ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/05/13 (金) 無 垢

一ヶ月くらい前の話。

ヒロが週に2日通っている近所のスイミングクラブがある。

午後に指導なしで自由の泳ぐフリーコースで、次の時間帯がこどもたちのクラス。

ある日、プールからあがってロッカールームで着替えていると足をつつかれるのを感じた。

見ると幼い女の子が二人自分を見上げていた。

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足もとにかわいい子がふたりで見上げていた。(イメージです)

二人とも水着を着てスイミングキャップをかぶっている。

ひとりは4歳くらい、もう一人はもっと小さい。

姉妹のようだ。

年長の子は縫い付けた白布に手書きで「ゆずき(仮名)」とある。

 

「おばちゃん…」

 

ゆずきちゃんが話しかけてきた。

 

「おばちゃん、イトマンで泳いだん?」

 

「そうだよ。さっきまで泳いでたんよ」

 

「何級?」

 

「………?」

 

「おばちゃん 何級?」

 

「 あのね、おばちゃんらに級はないのよ。あなたは何級なん?」

 

「15級!」

 

誇らしげに言う。

間髪を入れず下の子が「じゅうきゅう」

19級らしい。

舌足らずで「じゅうきゅうきゅう」は言いにくかったのだろう。

「スイミングがんばってね」と言うと彼女らはプールへ走って行った。

 

それだけの話。

そのゆずきちゃんは目がくりっとして子役みたいに可愛かったそう。

アジア系のハーフっぽかったわ。

たぶん15級にあがって自慢したかったのかもしれんね。

「おばちゃん、何級?」「わたし15級」

知らないおばちゃんに伝えたかったのかな。

その無垢さが愛おしい。

 

ホームページを調べたらイトマンは25級からあって、15級は「片手クロールができる」

妹の19級は「(顔をつけて)水中キックで進むことができる」だった。

おそらく僕は13級、ヒロは5級あたりだろうと見ながら自己判定した。

 

また雨。

朝起きて今日録るナレーションの手直しにとりかかる。

作業量はそれほどヘビーではないが、毎週の担当なのでそれなりに忙しい。

今月から来月にかけマンションの排水菅の交換工事があるので、昼前に業者が説明に来た。

電気温水器や便器をいったん取り外す大がかりな工事らしい。

水が使えなかったり、排水が出来なかったりする日があるらしい。

 

自転車を駐輪場に置いたままなので、今日も駅まで歩く。

帰りが雨だったら、往復5キロ歩くことになる。

最近ジョギング出来てないのでそれくらいは歩こう。

ナレーション収録は1時間ちょっとで終わる。

あとのミキシング、テロップなどの手直しは任せる。

午前中にセルジオから誘いがあり、5時から岡室酒店で少し飲む。

1時間ほどで局に戻り、オンエアディスクの搬入を確認して帰宅。

雨が降っていたので帰りも歩く。