コピーは「ひと駅ひと駅、旅になる」
【 08.27 日録 】
昨日は午後遅くから自宅からわずか半径2キロ圏内のお出かけだったが、充実した休暇を過ごせた。遠路はるばる関西の地にやってきた東北や関東や九州の人間であると自分をマインドセットして、近場のお出かけすると意外と発見があって楽しめる。コロナ禍の知恵だろうか。
この夏の青春18きっぷは駅前ビルのチケットショップで4枚綴りを9800円で購入した。一枚2450円という計算。1枚目は西宮-彦根、長浜ー彦根 2220円、2枚目は彦根-福井1980円、3枚目は福井-彦根、彦根-西宮3960円、ここまでは8160円分乗ったが、あんまりお得感はない。残り1枚、特にどこかへ行く用もないけど。西宮-須磨400円、須磨-姫路860円、姫路-三宮990円、三宮-西宮310円 計2560円。なんとか元をとってやろうという魂胆は旅をたのしくするわけではない。18きっぷの本当の醍醐味は時間も運賃も気にせず、来た電車にふらりと乗って、下りたい駅で下りる。ぶらり散歩して、また先へ行き、日が暮れたら宿を得る。駅前の食堂で酒を吞む。というイメージなんだけど、覚悟がないし、関西周辺はたいてい行ったことがあるのでなかなか決行できない。残り1枚ある。9月10日まで使えるが、9月に入ると忙しくなりそうなので使ってしまえと昼前に家を出た。
姫路でインディアンカレーを食べて、赤煉瓦の美術館を観て、三宮で鮨を食べようという大雑把なプランで西宮から西へ向かう。最初に乗ったのが須磨行きだった。須磨で下りて夏の終わりの海水浴場を観ながら水野家(須磨駅構内にあるコロッケ屋)のコロッケを缶ビールでやろうと下車。コロナ禍でことしから海の家が再開したが、まだ規制があるのかなんだか淋しい。水野家も僕の前に大量注文する家族連れがいて長時間待たされそうでやめた。うまくはいかない。須磨から加古川行きに乗る。缶ビールを飲みながら舞子、明石を過ぎ加古川へ。加古川で新快速に乗り換え姫路に到着。レンタサイクルのひめちゃり(2年前にも使った)で手柄駅近くのインディアンカレーへ行く。すでに昼の部は終了してドアには CLOSED の札が下がっていた。何度目かな、店まで来てフラれるのは? インディアンカレーと市立美術館、僕にとって姫路はフラれる街だという印象あり。事前に電話しておけばいいのだが…。インディアンカレーが消えてBプランに変更、ちょっと重いが赤心のとんかつを食べよう。ところが…2時半だというのに小さな店の前には10人ほどの行列が!カウンターに5人ほどの小さな店なので諦める。朝からビールしか飲んでないし。仕方なく3年前にA部氏と行った餃子の立ち吞みとか姫路おでんとかを物色するが、夏休み最後の週末とあって姫路の昼のみ街は混んでいた。この状況だと三宮の鮨屋も満席必至。事前に電話予約しておく。昼はとりあえず「与太呂」という立ち吞みでつなぐ。2杯飲み、ひめちゃりで市立美術館へ行く。城周辺は思ったより混んでいなかった。赤煉瓦建築の美術館はこれまで何度か来たがいつも休館日で構内に入れずだった。この夏は芝の前庭に霧を噴出させるイベントがある。30分ごとに出るとネット情報にあった。3時過ぎなので3時半まで赤煉瓦を撮ったり、ベンチに座ったりして待つ。待てども霧は出ない。またフラれた。今回はインディアンカレー、赤心、美術館の霧、と3連続でフラれた。でも、また来るのだろうな。(笑)新快速で三宮へ。5時過ぎに「鮨一」へ入る。飛び込みの客が来るが断られていた。予約しておいて良かった。生ビールと鮨八貫、追加で握りと手巻きを5貫で4100円。満腹で満足。さ、青春18きっぷ2022年夏編はおしまい。家に帰ろう。
八貫セットは…鯛、シマアジ、づけまぐろ、中とろ、蒸しエビ、蛸、鰻、卵焼き。