ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/05/06 (金) ビスタカーで鳥羽へ行く。

鶴橋から賢島行きのビスタカーに乗る。

近鉄特急のビスタカーというのは僕が子どもの頃からあった二階建て車両のある特急列車。

調べると…

ビスタカー(Vista Car)とは、近畿日本鉄道(以下・近鉄)が保有・運用する電車のうち、特急列車または団体列車に使用される2階建車両を連結している編成に与えられた愛称である。直訳すれば「眺望車」という意味である。(WIKIPEDHIAより)

初代は1958年から走っている。

僕が生まれた翌年だ。

絵本や雑誌の特集に写真が載っていたことをうっすらと思い出す。

その後、2階建て列車は新幹線や他の私鉄でも走るようになった。

今日は当然2階建ての2階のシートに坐る。

少し見晴らしがいいように思った。

 

初期のビスタカー。そうそうこんなカラーリングでした。

 

ビスタカーはけっこうJRの快速や急行なみに停車する。

榛原から名張、奈良から三重、昔風で言えば大和國から伊勢國の国境を走る。

曇っていても5月の日本の田園風景は美しい。

水を張った田が鏡のように新緑を映す。

森も黄緑、緑、深緑と多彩にグラデーションをつくる。

思えば、大和、伊賀、伊勢の国境、町の配置も脳内地図に描けない。

榛原、名張だけではなく、伊賀上野、亀山、榊原温泉、津、松坂の位置関係も。

 

大阪と名古屋を結ぶ近鉄大阪線から伊勢中川で山田線と分かれる。

ここから松坂、伊勢市を経て宇治山田駅までが山田線。

その先、鳥羽や賢島への路線は志摩線と名称が変わるが、乗り換える必要はない。

JRは参宮線が鳥羽まで来ているがその先はない。

志摩半島を南北に近鉄が貫く。

そのあたり、伊勢志摩の地図がここに来るまで脳内に描けなかった。

子どもの頃の伊勢参りは子供会のバス旅行だったし、かつて社員旅行で来たのも

誰かの車で運ばれてきただけだった。

自分で計画しないと地図は頭に入らない。

 

そのまま終点の賢島まで行くつもりだったが車内で計画変更。

賢島で行きたかった食堂が15時で終わってしまうことを知り、鳥羽で途中下車することに。

以前にA部氏が話してた鳥羽駅の「さざえストリート」(A部氏は貝焼き横町と言う)へ行こう。

別で賢島へ向かっているマサオにメール(LINE)で伝える。

乗換案内のルートは送っているはずなのに、いろいろと迷走している様子。

「なんやようわからん」と返してきた。

前途多難。

でも、車内でいっしょに行動したくはないんだよね。

合流したときに、すでに飲んで出来上がってる感じも嫌なんだよね。

 

おそらく鳥羽の駅に降り立つのは人生初だと思う。

この列車に乗ってきた。現在のビスタカーのカラーリングです。

これは…「しまかぜ」だろうか?

鳥羽駅前、すぐに海です。マサオをの到着を45分くらい待つ。

志摩半島の全体図 伊勢〜鳥羽、そこから30分くらい乗ると志摩半島の南端 賢島へ着く。

鳥羽駅前に立つ 真珠王 御木本幸吉像

地下道にあった歴史絵物語の主人公は九鬼水軍の総師

あいにくの曇り空 有名な鳥羽水族館は隣の駅ですが…。

晴れていれば…ま、涼しくてよかったかも。

鳥羽は大観光都市 コロナで打撃を受けたのだろうな。

マサオ到着。なんだかふらふら歩く。ちょっと心配。

JR鳥羽駅側に下りると「鳥羽さざえストリート」が見えた。

迷うが一番空いていた店に入る。贅沢はいらない。貝焼き呑めたらいい。

水槽には見たこともない貝もある。にし貝とくま貝は季節的になかった。

左:帆立に似たひおうぎ貝 右:大あさり

国産の焼きはまぐり 浅焼です。これが一番旨かった。

おばちゃん「昨日(5日)は満員でした」とのこと。