神戸 王子動物園へ行く。
朝9時半に出て、阪急夙川まで自転車、100円の駐輪場に預ける。
10時過ぎに王子公園駅、実に2年半ぶりの王子動物園です。
*アムール豹は絶滅危惧種、ラムとトライは福山や横浜へもらわれて行った。
前に来たのは2019年だからコロナ前のラグビーワールドカップが終わった頃だった。
アムール豹の三つ子が目当てだった。
名前がラグビーにちなんで、スク、ラム、トライ。
いやあ、いろいろあったんでしょうけど、しあわせな日々だった。
さみしいことに最近はめっきり後ろ向きに生きている。
ネガティブ?
いや、それはそれで味わいがあるというものだ。
人はときに悲しい歌詞やマイナーな旋律を好む。
総評:あるチンパンジーとの邂逅が心に残った。
お目当てのジャガーのこどもは急かされゆっくり見せてもらえないし、
老齢パンダのタンタンの行列には並びたくないし、
推しのコアラのオウカちゃんはすでにお母さんになっていてずっと寝たままだし
で、誰もいない広々とした(寒々とした)チンパンジー舎の前で過ごす。
数頭のチンパンたちをばんやり見ていたら、そのうちの大きな一頭が寄ってきてた。
真下ガラス越しに悲しそうな目をしてガン見してくる。
突然、身体を小刻みに揺す。
なにか訴えたいことがあるのだろうか。
九十代くらいの老人のようにも見えた。
僕らが飽きてその場を離れようとした刹那…
「ほんならな」と片手をあげて、仲間のところへ去っていった。
*彼だったのか、彼女だったのかは定かではない。
動物園で2時間ほど過ごし、そのままミュージアムロードと呼ばれる海岸への道を南下。
県立美術館で古代エジプト展を見る。
そこで2時間ほど過ごし、三ノ宮へ移動。
モンベルで僕の誕生日プレゼントの登山用ソックスを買う。
元町の「サントス」でナポリタンとサンドイッチのセットを半分こして、
再び阪急三宮駅まで歩き、午後5時過ぎに帰宅。けっこう疲れました。
「古代エジプト展」以降は別投稿でアップ予定。
以後、3年ぶりの動物園訪問の写真日記で。
きょうのお目当てのジャガーの子の公開時間は朝9時から11時の2時間だけ。
猛獣舎へ急ぐ。
するとこんな看板が…!
それほど人が並んでいるわけでもないのに係のスタッフがうるさい。
「立ち止まらないでください」を連呼する。
うしろに誰も並んでない。
混んでるときはともかく融通が利かない。
「王子動物園、ダメだな」
こういうとこで評価してしまう。
雪豹のとなりはアムール豹、2年半前に三つ子が生まれた。
スクとラムは女の子、トライだけが男。
すでにトライはよこはまズーラシア、ラムは福山市立動物園へもらわれていった。
アムール豹は絶滅危惧種で日本には18頭いるだけ、世界の動物園でも250頭だそう。
野生で確認されているのは50頭に満たないという。
そのうち5頭が王子動物園にしたのか。