きょうは朝から晩まで終日お仕事の日でした。
朝から仮編集、テロップ原稿上げて、夕方からポスプロ編集。
もちろん疲れた。
でも、ああ、仕事したぁと思えたのは嬉しい。
昨日は奥琵琶湖の緑の風に吹かれ、きょうはしっかり仕事した。
好事魔多しという言葉が小声で聞こえる。
9時半過ぎに帰宅。
少し残務があり、ウイスキーを飲みながらやろうと決めて1時間で済ませる。
まったく関係ない話だけど、晩秋から春まで気がつけばずっと同じ服を着ている。
衣類に関しては超保守的で上下3着あれば十分なのでは?
春夏秋冬の衣類一式がスーツケースに入るのでは?
ミニマリストどころじゃないかもしれない。
社会学者で小説家でエッセイストの岸政彦の書くものを読むのは楽しい。
肌に合うのだと思う。
人気作家でも文体や指向が違うとダメな人もいる。
岸政彦は大阪に関する文章が多いので大阪出身かなと思っていたら愛知出身だった。
関西大に進学してから住み着いたのだ。
京都大学の大学院に何度か落ちて生活は苦しかったそう。
いまは同じ社会学者の同居人と暮らしている。
今はどうか知らないけどかつてはおはぎと言う猫を溺愛していた。
「ねこも杓子も」というNHKの番組でその暮らしぶりを見た。
社会学者で、小説家で、エッセイストで、ジャズベース奏者で。
うらやましいくらいの理想の暮らしぶり。
番組を観てこんなことを書いたのを思いだした。
番組の中で岸が言う。
「もしねこの寿命が50年だとしたら、きっと人間は飼えないでしょうね」
そうか、犬や猫は短命、といっても情が移る絶妙の寿命だから愛おしいのだ。
「図書室」の冒頭に飼っているイヌやネコがしあわせそうなら人間も幸せになると書いてあって。
なるほどなと思ったのに日記にそのことを書いてないことを思い出した。
いっしょに暮らしてる人が幸せなら嬉しい。
申し訳ないけど僕がヒロに抱く感情に似ている。 2020/7/13
今の岸政彦の暮らしは理想だが、自分には無理だなと思った。
大学の勉強はぜんぜん出来なかったし、マジメに授業も出なかった。
仕事だって大組織の中では身を削るばかりで病んでいっただろうと思う。
気楽に生きてここまでやってこられた。
ラッキーだと思う。
マジで。
受け入れよ。
いまトイレ本として読んでいるのが柴崎友香と共著の「大阪」
「城塞」上中下を読み終えたら「リリアン」を読もう。