午前中はナレーション録り立ち合い。
快晴、初夏の陽気、午後からは早退して住吉大社を目指す。
住吉大社は冥土旅のリストに入れておいた大阪南部の神社で、名前は関西に来る前から
知っていたが、関西に住んで40年近くなるが訪れたことがない。
冥土旅と称して石切剱神社、枚岡神社、石清水八幡宮、伏見稲荷大社。
最近は神社ばかり行く。
ま、それくらいトシヨリだということか。
環状線で天王寺へ。天王寺から阪堺電車(路面電車)に乗る。
乗換案内で調べて思い出した。大阪にもチンチン電車が走っているのだ。
以前、恵美須町から日本酒の会で阪堺電車に乗って吞むという企画に参加した。
そうだった。
調べたら2008年6月だった。
13年前か…。
あれは堺の浜寺を往復したのだった。
今日はあの時の路線とは違い上町線、阿倍野、松虫、北畠、姫松と南下する。
*以下、追記予定
松虫から北畠、北畠と聞くと僕ら世代は三菱銀行北畠支店の強盗事件を思い出す。
射殺された犯人の名前も憶えている。それほど衝撃的な事件だった。
僕らは大学生だったと記憶するから1970年代後半だ。
住吉さんの境内で日本酒を吞んでほろ酔い。
こんな巨樹の街路を見ると学生時代に旅したバルセロナを思い出す。
映像として刻まれたイメージ 極めて個人的な記憶の3月のバルセロナ。
木陰に坐ってビールかワインが飲みたくなった。
駅に置いてた観光パンフ「新今宮ワンダーランド」を見て歩いてみようと思った。
萩ノ茶屋が「労働 福祉の聖地」、太子のドヤが「宿泊の聖地」と紹介されていた。
「労働者のおじさんと旅行者が混ざり合う宿や飲食店。地元の人と交流してごちゃ混ぜの魅力を体感しよう」とある。
テレビで阪神戦の中継が流れる。
リクエストがあってビデオ判定しているところに客がぽつり。
「昔は巨人には露骨にえこひいきするアンパイアおったなあ」
昔のエコ贔屓も今にして思えば盛り上がって味わい深いな。
まもなく3度目の緊急事態宣言が出そうな気配。
どこへ行ってもやっぱ、独酌は少ないかな。
喋ってる人が多い。
独酌は高尚な趣味だと思う。
7時半、大阪王将でちいさめの天津飯を食べてしまう。