【08.02 日録 】
この夏、二人とも家ごもりの日のエアコン稼働は朝9時〜深夜1時の16時間になる。こまめに切ったりつけたりすると冷やすのに電力を消費する。28度の室温設定でつけっぱなしの方が効率がいいし楽なので、8時間以上、留守にするときだけオフろうと決めているが二人とも外出するという機会がなかなかない。
きのうコロナのこと(特にコロナ行政、コロナ報道)を考えるとメンタルに害があるので書かずにメモだけフォルダに放りこむのだ と書いたのにガマン出来ずに書く。(笑)これは極私的な体験談なのでお許し願おう。(誰も禁止してないけど)
PCR検査は3回受けてすべて陰性だったけど、自分が感染症に強い体質だと思ってはいない。若い頃はインフルエンザで高熱が出てのたうち苦しみ死ぬような思いをした。まだ二十代で独り暮らしの大晦日だった。年末進行で忙しく疲労が原因だったと思う。誰も呼ばず(呼べず)3日くらい寝こんだままだった。あれがインフルエンザだったのか何だったのかわからないけど、その頃、特別に流行っていたわけじゃなかったと思う。呼吸も苦しく眠れずにうなり声を上げてた。今だったらECMOをつける事態だったかもしれない。他にもある。おそらくウイルスではないかもしれないけど、睾丸の皮膚が3倍くらいの面積に腫れたこともある。信楽焼のタヌキか!なんじゃこりゃ状態。三十になったばかりの独身の頃で四国高松のアパートでひとり呆然とした。幸いにも翌日には腫れはおさまったが…あれは何だったのか? 今でもあれが現実とは思えず、悪い夢かと思う。五十代になってアメーバ性の大腸炎になった。海外のアメーバ原虫が原因で、おもに性交、おもに男性同士の同性愛を介して感染するという。身に覚えがないので(ホントです)感染経路はいまだわからない。つまりウイルス、細菌、寄生虫を含め感染症に強いという体質では決してないと思う。ただ流行りのメジャーな感染症とは縁がないだけかもしれない。
ウイルスと言えば…コロナが流行する半年以上前の2019年5月のゴールデンウイークにに体調を崩した。おそらく高槻のジャズフェスの人混みでウイルスに感染、疲労が症状を誘発したのだと思う。僕自身、熱はなかったが体力を奪われて、2日ほど寝こんだ。その後、予定していた新潟の佐渡島トレッキングへ行くも、ヒロが旅行中に熱を出してホテルで寝こんだ。呼吸も苦しそうだったが、朝には回復するので旅を続けた。あれは何だったのか? インフルエンザだったのかもしれないし、もしかして新型インフル、あるいは…!! あれが新型コロナウイルスのプロトタイプだったのかもと思ったりもする。あの頃はインバウンドの最盛期だったしね。海外から簡単にウイルスは侵入できた。デルタとかオミクロンとかでおわかりのようにウイルスは次々と変異を繰り返す。あのとき僕らが罹った名もない感染症は、ひょっとして半年後にCOVID-19と呼ばれるウイルスだったのでは?と想像したり。2020年の新型コロナはすでに何度も変異していたウイルスだったという可能性もある。
欧米人に比べてアジア人は風邪を引きやすいという情報がある。よく風邪を引くからそれなりに免疫も出来る。新型コロナの初期にアジアの感染が少なかったのはそのせいかもしれない(という説がある) でも、2年以上も感染対策を続けてマスク生活が続くと、新型コロナウイルスだけじゃなく、他のウイルスにも触れる機会がなくなり人間としての抗ウイルスの免疫が落ちる。これだけ感染力が強く、毒性が弱いと、もはやアジア人がもともと持っていた免疫も役立たない。というか免疫さんも「おまえはもういいよ。スルーだわ。」と働かなくなる。だから陽性者は増える。風邪引きをゼロするのとやってることは同じだと思う。風邪を撲滅しようなんてかつて思ったことはないでしょ。
午後からポスプロへ編集チェック、手直しに出る。今回はちょっと…そもそもネタ選びが、そもそも構成に無理が…そもそも力量不足…とボヤキ満載なので、こうして少しだけ吐き出してバランスをとる。終わって福島の角打ち「竹内酒店」でハートランドビールとタコさんウインナー、スシローで読書鮨。今村翔吾の新作短編集「蹴れ彦五郎」これがめっぽう面白い。帰宅後、ジュラシックシリーズの2作目「ロストワールド」を観てしまう。生物学者のサラ(ジュリアン・ムーア)の勝手な行動がティラノを呼び込み、仲間が犠牲になる。お前が食われろと思ったが、最後まで正義面で生き残る。