ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/09/25 (日) ひんやり初秋 - 半径2キロ圏内の天然温泉へ行く -

9月の終わり、気持ちいいのは夜だ。

日が落ちて自転車で走る。

気温は20度ちょっとくらいだろうか、

同じ半袖Tシャツと半パンとまだ真夏と同じ上下。

肌に触れる空気で季節が変わったことを知る。

3日連続 屋外での仕事で疲れた身体を癒そうと市立あしや温泉へ行く。

個人経営の銭湯より安い380円の天然温泉だ。

 

かつてはプレハブ小屋だったが、今は立派な温泉施設になった。

 

薄く褐色を帯びた湯はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で少ししょっぱい。

源泉は44度くらいで熱い。

41度ほどに加水した広めの浴槽と源泉と2つある。

僕はたいてい41度に入る。

気合いを入れたいときや目を覚ましたいときは44度に入ることもある。

高温だが源泉、肌触りもとろりとして、これが天然温泉だという醍醐味もある。

きょうは月イチの企画で浴槽に檜(ヒノキ)の輪切りが浮かんでいた。

ヒノキ風呂は大好物だ。

針葉樹独特の涼しい香りがいい。

 

 

風呂あがりに再びひんやりした夜気に触れる。

この気持ち良さったらない。

自転車にまたがり夜の冷気をクルーズする。

12段変速のロードバイク、3番目くらいに軽いギアにする。

ふんわりと、ゆるやかに、ペダルを回す。

雲のうえを進むような気分。

思わず鼻歌。

ポール・サイモンの「時は流れて(Still Crazy After All These Years)」

 

 昨夜 通りで昔の恋人に出会った

    彼女は僕を見てうれしそう

 僕もちょっと微笑む

    それから僕らは、すこし昔話をして、ビールを飲んだ

 

そんな感傷から一転、こんな歌が口をつく。 

加川良がイントロなしで歌い出す。

 

 こんばんわお月さん

 そんなつもりじゃなかったんだ

 夜風が身に沁みる

 でもつきあってくれるね 

 

これも感傷か…。

 

初秋の愉しみ。

半袖半パンで夜の冷気を味わう。

家から出て走り出すとき。

風呂上がりで気持ち良さは倍増する。

この季節、夜気を二度たのしめる。

これは味わわない手はないかと。

 

帰りにコンビニで缶ビールの新作を買った。