ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/01/26 (水) おらモヤモヤするだよ。

今日は会議2つ。

いろいろとモヤモヤする。

と言っても

「今日という今日は我慢ならないかった。とうとうキレてしまいました!」

というわけではない。

モヤモヤしつつ、納得しにくいことをゴクンと飲みこんでいる感覚。

自分はもう主人公でも準主役でも主要な脇役でもないことは自覚している。

そもそも64歳がスタメンでフルタイム出場する組織なんてあかんやろと思う。

自分が自分に課する最低限のミッションは…「居場所を見つけて食い扶持を稼ぐこと」

それを失いそうになったらどうするか…を想定してリスク回避すればいい。

自然の流れに任せるしかないと思うが、モヤモヤが払拭出来ず、一人になりたくなる。

一人になりたいと思えばいつでも一人になれる。

今の境遇に感謝するだよ。

生きてるだけでまるもーけだよ。

明日から兵庫県も大阪府もマンボウが出るだ。

お上には逆らわねえだよ。

マンボウでもほんでも暮らしはあんま変わらねえだよ。

おらにはボーマンの方がつらいだよ。

だよ。

 

なーんてボヤいて帰ったら眼鏡堂さんから彼が取材、構成した新刊本が届いていた。

堀江翔太「ベテランの心得」、あとがきから最初に読む。

この人はベテランだけど最前線で戦っているので僕とは違う。

スクラムの解説が楽しみだ。

堀江翔太は間違いなくリスペクトされている。

え? 自分はリスペクトして欲しいのかい?

C.E.O. でも、重役でも、教授でもないただのトシヨリがこんな時代に、

そこそこの収入を得て、元気に歩き回って、自由に生きている。

単に、忘れられていくことに対して覚悟が出来ていないからだと思う。

たぶん、それだけのこと。

そういうときはシンボルスカの詩を思いだそう。

そして、雲に見とれなければならない。

 

   それがどういうことだったのか
   知っている人たちは
   少ししか知らない人たちに
   場所を譲らなければならない そして
   少しよりもっと少ししか知らない人たちに
   最後はほとんど何も知らない人たちに  

 

   原因と結果を覆って茂る草むらに

   誰かが横たわり穂を噛みながら

   雲に見とれなければならない

         (シンボルスカ「始まりの終わり」)

 

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仕事場から京橋駅への道、夕陽に見とれていたらいい。

納得出来ないことを無理やり飲みこんだので、当然 別の液体を飲みたくなる。

今日は休肝日にするはずだったけど、明日からにしよう。

駅前第3ビルの「おか長」が珍しく空いていた。

奈良の純米酒「貴仙寿」を飲む。

うにといくらのこぼれ軍艦巻きなるものにそそられたがやめておく。

吉野家でカリガリ肉だく牛カレーなるものを夕食とする。

ご飯は少なめ、スパイシーで予想以上に美味しかった。

牛肉はなくてもいいかなと思った。

でも、モヤモヤしたけどおいしいカレーで一日だと思えただよ。

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「神田カレーグランプリ」でグランプリ受賞の「カリガリ」監修の一皿