ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2021/01/24 Sun. リスタート3days DAY3

起きたら雨、しとしと降って冬梅雨。

天気予報通り見事に雨のウイークエンドでした。

今年か去年か小川洋子さんがやっているラジオ「パナソニックメロディアスライブラリー」で

オー・ヘンリーの「最後の一葉」について語っていた。

1907年に発表され、日本では学校の教科書にも掲載されるなど多くの人に親しまれている作品。しかし久しぶりにあらためて読んでみると、登場人物やストーリーそして結末まで、自分の記憶とは違っていると感じる人も多いのではないでしょうか?名短編というのは、読んだ人の心の奥深くに残り、その人それぞれが時間をかけて自分の物語として育てていくものなのかもしれません。

「最後のひと葉」が発表されてから113年がたっていますが、あらためて読んでも古くなく、現代に通じる部分も多い短編小説です。物語の舞台は、芸術家が集まるニューヨークのグリニッジビレッジ。そこで暮らす絵描きの卵スーとジョンジー。小説の中ではっきりとは書かれていませんが、彼女たちは同性のカップルなのではないでしょうか?オー・ヘンリーは、20世紀はじめのニューヨークを生き生きと表現した作家。そこには現代とも重なる世界が描き出されています。病が広がり、多くの人を苦しめている状況。そこで生きる力を与えてくれるのは、何なのか?100年前も100年後の今も、変わらず力を与えてくれるのは、「愛」だということを教えてくれます。

オー・ヘンリー『最後のひと葉』 - Panasonic Melodious Library  TOKYO FM

 20世紀初頭に書かれた短編小説、死の病に冒された若い女性が部屋から見える木の葉が

散っていくのを絶望的な気持ちで見ている。あの最後の一葉が散ったら私も…と。

そういう小説であろうことは知っていた。

読んだかどうか? 

たぶん読んでるとは思うが…どんな結末だったのか記憶にない。

ラジオで聞くところによると病床の彼女の病は小説の描写によるとインフルエンザのようだ。

時代的にはスペイン風邪だろうか?

あるいは当時、猛威をふるった別のインフルエンザウイルスだろうか。

グリニッジビレッジは貧しい芸術家たちで密で栄養状態も悪かったのだろう。

「最後のひと葉」 わずか20ページ 

きのう、ボーマンにしくしく苦しみながら読んでみた。

ラジオでも朗読されていた流行病の描写がある。

いまは十一月。ちょうど「肺炎」という名前の冷酷な目に見えないよそ者が、このグリニッジビレッジをぐらつきながら、氷のように冷たい指で、住民をなでていた。ワイントンスクエアの東側では大胆に歩き回って、十人単位で人をなぎ倒していったのだが、西側のコケむした迷路のようなこの街にやってくると、足どりも遅くなった。  (「最後のひと葉」)

まさにインフルエンザウイルスだ。

同性のカップル(!)のカリフォルニア出身のジョンジーにウイルスが襲いかかる。

往診の医者にも見放されるほどの重症。

同居人スーに医者は絶望するジョンジーに生きる支えるなるようなことはないのかと尋ねる。

「考えていることはないのか…たとえば恋人とか?」

「恋人ですか?」スーがあいまいな口調で答えた。

「恋人なんて、そんなばかばかし……あ、いえ、いません。」

(「最後のひと葉」)

20世紀初め、LGBTなんて市民権などなくて、犯罪でさえあった時代。

もし僕らが十代で読んでたとしても何を指しているか理解出来なかっただろう。

階下に住む偏屈な老人ベアマンさんが登場する。

ベアマンさんはジョンジーを助けるために蔦の葉の絵を描く。

そうか、壁に絡まっているから絵が描けたのか、と合点がいった。

いろいろと発見の多い短編だった。

新聞くらいしかメディアはなく、流行病の情報はいわゆる口コミが主力だったであろう時代。

情報があればベアマンさんはジョンジーに近づくこともしなかったかもしれない。

今は洪水のように玉石混交のあらゆる情報が垂れ流される。

ノイローゼになって二次災害が起こってしまう。

 

8:30 起床/朝風呂/コーヒーをハンドドリップで淹れる。

10:00 予定を大幅に遅れて前日の日記をアップする

11:30 登山&キャンプ用品再整理 

   テント、シート、シュラフ、ザック、キャンプ用備品を一部屋にまとめたい。

   スペースがないけど、衣類を3分の1くらいに減らしたら可能かとか考えた。

12:00 昼食 ご飯・味噌汁・銀ダラ西京漬け・百合根の卵とじ・ほうれん草とウインナー炒め

13:30 デイキャンプのパッキングをしてみる。

    ソロ用だったらこんなふうに。二人だったらこんなふうに、と。

    こういうシミュレーション作業は楽しい。

14:30 フェーズ1とした3月までのTODOリストアップ

     3月まで生きるなら何をする?

