ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/01/17 (月) 27年前のムーンライト3

去年9月、ソロキャンプをした。
モンベルのムーンライト3という緑色のテント。
3人用とあるが、快適に過ごすには大人なら2人までかな。
27年前の今日、このテントの中に寝ていた。

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去年9月 @能勢自然の森ファミリーキャンプ場
1995年1月16-17日 六甲山中、市ヶ原の野営場。
登山仲間のミネーロと耐寒訓練と称して酒飲み縦走キャンプ。
確か前日は西区にあったミネーロ宅に泊まり、しこたま飲み、遅く起きて、菊水山から登った。
 
夕方、極寒の中、焚き火もせずにモツ鍋を食い、焼酎のお湯割りを飲んだ。
しまいには焼酎を直燗して飲んだが、身体はすぐに冷えた。
寝袋に入って寝るしかなかった。
 
真っ暗の中、山が動いた。
地鳴りが起こり、数十頭の馬の群れがテントの周りを走り抜けていくような爆音がした。
やがて激しいタテ揺れ、寝袋の僕らは中華鍋で炒められる具材みたいだった。
揺れがおさまっても外は真っ暗で、生きてる心地がしなかった。
やがて夜が明け、ムーンライトの周りには人の頭ほどある岩がゴロゴロしていた。
 
それが27年前、このテントの中での出来事。
もしかしてムーンライトはその日がデビューだったかも…。
 
27年前のその日、テント泊した写真が一枚もない。
当時、その程度のイベントではわざわざカメラを持ってなかったのだ。
デジタルカメラも普及していなかった。
今では誰もがスマホを持って毎日のように撮っている。
それが27年という長さで、隔世の感がある。