朝イチで出社、ナレーション録りに立ち合い、10時半からPCR検査を受ける。
担当の係員が指定場所で何かプラスチックのケースを手に待っている。
検査するのは明日から横浜へ出張する僕とカメラマンと音声マンの3人だけらしい。
カメラマンと音声マンは何度もやっているので手慣れたもの。
最年長の僕だけがキンチョーしている図。
局の担当者が合流して唾液を採取するキットを渡される。
ペンシル状のケースにそこそこの量の唾液を入れる。
こちとら高齢者だからそんなに唾液は出てこないので何度かに分けて取る。
採取1時間前は歯を磨いたりうがいをしたり飲み物を飲んだり出来ない。
唾液の中に朝食のパンかすが入ってしまった!(恥)
うーん、新型コロナウイルスは無くても雑菌、歯周病菌は大量に見つかるだろうな。
検査を受けた人間はそそくさと帰宅する。
駅前ビルの地下にある定食屋で独食黙食のランチをする。
驚いたことに堂チカのほとんどの店のシャッターが降りていた。
え? 飲み屋街でもないのに…?
大阪駅周りの百貨店、ルクア、ルクアイーレ、グランフロントは休業中。
ヨドバシ梅田は営業していた。
家電量販店は休業要請の対象に入ってないのだろう。
行ってみたら閑散としていた。
どこかに記者が吉村知事の会見で「ヨドバシはいいのでしょうか?」と
風紀委員、あるいは自粛警察みたいなクダラナイ質問をした。
そのせいで明日から休業するみたいだ。
つくづく嫌な国だと思う。
とっとと帰ろう。
最低限の在宅作業を済ませて昼寝する。
PCR検査の結果が出るのは夕方5時くらいらしい。
第一報はLINEで入る。(正式な結果報告はその後ファックスで会社に届くらしい)
ひどく眠気がするのでデスク下で寝て待つ。
2時間近く眠ってしまった。
5時過ぎ、iPhoneをチェックすると……届いていた。
「陰性です。大丈夫でした」とデスクから。
歯周病菌とコロナウイルスはやっぱり別ものなのだ。(笑)
6時過ぎ、外はまだ明るい。
急に元気になった。
海辺の定番コースを走る。
ジョギング終わりで風呂に入り夕食。
鶏トマト春雨と残りのスープでチーズリゾット。
外電はこう報じているという記事を読む。
【パリ共同】13日付のフランス紙リベラシオンは、1面トップに「東京オリンピックは(ノックアウト)か」との見出しを掲げ、日本国内で中止を求める世論が高まっていることを伝えた。社説では、日本政府のウイルス対策を「緩い」と批判した。 東京駐在記者の記事は、東京都立川市の病院が「五輪やめて」とのメッセージを窓に張りだしたことなどを紹介。「日本政府は、ウイルス検査の拡大も、ワクチンに飛びつくことも、病院の体制強化も、必要な財政支援も、1年以上どれもせずにウイルス流行を放置した」と主張し、世論が反対する背景を報じた。
こういうの日本の新聞の社説が書くべきだよな。
コロナが終わったときにちゃんと総括できるのか?
絶望的な気持ちになる。
そして、こんな記事も…。
五輪での行動管理に「監視員」 コロナ対策徹底へ、丸川五輪相(共同通信)
東京五輪・パラリンピックの新型コロナウイルス対策として選手や大会関係者に求められる行動管理や感染予防策の実効性を高めるため、監視員を置くことを明らかにした。「息苦しい思いをすることになるかもしれないが、お互いのコンディションを守ることにつながる」と説明した。
史上最低なオリンピックになりそうだ。
以前にもモスクワ五輪とロス五輪は不完全な大会として開催された。
どちらも二大大国が絡んでいた。
日本も、IOCも開催以外は何も考えていないようだ。
アメリカ頼み、それを一瞬考えた。