なりました。

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眼鏡をかけるようになったのは40歳を過ぎてからです。

眼鏡なしで撮ってみた。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shioshiohida/20221108/20221108123037_original.jpg

 

いま、この夏に戻してやると言われたら…たぶん断ると思います。

こんな遊びが出来る今に生きていることを幸せに思う。

 

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