ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/11/16 (水) 痒 い !

朝起きたら顔が腫れていた。

まぶたが閉じるほど浮腫(むく)んでいる。

映画館のシートに座ったタイミングで痒くなった。

あれはダニとか蚤とかじゃなかったのか。

ぶつぶつや皮膚の一部が浮き上がって腫れるという虫刺されの痕跡はない。 

こりゃアカン。

タイミングは映画館のシートだが…思いあたることがある。

昨日の造影剤の点滴だ。

渡された注意書きを確かめると…

 

 

うーん、確定だね。

点滴したイオパミロン370の副作用だ。

水分をとって尿として早めに排出しろ、とある。

副作用の症状は軽く、治療を要するものは少ないですが…ともある。

しばらく様子を見る。

とりあえず、きょう3時に予約したインフルエンザの予防接種はキャンセルする。

今日の仕事は夕方からのポスプロ編集チェックのみ。

ああ、かゆい。

 

ふと思い出した。

散髪で髪を洗ったとき「どこか痒いところはありませんか?」と聞かれることがある。

(最近は聞かれないけど)

そう言われて、耳の後が痒いです、とか、脳天が痒いです、という人いるのかな?

で、そう言われると、ぽりぽりと搔いてくれるのかな?

今のようなときは「全身が痒いです」と言うしかないんだけど。(笑)

 

自宅でじっとしてたら少し痒みは収まってきた。

メガネにマスクしてたら目立たないかと思っていたがマスクは直接肌に触れるので痒みが増す。

サングラスにノーマスクが楽だなと思ったが、サングラスを忘れた。

大阪へ出て、ポスプロでチェックを済ませる。

 

眼鏡堂氏が取材で来阪している。

本当は飲んではアカンのだろうけど、少しだけならいいだろうと福島駅で合流。

待っている間、福島界隈を巡回する。

飲食店が集まる裏路地に若者の姿が多い。

福島や天満の裏通りは若い人たちに人気があるのだ。

中華のオイルか、おでんのはなくじらか、と思ったがオイルの麻婆豆腐は刺激が強いし、

はなくじらがいいかな、と本店を覗くと若者達で長蛇の列。

近所をうろうろして、以前に一度行ったことのある日本酒の立ち吞みへ入る。

「三味六徳」という店、最近は裏天神や京都にも出店しているらしい。

ここも若いカップル、女性の同士のグループでほぼ満員だが、何とかスペースがあった。

マスターズドリームという生ビール、眼鏡堂氏は三井の寿、僕は王禄で始める。

迷ったらこれ…とメニューにあった厚揚げ焼と焼き味噌が絶品。

決して安くはないが料理が値段以上に旨い。

満足して出る。

痒みは収まってきた…ような気がする。

 

前に「三味六徳」に来たのは7年前か。

このときの日記にこんなことが書いてある。

これからの5年を思う。
2011年〜2015年は自分の生活レベルではさして大きな変化はなかったように思う。
静かな後退戦といった感じだった。
2016年〜2020年、次の5年、59歳から63歳の自分を想像する。
今までとは違う変化が確実に訪れるだろう。
肉体的にも、精神的にも、経済的にも、自分のとりまく社会も。
この5年という時間の旅を、どんなふうに楽しむことが出来るだろうか。
作家の言葉に覚悟を決め、心と身体とお金の準備をしようと思う。

                     2015年12月10日の日記より

2016年〜2020年、次の5年、59歳から63歳の自分を想像する。

とある。

その5年もとうに過ぎて、自分はまだ大きな変化に遭遇してはいない。

いや、自分の変化というよりコロナで世界が先に変わってしまった。

予測なんて出来ないってことだよ。

 

福島の裏路地 80年代この近くの事務所に居候していた頃、通った銭湯が健在だった。

はなくじらには長蛇の列

「三味六徳」外人向けのバーみたいな看板

これが絶品の厚揚げ焼 カリッと揚げてあって醤油ダレがかかってる。

角のイタリアンバル 何度か来てるが名前は知らない。

このバルのカウンター、一人ボトルのワインを飲む初老の男がいた。

同年輩くらいだろうか、自由業っぽい出で立ち。

文庫本を読んでいた。

窓際の席、街の往来を見ながら読書吞みか。

帰りは西梅田を通り抜けて…。