「渇きと偽り」@塚口サンサン劇場
ことし劇場観賞21本目の映画でした。
閉鎖的な田舎町で起こるクライムサスペンスは好物です。
加えて叙情さえたたえた佳作でした。
ただひとつ、突然の痒みさえ起こらなければ☆はプラスだった。
制作陣に責任はありません。
オーストラリアの郊外の町、といえば、シドニー五輪のプレ大会の研修で滞在した
パラマッタという町を思い出す。
あれはシドニー近郊のベッドタウンでこの映画の舞台となった内陸の農村地帯とは違う。
でも、妙に懐かしく思えた。
エリック・バナの主演で、ジェイン・ハーパーのベストセラー小説を映画化したクライムサスペンス。干ばつにあえぐ閉鎖的な田舎町で起こった、現在と過去の2つの殺人事件を通し、オーストラリアの社会が直面する問題をリアルに描いた。
メルボルンの連邦警察官アーロン・フォークは旧友ルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに故郷の小さな町に帰ってきた。ルークは、自身の妻子を殺した後に自らも命を絶ったのだ。町は長らく雨が降らずに干ばつに襲われており、ルークが事件を起こした背景にもそうした土地の事情があり、いわばルークも犠牲者だと思われていた。しかし、町にとどまって捜査を行うフォークは、未解決事件となっている過去の事件とも向き合うことになり、数十年も隔てた2つの事件がつながっているのではないかと疑い始める。
原作にほれ込んだバナが自らプロデューサーも務め、本作で約13年ぶりに母国オーストラリアの映画に主演した。2020年製作/117分/G/オーストラリア 原題:The Dry イオンエンターテイメント
例によってこちらのブログのお薦めにより足を運んだのでした。
ブログ主も書いている。
『渇きと偽り』というタイトルと、
「渇き果てた灼熱の町で、2つの事件が交錯する」というキャッチコピーに惹かれた。
小さな田舎町が舞台のミステリーが好きな私は、〈見たい!〉と思った。