ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2021/08/16 Mon. ガルウェイ発ダブリン行

amazonオリジナルドラマ「モダン・ラブ」シーズン2の第3話を観た。

主人公の女性が可愛い。

舞台がアイルランドのダブリン。

個人的にアイルランド鉄道とダブリンの街角の既視感が半端ない。

他人の恋なのに、思い出に刺さりまくりの35分でした。

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駅で再会を約束して交わすエルボータッチ、しかしその間に…街はロックアウト!

 

「(ダブリンの)見知らぬ乗客」“Strangers on a Train”
私たちは列車の中で出会い、心ときめく時間を過ごし、恋に堕ちた。そして、駅に着くと携帯電話の番号も交換せずに2週間後の再会を約束。運命が2人を結びつけると信じて。果たして、ヨーロッパをパンデミックが襲う。再会はかなうのだろうか。

「ボヘミアン・ラプソディ」のルーシー・ボイントンと「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントンが、偶然乗り合わせた電車を舞台に繰り広げるラブストーリー。

“Strangers on a Train,” from a Tiny Love Story by Cecilia Pesao, starring Lucy Boynton and Kit Harington, in which two young people meet on a train from Galway to Dublin at the start of the pandemic.

 

ストーリーや設定はシンプル、主人公の二人、とりまく家族も個性的で楽しい。

ダブリン在住でマリファナで飛んでるキレキレの母 や めちゃ俗っぽい兄。

アイルランドっぽくていいな。

これってどこまでが実話なんでしょうね。

個人的に刺さったポイントがあり過ぎて頭が混乱してしまう。

まず冒頭、西端のゴールウェイから首都ダブリンへ向かう列車。

1989年7月、僕はなぜかこのルートを二往復半した。

あのころ、アイルランドを彷徨っていた。
毎日生のギネスを2パイント以上飲んでいた。

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僕が旅したのは1989年、32年前だ。当時、豊かでなかったアイルランドは変わった。

日記にこの列車の座席のスケッチも残っていた。

実はこのゴールウェイとダブリンの車内でめちゃ危機一髪の出来事があったのだが、

それはラブストーリーとは関係ない殺伐とした出来事だったので割愛します。

(いつか書きたいなとは思うが、その前に死んでしまうかもしれない)

車内で可愛いボイントンの心の声が笑える。

このとき冴えないずんぐりむっくりの僕(今より10キロ増)が来たら彼女は心で叫んだだろう。

「お願い!通り過ぎて」と。

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当時の日記にこの列車のシートのスケッチがある。

ダブリンの多分ユーストンの駅に着く。

悲しいけどこの駅の記憶がない。

ダブリンを流れるリフィー川、見覚えのある橋や川沿いの道。

僕はここを自転車(日本製のサイクリング車)で走って、ギネス社の工場見学へ行った。

ギネスの試飲でしこたま飲んで酔っ払いになって同じ道を自転車で走った。

ドラマには二人が自転車で走るシーンがあった!

男が走るのはおそらく聖パトリック大聖堂か、クライストチャーチ教会あたりの石畳の道。

二人ともヘルメットを被っているのがアイルランドだ。

 

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絵になるダブリン 当時はあてもなく彷徨った街だった。

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ルーシー・ボイントンは「ボヘミアン…」の時に見初めた。

携帯電話の番号も交換せず2週間後にあの場所で会おう。

そんなロマンチックな約束、そのことに酔ってしまった二人思わぬ障害が!

新型コロナウイルスだ。

ダブリン市街はロックダウン。

2.5キロ以遠の移動は禁止される。

駅までは6キロ…。

互いに自転車を飛ばして駅へ向かうが…。

 

実は…僕とヒロも最初に出会ったのは北海道の礼文島だった。

そのときは電話番号の交換もせずに…3年後に北海道の別の場所で再会する。

 

あ、モダン・ラブの話でした。

二人は約束の時間、約束の駅で会うことはなかった。

でも、彼女を強く思う彼が記憶を呼び覚ます。

これは…最終章へお預け案件だな。