きのう、陸上の世界選手権の男子マラソン、今日は女子マラソンの中継がある。
日本時間だと夜10時、現地時間だと6時にスタートで、かなり涼しそう。
コースの片方を開放してるのだろう。
観客がバイクでレースを観戦しながら走っている。
さすがトラックタウン ユージーン。
世界と同じスピードを感じながら観戦するなんてサイコー!
現地にいたら絶対に早朝バイク観戦してる。
一汗かいてシャワーを浴びて朝食、気持ちいいだろうな。
で、思い出したのが昭和30年代の毎日マラソン。
コースは琵琶湖ではなく大阪の堺だったと思う。
走っているのはローマの石畳を裸足で駆け抜け金メダルに輝いたビキラ・アベベ。
そのアベベを一目見ようと、日本人たちが当時「ローマの休日」で流行ったスクーターやHONDAのカブ、鉄製の自転車(出前に使ってるやつ)で追いかけている。
自家用車、おそらくマツダのキャロルやミゼットも走っている。
季節は6月、蒸し暑さや排気ガスでアベベは苦しんだという記録が残っている。
中国か、ベトナムか? がんばれ、がんばれ、アジアの中進国。(笑)
1961年6月、4歳半だった。
この写真の頃の日本に生まれ… ♬ わたしは今日まで生きてみました。
あの頃、日本人が知っている外国人スポーツ選手の名前はアベベが断トツ1位だったような気がする。ベーブ・ルースもルー・ゲーリックもジャック・デンプシーも馴染みじゃなかったし、テニスもゴルフも庶民は知らなかった。強いて言えばプロレスラーか。ブラッシー、デストロイヤー、フリッツ・フォン・エリック、ブルーノ・サンマルチノ、いやいや1961年ではシャープ兄弟くらいか? とにかくアベベの知名度は突出してたと思う。なぜだかわからないけど。