きょうから一泊旅行で静岡の三島へ行く。
目的は、
1.渡辺省亭展(佐野美術館)を観る。(ヒロの希望)
これが堂々のメインディッシュ、うな重のような一品ものみたいなもの。
2. 富士山の御殿場登山口から登山道を少し歩き、山の空気を感じる。
これはお天気が良ければの条件付きの副菜です。
天気予報はきょう金曜日が曇り時々晴れ、あす土曜日は終日雨ときどき曇り。
副菜には期待せず、毎日がっつり家事してくれる嫁さんへのプレゼントとしての小旅行。
今日の旅程は、JR西宮から新大阪乗り換えで、主に静岡県内に停まる「ひかり」に乗る。
京都、名古屋、浜松、静岡に停車して三島まで2時間10分ほどで到着。
途中、愛知県、静岡西部はかなりの雨、静岡以東は曇り。富士は裾野だけ見えてました。
三島駅は生涯で二度目の下車。
前回はじいじいとばあばあと4人で冬富士を観るという趣向で来た。
調べたら2004年の2月だった。
三島からレンタカーで富士山を時計回り。白糸の滝、本栖湖、西湖、河口湖畔で泊まり、
富岳風穴、山中湖、箱根の芦ノ湖から小田原経由で三島へ戻ったと記憶する。
三島の街はほとんど記憶にない。
到着は昼前、日が射しているのにパラパラと雨が降る。
宿に荷物を預けて昼ごはんにする。
近くの古ぼけた居酒屋「直よし」へ入る。
営業Mより三島は鰻が名物と聞いていた。
この「直よし」のランチにもうな重が2900円であったが時間がかかるので昼はパス。
折しも静岡県にも今日から緊急事態宣言が出たので酒類提供自粛。
信州八割蕎麦といなにわうどんをシェアする。
食べ終えて、雨もやみ、佐野美術館まで20分弱ほどの距離を歩く。
初めての街を歩くのはブラタモリみたいでそれなりに面白い。
楽しめるのはこれも年の功かなと思う。
街の中心部に広そうな公園がある。
楽寿園とあり、公園や動物園もありみたいだが、緊急事態宣言で閉鎖されていた。
静岡は去年以来2度目の緊急事態宣言なのでビビッドに反応しているのだろう。
東京も近いし。
兵庫県も今日から出たけど、もう4回目(だっけ?)なのでどうってことない。
その前からマンボーとやらでとっくに禁酒令が出てて、もう一ヶ月以上になる。
そもそも三島って城下町なの?門前町なの?
調べたら源氏を祭った三島大社の門前町として発達し、
江戸期は東海道の宿場町、伊豆国の行政府が置かれ代官が治める街だったことがわかる。
ということは旧国で言えば駿河国ではなく伊豆国(豆州)に属するのか。
西隣の沼津は駿河国なので国境の街なのだ。
富士山の伏流水が豊かに湧く豊かな土地のようだ。
大河はないが、水路があり、池があり、きれいな水の中に梅花藻が咲くせせらぎの街。
三島に水の都のイメージはなかった。
そういえば岐阜の大垣も水都と呼ばれている。
二度目の三島訪問で浮かぶワードは…富士山、東レ、伏流水、せせらぎ、うな重、
伊豆の国の玄関口、代官、梅花藻、佐野美術館、渡辺省亭…他。
行ってみないとわからないものです。
*以下、写真のキャプション、美術展の感想など追記予定です。
三島駅に着くとパラパラと降ってきた。
ホテルに荷物を預けて昼ごはんのお食事処を物色。
うなぎを食べさせる店が何軒かある。
静岡にも緊急事態宣言がこの日に発出されたので何だかピリピリしてる空気が感じられる。
ホテル近くの古い和食屋でランチをやっていた。
鰻は夜にして、ここで麺類でも。
ヒロがNHK「日曜美術館」の特集で見て 行かねば! と思った。
渡辺省亭は わたなべせいてい と読みます。
幕末に生まれ、大正まで活躍した国内では忘れられた画家。
渡辺省亭は江戸期から明治期の画家。
日本より海外で有名な天才絵師で、ドガやマネらと交流があった。
泊まったホテル昭明館はちょっと失敗。
和洋室で畳になんとダブルベッドの部屋だった。
しかも、座卓もサブトンもない。
スツールが一つしか無い。
ミニテーブルもない。
フロントに椅子をもう1脚貸してというと「ありません」と調べもせずに言う。
あるだろ、普通。
結局、持って来たが対応にムカつく。
二度と泊まらない。
というか、三島に泊まることがあっても…。