自宅から自宅まで、ドアからドア、7時間の小旅行でした。
行き先は京都。往復の交通費は二人で1640円、ランチは2020円、拝観料は2000円。
ヒロが一度も行ったことがないいう清水寺と空也像を観たいと六波羅蜜寺に二箇所。
このテレビCMを一度も観たことはないが、僕らには「思い立ったら京都」がある。
そんなキャンペーンは現実にはないけど、関西在住の利点だと思う。
西宮に住んでいても「あした京都行こか」で日帰り旅行が出来る。
贅沢して一泊しても飛行機代も新幹線代もかからない。
四条大橋を東へ渡ると…人がグンと少なくなった。
ガランとした花見小路、気持ちいいくらいの空きスペースが広がっていた。
八坂神社も同じく風通し、見晴らしよし。
かつて観光客で埋まった東山方面 八坂の五重塔、高台寺、二寧坂。
三年坂も映画のロケが人払いなしでそのまま出来そうだ。
そして、清水寺。
永く工事中だった清水の舞台を拝観す。
一人舞台ならぬ二人舞台が実現。(舞台の板張りに僕ら二人だけ)
ここ数十年ないことでは?
でも、大丈夫か京都?
大丈夫か日本経済?
*以下、もうちょっと行動録を追記予定です。
11時に自宅出発、チケットショップで阪急の株主優待券を買うべく自転車でヒロに先行する。
JR西ノ宮駅前の自販機へ行くと……あれ?
ザックの中に財布がない!
きのうクリニックへ行き、トートバッグに入れたままだった。
ヒロを待つ。
勇んで出たらこのザマです。
株主チケット410円を二人往復分4枚購入す。
ガーデンズの駐輪場まで行き、西宮北口駅から十三、十三で準急に乗り換え、
さらに高槻で特急に乗り換えるというヒロが以前から京都行きで使う乗り換え方。
これだとずっと坐っていける、いけなくても十三から高槻は坐れる。
阪急河原町駅からほど近い木屋町の「カルド」へ行く。
先に二人組と一人客がいた。
茹でたてのスパゲッティは世の中でもかなり上位の美味しいものだと思う。
コロナ禍以前の花見小路は… https://f.hatena.ne.jp/shioshiohida/20210611205931
一見ゴーストタウン これが祇園 花見小路?
二寧坂(二年坂)は… https://f.hatena.ne.jp/shioshiohida/20210611205901
産寧坂(三年坂)も… https://f.hatena.ne.jp/shioshiohida/20210611205846
清水寺の門前は… https://f.hatena.ne.jp/shioshiohida/20210611210755
清水寺から坂を下りて真西へ歩く。
東山通りを渡ると、そこは六波羅と呼ばれるエリア。
鎌倉幕府が京都の出先機関として六波羅探題を置いた。
セルジオにラインすると山のようにガイダンスが返ってきた。
この界隈は「六」に縁がある地域で、六道はこの世とあの世の境目。東山の山麓でもある。このあたりの町家の装飾は、六角形の亀甲など、六角のものが使われているんだ。
ヒロが前に空也を主人公にした小説を読んで、ぜひとも見たかった空也のお姿。
重要文化財で、秘仏ではないので宝物館で直に見ることが出来ました。
この寺には国宝の十一面観音があるが、これは何年に一度だけ公開されるらしい。
空也の時代、京都に疫病が流行り、数多の屍体が鴨川に捨て置かれた。
空也は疫病退散の行脚をした。
まさにコロナ禍の時代に疫病退散をお願いしたい。
今日は夏日、かなり暑い。
途中のうどん屋で買ったおはぎを鴨川べりの日陰で食べる。
冷たいペットボトルの生茶が美味しい。
ふたたび阪急河原町。
午後4時前、この時間帯なら坐って行ける。
高校生が多い。
十三乗り換えで次第に混んでくる。
5時過ぎに西宮北口着。
滞在5時間の日帰り京都小旅行でした。
ガーデンズの食料品売り場で備長マグロを買う。