ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/07/22 (金)

 

【 07.22 日録 】

夏の空が青い。今日は午後イチで姫路へ行く。…という予定だったが、世界陸上のネット中継と地上波を行ったり来たりしながら見続けて、軽めの昼ごはんを食べたら僕もヒロも一日が終わったような気がして、どちらからも「今日はやめとこか」となった。 で、今日も確信犯的にのんべんだらりんと過ごす。どれくらいのんべんだらりんかというと…午後からは一昨日のお好み焼きの残りをつまみに缶ビールを飲みながら、サブスクで映画を見続けた。それも一度観たことがあるエンタメ系の集中しなくてもいいような作品を「お、これも見れるのか、じゃあ見よかな」てなチャンネルをザッピングする感覚で見まくる。「007 ー・ノータイム・トゥ・ダイ」「キングダム」「シン・ゴジラ」「ゴジラ  キング・オブ・モンスター」「ジュラシックワールド」「ジュラシックワールド 炎の王国」、時に禁断の1.5倍速にしながら、何も考えずに、英雄活劇、怪獣、恐竜を何時間も見続けた。外に出たのは午前中のゴミ出しのみ。夕食を食べてからさすがにここまで身体を動かしてないのは寝つかれないだろとプールへ行く。コンビニでロックアイスとつまみのスナックを買い、帰ってからもウイスキーを飲みながらまた映画を見続けた。ここまで目を酷使するとのんべんだらりんより身体に良くないなと思った。

 

青春18きっぷを買うのを忘れていた。この夏はひとりで18きっぷを持ってふらりと3泊くらいで出かけちゃうか。ヒロもたまには一人で過ごすのも気楽でいいだろうし、ある日(計画しておいて)、あさってから3泊くらいで行ってくるわ、行き先はざっくりしてるけど、泊まるとこ決まったら連絡するわ、と。ブロンプトンを持って行くかは迷うところ。一日の電車移動距離をそれほど長くせずに。駅前の安宿をメインに。乗りたいのは飯田線かな。飯田線で塩尻、松本経由で大糸線で富山へ、富山から北陸線で福井へ。福井でナイト陸上の日程に合わせるというのもあり。

 

ひとり旅で思い出した。先日亡くなった山本コータローの「岬めぐり」はもともとB面だっという話。A面はそのとき売れていた南こうせつが書いた曲だった。当時のシングルは2曲がセットだったので、B面は山上路夫に詞をオーダーしていた。レコード会社とかディレクターとの関係もあったのだろう。山上路夫はプロの作詞家だから頼まれた仕事は何でも受けたのだろう。で、岬めぐりの詞が送られて来て、山本コータローが曲をつけた。それを聴いた南こうせつが「こっちの方がいいからこっちをA面にしたら?」と提案し、こうせつさんが言うなら…とA面で発売、ヒットしたという話。この詞は僕の青春時代の旅の愛聴歌であり、愛唱歌となった。

  ♬ しあわせそうな 人々たちと 岬をめぐる ひとりで僕は

     砕ける波の あの激しさで あなたをもっと 愛したかった

沖縄の残波岬は那覇からの観光バスにひとりで乗った。他の客はカップルや家族連れで、まさに しあわせそうな人々 だった。激しい恋愛とは無縁だったけど…。(笑)思えばひねくれた青春の旅でした。いま大学の陸上部の取材とかしてて…その健康さが実に眩しい。ああいうものを全て否定して旅をしていた当時の自分は人生に何を求めていたのだろう。いま、それがわかったとしても詮ないことだが。