     結果より、実行している今に価値があることを念頭におく。

     4月以降も持続出来れば幸せなことだと思える日々にしたい。

16:30 平野レミのレシピでニラガーリック餅を食べる。

17:30 セルジオがピンチヒッターで出演したラジオ番組を聴く。

エレックレコードのフォークソングを流す。

🎵なんでもやります ぜいたくはいいません 頭を下げわびを入れ

すがる気持ちで 仕事をもらい こんどこそ真面目にやるんだ

受験浪人してた頃だろうか。

伊吹おろしが吹きすさぶ冬の名古屋をうすっぺらいジャンパーを着て歩いたのを思い出す。

泉谷しげる「春のからっ風」の歌詞が身に染みる。

 生田某のの「およげたいやきくん」も切なくていい。

元々は彼この人が番組で歌っていたらしい。

18:00  ジョギング

しつこい雨もようやく上がる。薄暗くなってしまったが夙川公園の周回を3周。

19:00  グンゼのプールへ行き水中ウォーキング

1月も終わろうとしているのにプールへ行くのは今年初めて。会費がもったいない。

20:00 夕食 アンテナショップで買ってきた青森ラーメンを食べる。

煮干し出汁のスープが旨いが、ちょっと塩っ辛いのは東北だからかな。

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青森ラーメン となりにはペットボトルカバーのよしとも君

21:30 スケジューリング(タスクの割り当て) 

22:30 ストレッチ〜ホワイトボードにに明日の予定を記す

グンゼで入ったので風呂はなし。

23:30 CDを一枚通して聴く。

 

 今日もジャズの名盤、ベースオントップのアルバム「ブルーシティ」

ベーシストの鈴木勲の2枚目のリーダーアルバム。

ベースのアカペラで始まる一曲目の「身も心も」、やがて菅野邦彦のピアノがカットインする。

いま聴いても鳥肌が立つ。

日本にこんなカッコいいジャズがあるのか、と最初に聴いたときの感動がよみがえる。

たしか金沢のカレー屋で聴いたのだ。

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1974年の録音 もちろんLPレコードで聴いたのが最初です。

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菅野邦彦も好きなピアニスト、21歳の若き天才ギタリスト渡辺香津美も参加している。

 

昨日聴いたヴァン・モリスンがラストワルツで歌った「キャラバン」が見たいと

You-Tubeで探していたら…あった。

https://www.youtube.com/watch?v=44wDwMQVqCc

まだ若いな、禿げてはいない。

そのままYou-Tubeを繋げてたらザ・バンドの「ウエイト」になる。

これも泣けてくるな。

リック・ダンコのヴォーカルのヘタ加減がいい。

そのままつながって出てきたのがこの動画。

 

www.youtube.com

ロビー・ロバートソンとリンゴ・スターの「The Weight」

世界中のミュージシャンが共演している。

コロナ時代の企画だと思っていたら、2019年のものだった。

27inchのiMacをフルスクリーンにして、ビーツのヘッドフォンで聴く。

映像も音も、歌も演奏も素晴らしくて涙が出そうになる。

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2019年、御年75歳のロビー・ロバートソン

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アメリカ各地、アジア、アフリカ、南米、日本からも。

 リスタート3days いろいろと思ったこと。

・飲まないと夜が有効に使える。飲む人飲まない日は最低限イーブンにしたい。

・あすの予定を前夜に決めておくことは大切だと思う。起きてからのグダグダ防止策。

・一日で大事にすべき時間は始まりと終わり。朝と夜。中間は多少グダってもいい。

・逆立ちは気持ちいいのでやりたいと思うが、高血圧の人は避けるべきとの情報あり。

 

 26:00 めちゃ遅れて就寝

これはあかん。24:30には就寝すべき。